点検ブログ

  • 【草刈り/虫】2011年9月15日(木)お家の点検2年目(富山市M邸)

    定期点検の返信葉書には「虫がいる」とのことでした。お家の周囲は雑草が生えている状態。自分宅の周囲だけ除草しても近隣もして頂かないと・・・(汗)近所付き合いもあるので、お願いするのは難しいですよね(;^_^A アセアセ・・・
    一般的に雑草は一年を通じて多く茂る時期があり、除草してもすぐ生えてくる、イタチゴッコ状態です。
    [建物左面/西側]     [建物後面/南側]
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    また、外周にはモグラがいるそうです。泥が盛り上がっている様子が分かりますか?
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    プランターや鉢植えのイチゴ☆
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    奥様は和室の小窓から見える外の景色をチラリと見ながら、外構工事の話題になりました。雑草防止としては、あらかじめ防草用のビニールシートを敷いた上に砂利を乗せたり等々、除草剤の散布もありますが、近隣のご協力・関心が無いと、雑草が発生源になっている虫の進入は防げないと思われます。
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  • 【開き戸の隙間】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    Q 隙間が見える。
    A 現状を確認。「ドアの底部の隙間」は建築基準法による換気計画に基づいて施工されている隙間であることを説明し、まずはラッチ受けを微調整して、開閉時の少しのガタツキを改善。
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    次に「ドアとドア枠の間の隙間」は扉の使用頻度や使い勝手等で少し傾いている状態であると説明。
    対処方法は丁番の調整になります。順番は「両サイドのビスを緩めて、真ん中のビスで傾き(奥行き)調整」であり、調整が終わった後は必ず両サイドのビスを締めて頂くよう助言。
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    また、扉の戸先が床を擦る現象(このドアはガラスが入った仕様であり、重量がある)が発生することもあるので、「扉を閉めた状態で上下を調整できる」丁番のキャップを外して、その中に見えるネジを回す方法です。回す時は右手にドライバーを持ち、左手の指を扉の底部に挟んで、扉の微妙な上下移動を指先感覚で判断して頂くよう助言。
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  • 【結露】2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    お客様宅の暖房器具は石油ファンヒーターとエアコンです。結露についてお聞きすると、寝室での結露がひどいとのことでした。
    寝室の場合は、「就寝後、室内では次第にヒトの呼吸(水蒸気の発生)によって室内の水蒸気量が増加し、気温が一番低くなる朝方に露点になって、サッシ枠等に結露水が溜まる」という仕組みを紹介。
    夜間はプライバシーのためにカーテンを閉めますが、これが室内の空気の対流を妨げ、カーテンと窓との間の気温が低くなりやすく、結露の原因にもなっているそうです。
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    また、「灯油が1ℓ燃焼すると水分が1ℓ発生する」ことを説明すると、大変驚いておられました。
    「灯油を燃焼させながらエアコンで除湿すると室内が乾燥してバランスが取れるかも(笑)」とお客様。
    お家の健康(低湿/乾燥)とご家族の健康(適度な湿度)とのバランスが難しいですね。
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    結露跡(特にゴム枠部分)にはカビが発生することもありますので、タオルで拭き掃除して頂くようお願いしました。

  • 【虫の進入】2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    1年目点検の時に「虫の進入」について問合わせがありました。一般的にも照明器具のカバーに虫の死骸が溜まっている事例があります。
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    虫の進入には色々とあります。お家が密閉され過ぎると、お家に住まわれているご家族が窒息しちゃいますよね。換気計画(建築基準法で定められている換気システム)で室内を閉めっ放しにしても換気ができる仕組みはありますが、生活しているので窓を開けた換気が一番良いと思われます。
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    換気するために窓を開けた時、ヒトの衣服に付着、玄関の出入りの際、お風呂場の換気等々と窓を開ける機会が多く、知らず知らずのうちに虫が進入しています。
    また、お家の周辺環境も虫の発生の原因にもなります。お庭の除草もありますが、田んぼや畑、用水がある場合は虫が多くなってしまうことを改めて説明し、納得して頂きました。
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    草刈りは一年を通してよく茂る時期がありますよね。その時に周囲の手入れを考えても時間的に難しいので、新築の際に防草シートの提案があれば良かったと思われます。

  • 【開き戸の開閉】2011年8月24日(水)お家の点検5年目(富山市K邸)

    開ける時にドアノブの緩みを発見。ドライバーで根元のビスを増し締めしました。ここで、お客様には「ドアノブのグラグラ感があった時は早めにドライバーで対処(そのままの状態で使っていると、壊れる原因→ドアノブの取替え?)」して頂くようお願いしました。
    [居室等]
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    リビングドアの開く軌道の延長線上にある壁クロス(ドアノブのある高さ)に凹み跡がありました。床のストッパーは正常に機能しており、思い切って開けた時に凹んだものと思われます。
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    また、開閉の際にラッチのかみ合わせに違和感があったので、ドライバーでラッチ受けの位置を微調整して現状を改善。ラッチ受け金物のビスを緩めると、固定されていたラッチ受けが少し動きます。
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    扉が少し下がっているようだったので、丁番を回して正常な位置へと改善。使用頻度等によって、少しずつ下がってきたものと思われます。
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  • 【結露】2011年7月23日(土)お家の点検5年目(富山市O邸)

