点検ブログ

  • 【虫の進入】2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    1年目点検の時に「虫の進入」について問合わせがありました。一般的にも照明器具のカバーに虫の死骸が溜まっている事例があります。
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    虫の進入には色々とあります。お家が密閉され過ぎると、お家に住まわれているご家族が窒息しちゃいますよね。換気計画(建築基準法で定められている換気システム)で室内を閉めっ放しにしても換気ができる仕組みはありますが、生活しているので窓を開けた換気が一番良いと思われます。
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    換気するために窓を開けた時、ヒトの衣服に付着、玄関の出入りの際、お風呂場の換気等々と窓を開ける機会が多く、知らず知らずのうちに虫が進入しています。
    また、お家の周辺環境も虫の発生の原因にもなります。お庭の除草もありますが、田んぼや畑、用水がある場合は虫が多くなってしまうことを改めて説明し、納得して頂きました。
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    草刈りは一年を通してよく茂る時期がありますよね。その時に周囲の手入れを考えても時間的に難しいので、新築の際に防草シートの提案があれば良かったと思われます。

  • 【結露】2011年7月23日(土)お家の点検5年目(富山市O邸)

    Q 冬の間、玄関ドアがビチャビチャになっていた。
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    A 冬の暖房器具をお聞きすると、リビングでは石油ファンヒーターを使っておられたご様子。灯油が1ℓ燃焼すると水分が1ℓ発生する事を説明。
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    玄関ドアに結露が発生するのは、リビングドアの開閉で石油ファンヒーターによる湿った暖かい空気が玄関ホールに移動し、玄関内で冷やされて露点になり、結露していたものと思われます。お客様も仕組みを納得されました。
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    お客様は調理器具をガスからIHに取り替えられていたそうで、調理時(ガスの燃焼)の水蒸気の発生はほとんど抑えられますが、お家には展示場と違って、住まうご家族がいて生活されていますので、生活スタイルによる水蒸気の発生は避けられないと思われます。
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  • 【お家のアフターメンテナンスとして、お客様と第一歩】2011年7月23日(土)お家の点検5年目(富山市O邸)

    今回は5年目点検。
    外回り点検では・・・
    点検枡(雨水枡、汚水枡)や外壁の塗面、コーキングの弾性、屋根等々。
    自然環境や立地条件等の影響による経年変化(劣化等)について検査しています。
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    室内の点検では・・・
    玄関ドアや室内ドア(開き戸、引き戸、吊り戸)の開閉でドライバーを使った調整、コークボンドによるクロスの隙間等を目立たないようにすること、お客様からの質疑応答等々、ご家族が生活されることによる建具等の経年変化(消耗・摩耗等)について検査・対応しています。
    点検スタッフにはちょっと大変かもしれませんが、小屋裏(天井裏ですが、夏場はサウナ状態・汗)や床下(移動が苦しい・汗)の状態も検査します。
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    こうしてひと通りの点検作業が終わり、点検表には結果や過程等を記入しています。次回の10年目点検では1年目、2年目、5年目の流れがひと目で分かると思います。
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    新居に住まわれる際に、弊社担当スタッフからの「経年変化等によって、起こり得る現象や事例等」のひと通りの説明はありますが、お家が新しい時はその後の状態なんてなかなか想像できません。一般的にはアフターメンテナンスよりも新生活に考え方が傾くのは仕方がないと思います。

    これは「住まいの管理手帳」です。記事の説明をしながらお渡ししている様子。
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    これをひと通り読むと、お家に関する仕組みや現象・事例等のほとんど分かるかと思います。
    「普段何気なく使っている建具って、実はこういう仕組みなんだ!」や「そっか、だからこうなるんだ!」、「だったら、こうすれば良いんだよね!」等々、この発見・気づきが第一歩になりますよね☆

