点検ブログ

  • 【複層ガラスの10年保証】2016年11月1日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    複層ガラスの内部に結露することで曇ってしまう現象(ガラスの表面を拭いても曇りが改善されない)があることを紹介。メーカーによる無償交換による保証は10年間であり、引渡し(住み始め)からではなく、サッシの製造日から10年間であること、気づいた時は次回の訪問検査を待たずに弊社に連絡して頂くようお願いしました。

    12_HN05_複層ガラスの保証_01 12_HN05_複層ガラスの保証_02

  • 【洗濯物を干す場所】2016年10月18日(火)お家の点検10年目(富山市S邸)

    洗濯物は主にサンルームで干しているのですが、冬場の乾きにくい時期は蓄暖の前で干しているご様子。

    [サンルーム/東側]

    08_KS10_洗濯物干し_01 08_KS10_洗濯物干し_02

     

    蓄暖の前面から乾いた温風が吹き出してくるので洗濯物は乾きやすいのですが、大量の洗濯物から放出された大量の水分は「除湿や換気をしないと室温の低下にともなった結露の原因」にもなります。大量の水分を含んだ暖かい湿った空気がLDKの扉の開閉で2階に上昇すると、冷たいサッシの表面に付着して結露化することもあります。

  • 【M邸の紹介/私たちのお家で1年間生活体験した感想】2016年2月23日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)

    2016年2月23日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)

    所要時間 12:58~13:54 曇り

    スタッフ 砂田、中谷、渡辺

     

    【M邸の紹介/私たちのお家で1年間生活体験した感想】

    お客様に1年間住まわれて感じた感想をお聞きしました。

    01_KM01_生活体験_01 01_KM01_生活体験_02

     

    A 床暖房はとても暖かい。

    お客様は「床暖房にして本当に良かった」としみじみと感じておられるご様子。床暖房の施工範囲はLDKのほか洗面脱衣室などにも至っています。階段は吹き抜けになっているのですが、冬の時期特有の冷気・寒気が2階から降りてくるという寒さは感じないとのことです。

    [LDK]

    01_KM01_生活体験_03 01_KM01_生活体験_04

     

    [スイッチ・コンセントの位置]

    A やっぱりダイニングテーブルの近くにコンセントがあれば良かった。

    お客様はテーブルでホットプレートを使う時は壁際カウンターから延長コードで伸ばしているご様子。キッチン側にも電源が欲しいこともあり両方からの使用に対して間仕切りカウンターの壁にコンセントがあれば良かったようです。プラン当時は提案していたのですが、今思うと残念で仕方がありません。

    [ダイニング]        [間仕切り壁]

    01_KM01_生活体験_05 01_KM01_生活体験_06

     

    A 窓枠などに結露がある

    睡眠時の呼吸によって体内の温かい水蒸気が室内に放出、室温の低下等につれて結露化するのは一般的に起こり得る現象となります。

    お客様宅では大量の洗濯物を2階の一室で床暖房の暖気・乾燥のチカラを利用して乾かしています。3枚引き違い戸を開けっ放しにすることで1階から2階にあがってくる床暖房の暖気を存分に取り入れることができるので非常に重宝されるのですが、衣類から放出された大量の水蒸気が暖かい空気と一緒に室外に移動して他の部屋(閉めっ放しで室温が低い)で結露化しているとも考えられます。

    (参考/飽和水蒸気量の関係・・温度と空気中に含めることができる水蒸気量と結露化など)

    [2階物干し場]

    01_KM01_生活体験_07 01_KM01_生活体験_08

     

    現在の結露化している状態。今回はそれほど水滴が見受けられなかったのですが、お客様が結露を気にされているということは結露の量や範囲が今以上とも考えられます。

    [2階居室]

    01_KM01_生活体験_09 01_KM01_生活体験_10

     

    床暖房は室内が過乾燥になる傾向にあるのですが、ご家族の健康を考えると、ある程度の室内干しは湿度の適正化に有効となります。結露をある程度抑える方法として「換気扇を回す、除湿機を使う」ことがあげられます。

    01_KM01_生活体験_11 01_KM01_生活体験_12 01_KM01_生活体験_13

     

    結露はお家内外の温度差によるところが大きいのですが、室内干しや石油ファンヒーター等によって室内から放出・発生することで起こる事例が点検現場では数多く見受けられます。私たち点検スタッフは様々な点検現場の事例・現象を紹介しながらお客様に知って(気づいて)頂くよう努めています。

    01_KM01_生活体験_14 01_KM01_生活体験_15 01_KM01_生活体験_16

  • 【結露がひどい】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 結露がひどい。友人・知人の家と比べているが、やっぱり結露が非常に多い。

