点検ブログ

  • 【Y邸の紹介/オシャレ感の先取り♪】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    所要時間 9:40~11:48 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    【Y邸の紹介/オシャレ感の先取り♪】

    天井に配してあるのはアンティークビーム(擬木)という古びた木材に似せた部材です。本物の古木ではないのですが、シッカリと風情が感じられる一品ですし、オシャレな店舗にも数多く採用されています。木製サッシが薄っすらと見える窓、アイアン製のカーテンレール、そして腰壁仕様等々。10年経った今でも新築当時の美しさが今なお保たれていますし、それ以上かもしれません。

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     壁は塗り壁です。無垢材の室内ドアとの調和が見事にマッチしており、ガラス入りという仕様がオシャレ度をアップさせています。輸入の洗面化粧台もカランがステキですよね♪

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     定期的に欠かさず防水塗装されている無垢の玄関ドア。ドアの外側は内側に比べると少し色あせてはいますが、重厚感のある自然な感じを好まれるお客様にとっては是非とも新築のお家に取り入れたいアイテムのひとつですよね。

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     玄関の間取りや定期的なメンテナンス等によって、10年という長い歳月を経過した今でも雨水による表面や底部の腐蝕等から回避されて、美しい姿を今もこれからも保ち続けると思われます。

  • 【点検枡】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    [雨水枡]

    雨水枡の点検を実施。泥等の溜まりは少なく特に異常はありません。

    [建物右面/北西側]

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     [建物右面/南西側]    [建物左面/南東側]

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     [汚水枡]

    点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。

    [建物正面/北側/浴室・洗面化粧台等]

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     どのお客様も汚水枡に溜まっている白い油脂等を見られると驚かれます。「お掃除しなきゃイケナイ?」と衝動に不安に駆られて?点検スタッフと一緒になってお手入れされるお客様もいらっしゃいます。

    今回もお客様の目の前で近くにあるホースをお借りして枡内を洗浄しました。

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     このような洗浄を定期的に実施することが排水管の詰まり防止になります。パイプスルー等の薬剤は排水口から点検枡の手前ぐらいまで距離を洗浄しますが、詰まり現象は実際に蓋を開けて手でメンテナンスしないと「いつも薬剤で排水管が詰まらないようにしている」と言われても本来の詰まり防止には難しさがあると思われます。

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     その横にある汚水枡(キッチン)を確認すると、白い油脂等が詰まりそうなくらいに溜まっていました。

    [建物正面/北側/キッチン等]

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     水の勢いだけでは排水管の内壁にこびり付いた油脂等が流れにくかったので、棒で突いて剥がしながら洗浄しています。

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     数分程度の作業ですが、汚水枡の底部及び通気口の内部に溜まった油脂等はキレイに流されました。

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     お客様は「定期的に洗浄してください」と聞いても・頭で分かっていても、なかなか出来ないのが一般的。このように「キレイになった」という実感を点検スタッフと一緒に共有すると、不思議と次のお手入れに活かせると私たち点検スタッフは考えています。

  • 【屋根点検】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    屋根点検を実施。

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     長年の強風等の影響からか、瓦を固定しているスクリュー釘が少し浮いている状態でした。

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     ハンマーを屋根上まで持っていかなかったので、ドライバーの柄の部分で釘の増し打ちをしました。

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     谷の部分で瓦が1枚割れているのを発見。近くに小石が落ちていましたが、何らかの原因で割れたものと思われます。お客様に状態をお知らせして、シーリング剤で補修(応急処置)することをご提案。

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     コークガンを持って改めて屋根にのぼって、割れた箇所にシーリング剤を充填・補修しました。

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     これはシーリング剤がキャップの部分で固まったものです。硬そうに見えますが、実はぷにぷにして非常に弾力性があるんです。当然のことですが・・・「食べるな危険」です。

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  • 【塗り壁のジョイント部分のヒビ割れ】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q 過去の点検の際に「塗料の弾性が効いているからヒビ割れは発生しにくい」と聞いていたが・・・。

    A サイディングの表面に塗り壁調に塗装している施工(外壁は塗料に砂を混ぜて吹き付け、表面を手塗り感覚で平らにしている2層塗り)となっています。ヒビ割れ箇所は下地ボードのジョイント部分であり、下地材が湿度変化等によって伸縮することで表面に施工しているサイディングも追随して起こり得る現象(室内では壁クロスの変化に似ています)と思われます。ヒビ割れが発生しても内部には防水シートが施されているので、雨漏りの直接的な原因とまではいきません。

    [建物後面/南側]

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     [建物右面/西側]

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     Q 外装の塗り替えはいくらぐらいかかるのか?

