点検ブログ

  • 【障子戸が堅すぎて外せない】2015年6月19日(火)お家の点検10年目(富山市婦中町T邸)

    Q 障子戸が開閉時に引っ掛かる。以前に無理やりに戸を外したせいか桟にキズがついた。手前側の扉が開けにくいから、障子の貼り替えが非常に難しい。

    [和室]

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    そこで扉を無理にでも外して底部に補正を試みようとしましたが、他の3枚の引き違い戸にも支障があったので、今回は併せて建具屋さんに依頼することになりました。

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    前回の5年目点検では開閉の引っ掛かりがあって当時は「様子見」にしていましたが、今回はリビング側の扉が開く途中で止まってしまう状態。LDKと和室の間の湿度差などで扉や敷居・鴨居等が反っているものと思われます。

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  • 【室内干しと暖房器具、結露跡】2015年6月19日(火)お家の点検10年目(富山市婦中町T邸)

    結露跡を調査。LDKは日頃のお手入れで拭き掃除がなされていますが、2階居室のお子様の部屋は出入りが厳しくてなかなかご両親の注意が行き届かないようです。ゴム枠部分には小さなカビが発生していました。

    [LDK/南側]       [2階居室/東側]

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    洗濯物はバルコニーや洗面脱衣室で干しておられるご様子。浴室換気乾燥機もあって室内干し環境は最適です。4人ご家族の場合、洗面脱衣室の広さだけでの室内干しは季節によっても難しさがあります。

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    お客様に冬場の洗濯物はドコで干しているのか?をお聞きすると「蓄暖前でも干している」とのご様子。蓄暖は過乾燥する傾向があるので、リビングでの室内干しは結露は別にして室内の湿度を確保するのに良いと思われます。

    [LDK/蓄暖]

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    リビング階段は引き戸で仕切ってあるので2階から寒気・冷気が降りてくるのを防いでくれます。暖房費の節約や室内干しで湿った暖かい空気が2階に上がりにくくなっています。ただし、階段を使う時は扉を開閉するので、その瞬間に湿った空気が2階に逃げて寒気・冷気とぶつかることで結露化することもあります。

    [階段前引き戸]

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  • 【足拭きマットと木製フローリング】2015年6月19日(火)お家の点検10年目(富山市婦中町T邸)

    洗面脱衣室の床は木製フローリング仕様。足拭きマットをずらして床面を見ると、5年目点検でも確認したのですが、床材同士の間が黒く変色していました。そこで、床材と足拭きマットの間にスノコ等を挟んで通気を確保すること、使わない時間帯は立て掛けて干して頂くよう改めてお願いしました。

    [洗面脱衣室]

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  • 【M邸の紹介/水漏れの早期発見は非常に大切です】2015年5月27日(水)お家の点検5年目(富山市婦中町M邸)

    2015年5月27日(水)お家の点検5年目(富山市婦中町M邸)

    所要時間 09:46~11:18 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    【M邸の紹介/水漏れの早期発見は非常に大切です】

    水漏れの早期発見。新築して数年が経った配管からの水漏れは施工不良ではなく、ほとんどがパッキン材の経年劣化と考えられます。最初は触ったら濡れているのが分かる水漏れであっても、年月の経過にともなって、周辺部材にも影響を及ぼすことで費用負担が大きくなってしまいます。早期発見では「配管周りを見る習慣」を付けないとなかなか分からないと思われます。

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    どのご家庭でも洗面化粧台の下は洗剤等の収納に使っており、突っ込んで放置しているのがほとんど。プラスチックケースに洗剤等を入れて収納し、買い増し毎に出し入れ・整理整頓していると早期発見につながることもあります。「習慣づけ」はもちろんですが、その前に「漏れてくることがある」という意識を持って頂くことが必要となります。弊社の訪問検査では他の点検現場で発見された水漏れ事例を紹介して皆さんに注意を促しています。

    [洗面脱衣室]        [キッチン]

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    また、住宅メーカー・工務店によっては新築後の自主的な訪問検査が無い場合も現実にあります。お客様のご友人で「訪問検査は無い、有料になったから受けてない等々」のお話を実際に聞くことも・・。