    そしたら、第二歩って・・・?
    それは、コークボンドや潤滑油(CRC)、ドライバー等をホームセンターで買う行動になります♪
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    この続きは・・・本ブログの他の記事にて☆☆☆

  • 【結露】2011年7月16日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)

    Q 冬の間はガラスの表面が結露していた。
    A 現状を確認。暖房機器は屋外燃焼型のガスファンヒーターを使用されていたそうで、室内には燃焼による水蒸気が発生しない仕様です。
    まず、複層ガラスは「結露しない」のではなく、「結露しにくい」ということ。そして、生活スタイル(水蒸気の発生)によって状況は様々。室内の水蒸気を増加させる要因は「調理器具のガス(燃焼)、衣類の室内干し(乾く)」等々があります。室内の水蒸気量が変わらなければ、暖房を消した後の気温の低下とともにカーテンで遮られたサッシの面が露点になって結露が発生するものと思われます。
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  • 【結露】2011年6月22日(水)お家の点検5年目(富山市K邸)

    サッシ枠の状態を目視検査。結露の跡と思われる小さなカビが発生していました。
    リビング内には蓄暖がありますが、水蒸気を発生させずに室温が上昇するので湿度が低くなる(過乾燥)現象になります。お子様の健康を考えると、ある程度の湿度も必要なので、近くに加湿器がありました。
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    温風タイマーがきれた後、室温の低下とともにカーテン越し(室内空気の対流が遮断されている)でサッシの温度の低い部分が露点となって結露が発生したものと思われます。

  • 【結露】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q 1階の蓄暖があるリビングでも結露が発生している。
    A お客様宅での暖房器具をお聞きすると、石油ファンヒーターは使っておられず、蓄暖とエアコンだけのようです。
    蓄暖は水蒸気を発生させない暖房器具ですが、過乾燥になる傾向があり、お客様の生活スタイル(室内干しや加湿器、呼吸等による水蒸気の発生)によって状況は様々です。
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  • 【結露】5月23日(月) 定期点検5年目(富山市T邸)

    Q 寝室で朝起きた時にはサッシの下の辺りが結露で濡れている。
    A サッシ枠の状態を目視検査。結露跡と思われる小さなカビが発生していました。ご家族が寝ているお部屋であり、就寝中の呼吸(家族数にもよる)による水蒸気の増加と室温の低下で露点に達しているものと思われます。
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    Q 蓄暖があるリビングでも結露が発生している。
    A 蓄暖は輻射熱を利用した水蒸気を発生させない暖房機器。点けている時間帯は気温が高く、室内の水蒸気が増加(呼吸等)しても結露にはなりませんが、就寝時はタイマーをセットし消えた後は室温が低下、室内水蒸気量の変化がなければ、露点となって、サッシ枠等に結露が発生する仕組みとなります。
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  • 【結露】1月29日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    複層ガラスは一般的に「結露しない」のではなく、「結露しにくい」と言われています。
    お客様宅の暖房機器は「エアコン、こたつ、電気カーペット」であり、室内の水蒸気を増やす暖房器具(石油ファンヒーター)は無かったのですが・・・。
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    冬の時期は洗濯物がとても乾きにくい季節。お客様宅では暖かな室内で洗濯物を干しておられました。
    洗濯機で簡易乾燥されますが、衣類が乾くと同時に水分が蒸発して、室内の水蒸気量は増加します。
    エアコンを切る(就寝時)と室温は下がり、室内の水蒸気量は変わらない(湿度が上がる)ので、露点(結露)になると思われます。

  • 【結露】10月19日(火) 定期点検5年目(砺波市K邸)

    [1階リビング南側]
    ゴム枠部分には小さなカビ(結露跡)が見受けられました。
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    そこで、公の機関が発行している「住まいの管理手帳」の「結露の記事」を取り上げ、「複層ガラスは結露しないのではなく、結露しにくい」ものである事を説明し、日頃の拭き掃除に心掛けて頂くようお願いしました。
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