    現状を確認。今回の訪問検査の前にお客様がお掃除されていたようですが、結露跡は見受けられました。

    前回の5年目点検ではリビングが北向きでサッシ仕様、石油ファンヒーターの使用頻度や室内干しの量、室温の変化等による結露化と説明していたのですが、今回はもう少し聞き込みしました。

    [LDK/北側]

    11_KM10_結露_01 11_KM10_結露_02

     

    暖房器具は主に蓄暖。室内は高温で過乾燥になる傾向があります。洗濯物が乾きにくい冬場は鴨居等にハンガーを並べてリビングと和室の間などで大量に干しておられるご様子。除湿機もあるのですが、衣類からの水蒸気放出量のほうが多くて除湿機の機能が追いつかないとも考えられます。

    11_KM10_結露_03 11_KM10_結露_04

     

    結露の原因についてはお家の周辺環境や間取り、サッシ仕様、暖房設備、生活スタイル等によって同じお家でも大きく違うこともあって単純に比較できないのが現実です。この地域は風が強く、北風が直接当たる環境によって冷やされやすいこともあります。

    11_KM10_結露_05

     

    蓄暖の出力や運転時間等で2階の暖房をまかなう(家中が暖かい)こともできるのですが、暖かい部屋で室内干しをして洗濯物から空気中に放出された水分(暖かく湿った空気)がLDKから2階に移動すると急激に冷やされて窓ガラスが結露化してしまうこともあります。ガラス面には結露吸収シートが貼られていましたが、湿った暖気と寒気が対流する・ぶつかると結露化する仕組みを考えると仕方のない現象かもしれません。

    [2階居室]

    11_KM10_結露_06 11_KM10_結露_07

     

    階段の入口にロールカーテン等を取り付けて、暖かく湿った空気と2階の冷やされた空気がぶつかる・対流を遮断することが結露を軽減させるひとつの方法になると思われます。

    [階段口]          [2階ホール]

    11_KM10_結露_08 11_KM10_結露_09

  • 【N邸の紹介/室内干しのコツとは?】2015年11月21日(土)お家の点検1年目(富山市N邸)

    2015年11月21日(土)お家の点検1年目(富山市N邸)

    所要時間 15:06~15:57 曇り

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    【N邸の紹介/室内干しのコツとは?】

    室内で洗濯物を早く乾かす方法とは?「日照」「気温」「湿度」「風」がキーワードとなっています。室内で乾かす場合は「日照」以外(日当たりの良いサンルームは別かも)の方法になります。限られた部屋の広さで空気中に含むことができる水蒸気量は室温によって決まっています。気温と湿度の関係で飽和水蒸気量というのがありますが、ピンと来ないかもしれません。

    天候が悪く乾きにくい季節は室内干しされるのが一般的ですが、新築されたお客様の中には晴れても屋外では干さずに室内(洗面脱衣室やサンルーム等)だけで干される方も・・。室内なので天候に関わらず洗濯物を乾かさなくてはイケナイからちょっとした工夫が必要となります。

    01_KN01_紹介_01 01_KN01_紹介_02

     

    濡れた洗濯物から放出される水分はドコに行くのでしょうか?外に干す場合は、風に乗って水分が放出されますが、室内の場合は洗濯物から室内に水蒸気が移った後の行方が問題になります。除湿(除湿機やエアコン)や換気(換気扇)しないと室内に残るので雑菌の繁殖や結露の原因にもなります。

    また、除湿機以外に扇風機を併用しているご家庭もあります。これが冒頭にある「風」ですが、洗濯物を乾かすのにどう関係しているのでしょうか?

    洗濯物から放出された水分は一気に拡散するのではなく、少しずつ拡散していくのですが、水分が混み合うことでその周囲の湿度が高くなります。その部分に風を当てると混み合った水分が吹き飛ばされるので次の水分が放出されやすくなり、これが「風/空気の流れを作る」の役割だそうです。

     

    お客様宅ではサンルーム内に除湿機を置いて洗濯物が早く乾くように心掛けておられますが、お子様が大きくなるにつれて洗濯物が増えて回数が多くなってきたご様子。

    [洗面脱衣室]

    01_KN01_紹介_03 01_KN01_紹介_04

     

    リビングにも洗濯物を干さざるを得ない環境は寒い冬場でしたらどこのご家庭でも見受けられます。リビングではエアコンの除湿機能によって乾きやすくなっています。サッシのゴム枠には室内干し・室内水蒸気の増加による結露化は見受けられませんでした。

    [リビング]         [リビング/西側]

    01_KN01_紹介_05 01_KN01_紹介_06

  • 【室内干しの場所】2015年11月18日(水)お家の点検10年目(富山市婦中町Y邸)

