点検ブログ

  • 【換気システムの運転停止】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    天井取付型の換気システムが停止している状態。機械の運転はお客様の任意ですが、経済性を考えると機械は24時間運転を前提にしている設計であり、一般的な排気だけを目的とした換気扇のように電気代が特別に高くなる訳でもありません。
    [1階]          [2階]
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    機械の運転を止めることで天井にあるダクト内で結露が発生した場合は、ダクトの向きや勾配によっては機械内部から水滴が落ちる事例もありますので、気をつけて頂くようお願いしました。

  • 【クロスの変化等】2014年6月20日(金)お家の点検1年目(富山市N邸)

    Q クロスが浮いてきている。
    A 天候や季節の変化等による湿度変化の影響で下地材が伸縮、これに伴って下地ボードが動くことでクロスが追随する「起こり得る現象」と思われます。後日、目立たないように補修することをお約束。
    [2階ホール/浮き]
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    [2階WIC/浮き]
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    [2階フリースペース/よじれ]
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    [2階居室/割れ]
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  • 【クロスのヒビ割れ等】2014年6月17日(月)お家の点検10年目(立山町H邸)

    ビニール製の壁クロスが経年変化等によって弾性が固くなってくることで下地の動き(湿度変化による木部の伸縮)に追随できなくなってジョイント部分にヒビ割れ現象が発生したものと思われます。
    [居室]
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    これは天井クロス。下地ボードのジョイント部分でのヒビ割れ現象になります。
    [2階ホール]
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  • 【開き戸の開閉調整】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q 扉を最大限に開けると床のストッパーに当たる前に操作パネルに当たって誤作動が起こる。

    A 現状を確認。プラン・施工の配慮が足りなかったと思われます。丁重に謝罪しました。

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     Q 湿度が高い時期になると、木が伸びる・膨らむのか、扉の底部が床に擦ってしまう。

    A 現状を確認。オシャレな輸入ドアです。擦り始めてくる角度は開いて約90度からだそうです。

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     現在はまだ乾燥している時期なので、扉の開閉は特に支障はありません。床に擦るのを防ぐには丁番を上下に補正するか、思い切って扉の底部を削る方法があります。この扉は2次元丁番であり、上下の高さ調整だけが可能となっています。

    [戸先]           [丁番近く]

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  • 【換気システム】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    天井取り付け型の第1種換気システム(熱交換型機械換気)です。1階、2階ともに運転されていました。お客様は今回の点検に備えて自主的に朝からフィルターの掃除をされていたご様子。定期的なお手入れ・お掃除をされておられるそうですが、「カバーと機械本体を止める内側のバネがいまだにやりにくい」とのご感想です。

    [1階]          [2階]

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  • 【換気システム】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    天井取付型の第1種換気システム(熱交換型機械換気)です。1階、2階ともに運転されています。

    お客様からの質問で「10年も経ったから止めても良いのでは?」と。2003年に換気の義務化が法律で定められました。24時間作動(2時間で部屋の空気が1回入れ替わる)が前提なので、電気代はそれほど高くならないように設定されています。

    また、この機械換気の注意事項では「運転を止めるとダクト内で結露した水が機械から垂れてくることもある」とあります。「10年経ったから運転を止めて良い」と、助言するのも難しいと思われます。

    [1階]          [2階]

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  • 【お客様DIY】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    毎年欠かさずにワックスをかけておられる奥様。新築して約10年経っていますが、床のツヤが今なおあって無垢の美しさを更に引き出しています。

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     リンレイ製のワックスだそうです。素人とは言えないくらい、かなり上手に施されています。

    (参考/http://www.rinrei.co.jp/home_care/category/item/floor_resinwax/item_03.html)

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  • 【クロスの変化等】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    Q 階段踊り場のクロスが剥がれている。

    A 現状を確認。前回の2年目点検ではクロス保証期間内であり目立たないようにコークボンド補修を実施しましたが、今回は保証対象外の5年目点検。基本的にはお客様DIYで対処して頂くよう、高所作業の場合は足元に十分注意して作業して頂くようお願いしている点検現場での事例を紹介。

    [階段踊り場]

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    下地材が湿度変化等によって伸縮すると同時に壁クロスも追随することで下地ボードのジョイント部分に起こり得るクロス変化。

     

    他の数多くの点検現場でも同様の事例があり、膨らみやヒビ割れが発生してきますが、構造上の問題はほとんどありません。これらの現象に対して水性アクリル系のコークボンド(ホームセンター等で販売)を使って目立たなくする方法を口頭で紹介。

    [LDK/南側/膨れ]   [LDK/南側/ヒビ割れ]

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    膨れ現象 ・・・ カッターで膨れた箇所に切れ込みを入れて両端のクロスを少し開きます。その中にコークボンドを充填してローラーで均等に均した後にタオル拭きで仕上げ。

    ヒビ割れ現象 ・・・ コークボンドを指につけてヒビ割れ部分に塗りこんだ後、仕上げにタオルで拭き取り。

    以上をお話してお客様の感想をお聞きすると、ヒビ割れ対処だったら自分で出来るかも・・・と好返答。

    部屋のコーナー(隅っこ)部分で白いプチプチ状になってくる現象について。コーナー部分の場合、起こり得る現象を想定してクロスを召し合わせて(突き合わせて)「切る」施工になっており、経年変化等を考慮して隙間が目立たないようにコークボンドが充填されています。コークボンドの耐用年数(貯蔵安定性)は2年(参考/接着剤ツールファースト/http://www.toolfirst.jp/chishiki/koukateki.htm)

    仮に隙間が見えてきても隙間風が入ってくることはないので、気になるか?気にならないか?景観上の問題となります。比較的カンタンにDIYで補修できることを紹介。

    [コーナー部分/和室等]

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  • 【床下点検・床鳴り】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    Q 床鳴り・キシミがある。

    A 現状を確認。「ミシッ」という音であり、床鳴りではなく、床がきしむ音と思われます。構造上は特に問題はないことを説明し、床材の特徴を理解して頂きました。

    [廊下やLDK]

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    床鳴りやキシミには数種類あります。

    1 基材の接着部分の劣化

    2 床材の隣同士のサネ(凹凸)部分

    3 床材と下地材との間

    4 床下の鋼製束の伸縮等

    5 その他

    季節や天候(自然環境)による湿度変化、床暖房(強制乾燥)による人工的な現象もあります。床暖房を使用すると木部が収縮、湿気のある季節になると膨張するという「木の調湿機能」もあるので、一年を通して床鳴りの有無を確認しています。

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    シロアリ保証の延長について。今回の5年目点検で新築時からのシロアリ保証が切れることを案内。昔の住宅と違って周りがコンクリートで囲まれているので特に問題はないと思われますが、更新の有無を確認しました。

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