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    起こり得る現象が分からないままに水周りにトラブル等が発生して、住宅メーカー・工務店に問い合せても「経年劣化です」の一点張りということもありますので、出来る限り弊社のような訪問検査を受けて頂き、早期発見に心掛けて頂ければ・事例を知って頂ければ・・と考えています。

  • 【点検枡】2015年5月27日(水)お家の点検5年目(富山市婦中町M邸)

    [雨水枡]

    雨水枡の点検を実施。特に異常はありません。

    [建物左面/東側]

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    [建物前面/北側]

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    [汚水枡]

    汚水枡の点検を実施。白い油脂等が少し溜まっている状態。

    [建物前面/北側/浴室]

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    お客様にも現状を見て頂き、生活排水が下水道本管まで行き着く間で通過する場所(点検枡)には白い油脂等が溜まることもあり、将来的な詰まり防止のためにホースの水流で定期的に洗浄して頂くようお願いしました。

    [建物後面/西側/キッチン]

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  • 【化粧モルタルのヒビ割れ】2015年5月27日(水)お家の点検5年目(富山市婦中町M邸)

    基礎の表面に施してある化粧用のモルタルにヒビ割れがあるのを発見。ヒビ割れの色が少し変わって目立っていたので、過去にセメント補修した跡と思われます。ドライバーで表面をなぞりながら聞こえてくる音を確認。基礎本体ではなく、表面のモルタルだけのヒビ割れと思われるので、今後とも様子を見て頂くようお願いしました。

    [建物右面/西側]

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  • 【屋根点検でコロニアルをシーリング補修】2015年5月27日(水)お家の点検5年目(富山市婦中町M邸)

    長ハシゴの長さが屋根まで届かないと判断し、トラックの荷台を足場代わりにしています。これだと長ハシゴの下で支える人手が不要になり、足場もシッカリしているので良いアイデアかもしれません。

    [建物左面/南側]

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    屋根点検を実施。

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    屋根材はコロニアル(セメント系)仕様。北側の屋根材にヒビ割れが比較的多くありました。屋根雪の落下等の自然環境によるものと思われます。

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    そこで、今回はお客様へのアフターサービスの一環としてシーリング処理をすることになりました。コークガンを使ってシーリング剤をライフルのように打ち込むことができる代物です。

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    シーリングを打ち込んだ後はヘラを使って均しています。

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  • 【コウモリの被害】2015年5月27日(水)お家の点検5年目(富山市婦中町M邸)

    コウモリのフンが散らばって落ちているのを発見。

    [建物後面/南側]

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    外壁にはコウモリの影響と思われる白い跡?が見受けられました。

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    コウモリが止まりやすいのか、樋の上や周辺にはフンや尿の白い跡があるようです。過去に進入口となったベンドキャップは現在進入防止が施されています。

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    これは2014年8月にお客様からのコウモリ被害の申し出があって対処したものです。各部屋の外壁側には換気をするために給気口が設置されているのですが、この穴を通ってコウモリが外から入ってきたようです。外部へと通じる穴の中を見てみると、黒いフン?が溜まっているのが分かります。スポンジフィルターも汚れていました。

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    そこで、穴からの進入防止のために手製の網とスポンジフィルターを作ることになりました。

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    [金網取り付け前/従来]   [金網取り付け後]

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    コウモリの被害は弊社の無料訪問検査の際に相談を受けている事例が数件あります。コウモリは鳥獣保護法の対象になっており、許可無く飼う・駆除はできなくなっています。そこで、進入防止を施す必要が出てきています。「コウモリってウチだけ?」という質問がありましたが、周辺環境等によるのか詳細は不明となっています。

  • 【内部結露があった場合は・・】2015年5月27日(水)お家の点検5年目(富山市婦中町M邸)

    複層(ペア)ガラスの内部が結露してしまう現象があります。メーカーのサッシ保証は10年となっていますが、製造年月日から起算していますので、実際は住み始めてからは約9年になると思われます。日頃のお掃除でガラスを拭いても結露が消えない場合は内部結露の可能性が高いので、次回の点検(今回は5年目点検なので次回は10年目点検)を待たずに早めの連絡をお願いしました。

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    サッシ・ガラスの右下に製造年月日等が刻印されているのですが、分かりますか?