    4人家族でお子様がお二人。お子様の成長とともに洗濯の回数や量が増えてくると、当初の洗面脱衣室だけのスペースでは乾燥が追いつかないのが現状。お客様宅では除湿機を使っておられないご様子。

    [洗面脱衣室/北側]

    07_RY10_室内干し_01 07_RY10_室内干し_02

     

    天気の良い日は洗濯物を屋外で干して、洗濯物が乾きにくい時期は暖かく乾燥しているリビングで室内干しておられるご様子。蓄暖は過乾燥になる傾向があるので、洗濯物は乾きやすく室内の湿度が上がり(水蒸気が増加)、適度な湿度になりますが、室温が低下した時は過剰な水蒸気が冷やされて結露化することもあります。

    [建物前面/西側]      [和室とリビングの間]

    07_RY10_室内干し_03 07_RY10_室内干し_04 07_RY10_室内干し_05

  • 【結露になりやすい】2015年7月15日(水)お家の点検10年目(富山市T邸)

    Q 今の季節は結露しないが、洗濯物を干しているとサンルームのサッシが結露するので、結露防止シートを使っている。

    A 現状を確認。ご家族4人の洗濯物は全てサンルームで干しているご様子。洗濯物が乾くには室内の水蒸気量を減らす・室外に移動させることが必要ですが、日差しが当たっても洗濯物から移動した水蒸気を換気や除湿で取り除かない限り結露の原因になります。除湿能力を今以上にあげるか換気扇を回し続ける、扇風機で空気を動かすことである程度の結露は緩和できると思われます。

    [2階サンルーム]

    13_IT10_結露しやすい_01 13_IT10_結露しやすい_02

  • 【結露がひどい】2015年7月15日(水)お家の点検10年目(富山市T邸)

    Q 結露がひどく、障子を貼り替えても濡れた跡がすぐに付いてしまう。

    A 現状を確認。この部屋のサッシは熱の伝導率が高いアルミ製の複層サッシ仕様。サッシの性能等によって起こり得る現象のひとつです。費用を抑える方法のひとつとして、内部と外部にプチプチ(気泡緩衝材)を貼ることで断熱効果が高まります。また、サッシの真横にある小屋の上に雪が積もり、積雪がサッシ側にくっ付いている状態になっているそうで、雪と常に接している(サッシが冷たい)ことが原因とも考えられます。

    [和室/西側]

    14_IT10_結露ひどい_01 14_IT10_結露ひどい_02 14_IT10_結露ひどい_03

  • 【外に洗濯物を干さないで室内干しだけだと結露が発生することも・・】2015年6月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)

    生活スタイル(室内干し)等によって結露が発生する事例が多いのですが、お客様宅では外部に物干しセットが無く、主に洗面脱衣室内で干しているご様子。外で干すのと違って室内で洗濯物が干せるということは水分が空気中に移動するだけなので、その水分を換気か除湿することが必要になります。

    また、家族構成等によっても洗濯物の量が違ってくるので、ご家族ごとの都合もあると思われます。

    [洗面脱衣室]

    08_DN02_洗濯物_01 08_DN02_洗濯物_02

  • 【室内干しと暖房器具、結露跡】2015年6月19日(火)お家の点検10年目(富山市婦中町T邸)

    結露跡を調査。LDKは日頃のお手入れで拭き掃除がなされていますが、2階居室のお子様の部屋は出入りが厳しくてなかなかご両親の注意が行き届かないようです。ゴム枠部分には小さなカビが発生していました。

    [LDK/南側]       [2階居室/東側]

    06_ST10_結露跡_01 06_ST10_結露跡_02

     

    洗濯物はバルコニーや洗面脱衣室で干しておられるご様子。浴室換気乾燥機もあって室内干し環境は最適です。4人ご家族の場合、洗面脱衣室の広さだけでの室内干しは季節によっても難しさがあります。

    06_ST10_結露跡_03 06_ST10_結露跡_04

     

    お客様に冬場の洗濯物はドコで干しているのか?をお聞きすると「蓄暖前でも干している」とのご様子。蓄暖は過乾燥する傾向があるので、リビングでの室内干しは結露は別にして室内の湿度を確保するのに良いと思われます。

    [LDK/蓄暖]

    06_ST10_結露跡_05 06_ST10_結露跡_06

     

    リビング階段は引き戸で仕切ってあるので2階から寒気・冷気が降りてくるのを防いでくれます。暖房費の節約や室内干しで湿った暖かい空気が2階に上がりにくくなっています。ただし、階段を使う時は扉を開閉するので、その瞬間に湿った空気が2階に逃げて寒気・冷気とぶつかることで結露化することもあります。

    [階段前引き戸]

    06_ST10_結露跡_08 06_ST10_結露跡_09 07_ST10_足抜きマット_01