    Q 冬の間、玄関ドアがビチャビチャになっていた。
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    A 冬の暖房器具をお聞きすると、リビングでは石油ファンヒーターを使っておられたご様子。灯油が1ℓ燃焼すると水分が1ℓ発生する事を説明。
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    玄関ドアに結露が発生するのは、リビングドアの開閉で石油ファンヒーターによる湿った暖かい空気が玄関ホールに移動し、玄関内で冷やされて露点になり、結露していたものと思われます。お客様も仕組みを納得されました。
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    お客様は調理器具をガスからIHに取り替えられていたそうで、調理時(ガスの燃焼)の水蒸気の発生はほとんど抑えられますが、お家には展示場と違って、住まうご家族がいて生活されていますので、生活スタイルによる水蒸気の発生は避けられないと思われます。
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  • 【お家のアフターメンテナンスとして、お客様と第一歩】2011年7月23日(土)お家の点検5年目(富山市O邸)

    今回は5年目点検。
    外回り点検では・・・
    点検枡(雨水枡、汚水枡)や外壁の塗面、コーキングの弾性、屋根等々。
    自然環境や立地条件等の影響による経年変化(劣化等)について検査しています。
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    室内の点検では・・・
    玄関ドアや室内ドア(開き戸、引き戸、吊り戸)の開閉でドライバーを使った調整、コークボンドによるクロスの隙間等を目立たないようにすること、お客様からの質疑応答等々、ご家族が生活されることによる建具等の経年変化(消耗・摩耗等)について検査・対応しています。
    点検スタッフにはちょっと大変かもしれませんが、小屋裏(天井裏ですが、夏場はサウナ状態・汗)や床下(移動が苦しい・汗)の状態も検査します。
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    こうしてひと通りの点検作業が終わり、点検表には結果や過程等を記入しています。次回の10年目点検では1年目、2年目、5年目の流れがひと目で分かると思います。
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    新居に住まわれる際に、弊社担当スタッフからの「経年変化等によって、起こり得る現象や事例等」のひと通りの説明はありますが、お家が新しい時はその後の状態なんてなかなか想像できません。一般的にはアフターメンテナンスよりも新生活に考え方が傾くのは仕方がないと思います。

    これは「住まいの管理手帳」です。記事の説明をしながらお渡ししている様子。
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    これをひと通り読むと、お家に関する仕組みや現象・事例等のほとんど分かるかと思います。
    「普段何気なく使っている建具って、実はこういう仕組みなんだ!」や「そっか、だからこうなるんだ!」、「だったら、こうすれば良いんだよね!」等々、この発見・気づきが第一歩になりますよね☆

    そしたら、第二歩って・・・?
    それは、コークボンドや潤滑油(CRC)、ドライバー等をホームセンターで買う行動になります♪
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    この続きは・・・本ブログの他の記事にて☆☆☆

  • 【点検枡】2011年5月21日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町J邸)

    点検を実施。
    [雨水枡]
    雨樋や外部水栓からの排水が一時的に雨水枡に溜まって、排水溝に流れていくのですが、周辺環境(落葉樹や田畑等)によっては、泥や枯葉が溜まります(雨水枡に流されてくる?)
    お客様は定期的に雨水枡の底に溜まった泥等を取り除いておられるご様子。特に異常はありませんでした。
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    [汚水枡]
    こちらはキッチンやお風呂、洗面台、洗濯機、トイレ等からの排水が通る汚水枡。蓋をマイナスドライバーで外してみると、油脂等が溜まっている場合もあります。その時はホースの水流で洗浄することで改善されます。
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    でも、溜まりすぎて詰まってしまうと、専門業者へ依頼(有償)となってしまいますので、定期的なお手入れ(無償・・・ただし、水道料はかかりますが・・・汗)は欠かせませんね☆

  • 【カランがグラグラ】2011年5月21日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町J邸)

    Q 洗面化粧台のカランがグラグラする。
    A 現状を確認。
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    洗面化粧台の扉を開けて、カランの支柱を回しながら、配管のどれが一緒に動いているのか?手探りで探し当てて、その部分をキュッと締めてみると、しっかりとカランが固定されました。
    仕組みを知っていると、意外に簡単かも?(汗)
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    現状が改善されました。これは使用頻度等で固定されていたものが緩んできたものと思われます。
    これは「増し締め」という作業になります。

  • 【お家のアフターメンテナンスをお客様と一緒に・・・】2011年5月21日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町J邸)

    お家のアフターメンテナンスって何?と、とある点検現場でお客様からの質問がありました。
    カタカナで横文字だと、「何か特別な事をしなくちゃイケナイ?」と難しく考えてしまい、「何か専門的な知識がいるのでは?」と手がすくんでしまいがち・・・(汗)
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    でも、お客様ご自身でメンテナンスをされておられる方が多いのも事実です。
    今回のお客様はご自身で高圧洗浄機を使って外壁のお掃除をしたり、点検枡内のお手入れをしたり・・・。
    一般的なお掃除やお手入れでは「掃き掃除(掃除機やホウキ)や拭き掃除、排水口に薬剤を使って詰まり防止、お風呂のカビ防止、結露したガラスの拭き掃除等々」が色々とありますよね。
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    例えば、点検スタッフ(本ブログでも紹介)のメンテナンス作業を見て覚えられるのは・・・
    ・雨水枡に溜まった泥等を取り出すこと。
    ・汚水枡に溜まった油脂等をホースの水流で洗浄すること。
    ・24時間換気システムのフィルターを掃除すること(換気計画の違いによって不要な場合もあります)
    ・壁や天井クロスの隙間等にコークボンドを充填し、目立たないようにすること。
    ・引き戸の調整ツマミを回したり、レールのビスをドライバーで増し締め調整すること。
    ・開き戸の丁番から異音がするときは市販されているCRC(潤滑油)を吹き付けて滑らかにすること。
    ・ドアノブのつけ根にあるビスを増し締めしてグラグラしないようにすること。
    ・玄関ドアのクローザーにあるビスを少し回して開閉パターンを調整すること。
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    まだまだ色々とありますが、詳しくは点検現場にいるスタッフに聞いてみたり、本ブログを参考にしてみてくださいね☆