点検ブログ

  • 【床鳴り】2014年5月19日(月)お家の点検10年目(富山市K邸)

    Q 床鳴りがする。無垢フローリングの上にマットを敷いているが・・・。

    A 現状を確認。床鳴りの音から判断すると床下にある鋼製束の伸縮音であると思われます。

    [LDK]

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     床下の鋼製束を増し締めしている様子。鋼製束は床鳴り箇所の1ヶ所だけを増し締めするのではなく、周囲の鋼製束も一緒に調整します。そうしないと不均衡になって床が傾く(一部が盛り上がる等)こともあるのでDIYで挑戦される場合は注意が必要となります。

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     シロアリ保証について。5年目点検時にはいったんシロアリ保証は切れていますが、今回の目視点検では特に異常は無かったと思われます。改めて保証をかけるか否か、お客様の判断になります。

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  • 【お客様DIY】2014年5月19日(月)お家の点検10年目(富山市K邸)

    「以前にリビングドアが床を擦っていたが、自分で丁番を調整して扉を上にあげてみた。」とお客様。

    [LDK]

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     5年目点検の時に「壁にフックを取り付けたい」という質問があり、壁の中の下地材の見つけ方で「下地探し器」と言うアイテムを紹介していました。それを利用してお客様ご自身でビスや釘等で打ちつけられたものと思われます。フックの素材が木製で周囲との調和がとれてステキに仕上がっています。

    [玄関ホール]

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  • 【10年目点検を迎えて・・・結露跡や気づき】2014年5月19日(月)お家の点検10年目(富山市K邸)

    サッシ枠のゴム部分には結露跡と思われる小さなカビが少し発生していました。

    [LDK/南側]

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     LDKはホットマン(温水ルームヒーター)を使える床仕様になっています。色々とお聞きすると、灯油価格高騰の影響もあってか石油ファンヒーターを使うこともあったそうです。また、乾きにくい洗濯物をLDKで干すこともあり、衣類から放出される水分が室内の湿度を増加させている環境にもなっています。

    [LDK]

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     サッシ枠に発生した結露水が溜まって床に流れ出たことがあったのか床材が少し変色していました。冬の寒い季節、厚手のカーテンを開けて隅っこに収納すると濡れているのが分からなくなる場所でもあり気がつかなかったのかもしれません。

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     さて、お家を新築して10年目を迎えること。お客様にとってはひとつの節目ですし、弊社・中田工務店にとっても10年目点検という大きなイベントになっています。

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     10年目点検を迎えるまで「1年目、2年目、5年目」と順番に訪問点検を実施していますが、その都度、お客様に重点的にお伝え・説明する内容や事例等が違ってきます。仮に1年目のお客様に10年目点検のお話をしてもなかなか実感が沸かないこともあります・・・(汗)

    でも、弊社・中田工務店が「10年目点検に時間をかけて実施している」という事実をお客様に伝えて、それを理解して頂くだけでも私たち点検スタッフに対する信頼感が少しでも違ってくることを期待しています。

  • 【開き戸の調整方法】2014年5月17日(土)お家の点検5年目(滑川市O邸)

    Q 以前、扉が横(ラッチ側)に出すぎて閉まらないことがあったが、今は支障なく閉まる。でも、閉めた時に扉が前後に少し動く状態であり、直す方法を教えて欲しい。

    A 現状を確認。ラッチ受けの金具を微調整しても現象は改善できませんでした。

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     そこで丁番で扉を補正する方法になるのですが、この丁番の固定ネジを緩めるには専用の六角レンチが必要となっています。後日、専門スタッフに対応依頼することをお約束。

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  • 【結露の跡】2014年5月17日(土)お家の点検5年目(滑川市O邸)

    結露跡を検査。お客様にお聞きすると、冬場は結露が発生していたとのことでした。

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     寒い冬場に使われる暖房設備のエアコンや石油ファンヒーター。生活環境等によって器具の選択肢は様々です。石油ファンヒーターは手軽で安価ですが、「灯油が1ℓ燃焼することで約1ℓの水が発生すること(灯油を補充したときの灯油の量が燃焼によってほとんど水に変わること)、室温は他の暖房器具に比べると上がりにくいことで水蒸気が飽和状態・結露になりやすい」等があります。このように室内の燃焼で生じた水蒸気は結露の原因になりやすいのですが、このような事例はあまり知られていないようです。

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     また、天候が良い日は洗濯物を屋外に干されますが、冬場や梅雨で洗濯物が乾きにくい時期は、一般的に除湿機のあるサンルームや暖かなLDKで干されますし、テレビ等では室内干しに関するアイテムも数多く紹介されています。