    A 外装の塗り替え・上塗り等々、改装・改修の方法には何通りかあります。代表的な方法では表面の汚れを落として長持ちするように改めて塗装を施すことになると思われます。

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     新築から10年経ったのと今から10年経つのを比べると経年劣化(防水塗膜)が更に進んでくるので、将来的に早い段階で修繕を考えたほうが良いと思われます。既存の外壁に追加で上から塗装する「トップコート」を提案。既存面に接着剤となる処理をし、中塗りで厚めの塗装、上塗りで仕上げ塗装となります。なお、高所工事になると足場費用も入るので、防水塗膜やシーリング剤の打ち直し等は同時期に行なったほうが経済的になります。

  • 【玄関ドアの開閉・塗装】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    玄関ドアの開閉テストを実施。ドアが完全に閉まる寸前でラッチがカチッと入らず、最後まで閉まらない状態でした。そこで潤滑油(CRC)で摩擦が少なくなるように吹き付けしたのですが、他の事例では室内の空気圧によって閉まりにくくなることもあります。

    (間取りによって起こり得る現象ですが、室内ドアが開いていれば閉まりやすくなります)

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     そこで、ドアクローザーの調節が必要と判断。マイナスドライバーでドアクローザーにある調整ネジを数ミリ回してカチッと閉まるように補正しました。以前にお客様が「閉まる音がうるさかった」とのことでお客様自身でも調整されていたことがあったそうです。

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     Q 玄関ドアに塗っている塗料がもうすぐ無くなるので注文したい。ホームセンターでも購入できるのなら自分で買いに行くが・・・。

    A 塗料は後日ご提案することをお約束。この玄関ドアは無垢で築後10年以上経過しています。経年変化・劣化等で表面には汚れも目立ちますが、汚れ落としにはサンダー等を使って頂くよう助言。

    また、擦ってみる場合はやってから後悔しないように大事を取って「まずは僅かな場所から試験的に擦る」ようにすれば経過も分かって更に上手にできると思われます。

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  • 【カランの傾き】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q カランが少し前かがみになってしまった。

    A 現状を確認。下の収納から覗いてみましたが、支柱が傾いている様子でした。給水管なので下手に動かしすぎると水漏れの事例もあります。

    [キッチン]

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     今すぐには対処は必要ないとのことだったので、後日メーカーの専門業者に依頼することをお約束。

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  • 【トイレのタンク内で水が漏れている音がする】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q タンク内で水がポタポタと漏れている音が気になる。

    A まずはタンクを覆っている陶器製のカバーを取り外して内部の状態を確認。

    [1階トイレ]

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     水を貯めるゴム製のフロートや配管の周囲が経年変化等でヌルヌルになっている状態でした。これまでの点検現場でも同様の事例があり、原因は「市販されているタンクに置くだけタイプの薬剤・芳香剤」であることを紹介しながら、指で周囲を掃除、配管の位置を補正することで改善されました。

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     だからと言って、薬剤・芳香剤・洗浄剤等を使わないと日頃のお手入れが大変になります。「使わない」ではなく、「使いながら起こり得る現象を知って頂くこと」がメンテナンスとしての大きな目的でもあると考えています。

  • 【洗面台の排水】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q 洗面台の排水が遅く感じる。パイプフィニッシュ等の薬剤を使って掃除しているが・・・。

    A 現状を確認。まずはN字型の排水管内部の詰まり具合を確認しましたが、特に異常はありません。

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     次は実際に洗面ボールに水を貯めて流してみました。やっぱり排水の早さは遅く感じられました。

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     何回か洗面台の引き棒を引っ張って・引き戻ししてポップアップ排水金具(ドレンユニット)を操作しながら排水状態を再確認。アップ高が少し低いせいか排水量が少なくなっているようで、指先で摘まんで少し上に持ち上げると勢いよく排水されました。原因は引き棒との接続だと思われますので、後日、輸入部材の専門業者に相談することをお約束。

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