    [ベランダ/南側]     [洗面脱衣室/南側]

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     「ペアガラスは結露しにくい」ということ。お家の立地環境や積雪の度合い、枠材の仕様(価格)等によっても違うこともあります。「あの家はこうだけど、ウチはどうしてなん?」等々、お友達のお家と比較されることもありますが、お家ごとに起こり得る現象は生活スタイルによっても異なってきます。

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     洗濯物については「干せる・乾く」ということは室内に水分が放出・移動しただけであり、これを排出・除湿しないと室温の低下につれて結露化するという仕組みを説明、他の点検現場での事例を紹介。

  • 【コンセントの凹み】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 同軸ケーブルの差込口が凹んでしまった。

    A 現状を確認。定期的に抜き差しをよくされるのか強く差し込みすぎたようで、内側に凹んでいる状態でした。

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     ドライバーでコンセントカバーを取り外して差込口を確認すると固定するツメが折れている状態。部品の取替え(有償)を提案しましたが、このまま使い続けることになりました。

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     カバーをセットした後に差し込むと凹むので、セット前にシッカリと取り付けておきました。

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  • 【引き戸の開閉】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 以前、引き戸が開けにくくなってしまったので、バールで引っ掛けて無理やり開けようとしたらキズをつけてしまった(汗)

    A 現状を確認。現在はスムーズに開閉できる状態。天候等による湿度変化等によって敷居や鴨居などの木部が伸縮・変化等することで開けにくくなったものと思われます。

    [和室とLDKの間]

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     引き戸の「建てり」について説明。レールについてはリクシル(当時はトステム)であり、新しい物に取り替えたいとの意向でした。後日、提案することをお約束。

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     引き戸の開閉に困ったとき、どうすれば良いのか?扉の真横(サイド)には高さや傾きを補正できるツマミがあります。ドライバーで回すことで台車が微妙に動く仕組みを体感して頂きました。今後の調整では扉を取り外して今回と同じような方法で試して頂くようお願いしました。

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  • 【床鳴り・キシミ】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    Q 床鳴りがする場所に付箋を貼っておいた。

    A 現状を確認。該当場所付近に体重をギュッギュッとかけて床鳴りの音を判断すると、床下にある鋼製束の伸縮音ではなく、床材の基材や床材同士が擦れるキシミでした。音が鳴らないように補修するには「床上から細い釘で穴を開けてボンド剤を注入」という方法を紹介。お客様との協議の結果、構造に影響が無いのだったらこのままの状態で良いとのことになりました。

    [LDK]

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     床下点検も兼ねて鋼製束の増し締め状態を確認しましたが、特に調整する必要はありません。

    また、床下は湿気もなく現段階ではシロアリの心配は無いと思われます。シロアリ保証の更新はお客様任意となります。

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  • 【引き戸の引っ掛かり】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    Q 先日、潤滑油(CRC)を台車に吹き付けて手入れしてみたが・・・。

    A 現状を確認。動きが悪かったので、改めて扉を取り外して台車を検査することにしました。

    [LDK]

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     台車の周囲にはホコリが溜まっていました。お客様がお手入れの際に潤滑油(CRC)を使われていたことが原因なのか、周囲のゴミを吸い寄せたのかレールにはホコリがこびり付いていました。

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     マイナスドライバーの先端で台車やレールに溜まったホコリをキレイに取り除きました。

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     台車にピタッと絡まっているホコリを軍手やドライバーの先端で上手に拭い取って改めて潤滑油(CRC)で台車の回転を滑らかにしました。

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     丁寧な手入れの成果もあってかスムーズに閉まるようになりましたが、今度は「バタン」と勢いよく閉まってしまう不都合も・・・(汗)扉の閉まる速さを緩和・ブレーキをかけるクローザーが壊れていました。使い勝手を考えて取替え用の部材を提案することにしました。

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  • 【結露の跡】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    床材の変色跡。ご主人に暖房器具についてお聞きしたところ、結露の元となる石油ファンヒーターや室内干しはされておらず、雨水の進入も無いとのことで不思議な現象でした。サッシの上に結露吸収シートが貼ってある状態を見ると、冬の時期に結露が発生していたものと考えられます。

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     奥様にお聞きすると、結露吸収シートを床材のほうにも貼っておられたそうで、水分を含ませたまま放置されていたことが原因で床材にしみ込んだものと思われます。それ以降は床面には結露吸収シートは貼っておられないご様子。

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