点検ブログ

  • 【外壁】5月16日(木) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 外壁の塗装で剥がれてきている小さな箇所がある。
    A 現状を確認。この現象(塗膜の劣化)はエアコンの室外機の上面から雨水が弾いてできた跡であると思われます。
    改善策として、クリア(透明)のウレタン塗料をホームセンターで購入し、タッチアップ補修※1を施して頂くよう助言。

    ※1 目立たないように周囲の色に合わせて塗装する補修方法です。

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    また、5年を過ぎるとコーキングの劣化(硬化による弾性の劣化等)が心配されます。コーキングのメーカーでは一般的に保証(新築時の施工後)が5年と言われています。
    お家の方角によって紫外線等の影響も違ってくるのですが、10年目までは大丈夫と思われます。
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    これからは10年目以降に起こり得る補修等の予算も貯めて頂くよう助言したところ、お客様はよく知っておられ、ご理解されていました。ありがとうございます。

  • 【床のキシミ】5月16日(木) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    間仕切りドアの状態を確認。スムーズに動いており、特に問題は無かったのですが、レールが床に入っている為、周辺がきしむ現象がありました。
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    もし気になった場合は、「接着剤でレールと下地材とをガッチリと固める」、または「レールの内部に長いビスを打ち込んでレールと下地材を固定する」、いずれかの方法になると思われます。

  • 【壁クロス】5月2日(土) 定期点検5年目(射水市M邸)

    リビングのコーナーに隙間を発見。室内外の湿度変化等による木部とクロス(ビニール製)の伸縮の差が一般的な原因となります。お客様も仕組みについてご納得。ありがとうございます。
    でも弊社のクロス保証は2年で期限切れになっているので、お客様へホームセンターで販売されているアクリル系コークボンドの購入をお勧めしました。
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    使用方法は、「コークボンドを該当箇所に注入し、はみ出た場合は濡れ雑巾で拭き取る」ことで、何度でも試す事ができて、最終的にはキレイに仕上がると思います。
    また、室内の全ての場所が全く同条件(湿度や空気の流れ等)ではないので、その後の経過も異なってきます。経過観察も日用大工の一環かもしれませんね。
    (参考/2009年2月18日、富山市K邸5年目点検、クロス)

    実際に施工している様子は、「2008年12月18日、富山市T邸5年目点検、クロスの剥がれ」等々にカキコしてあります。

    これは、弊社の点検スタッフが常備しているコークボンドです。
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    [ジョイントコーク・A]
    天井・壁面のコーナー・ドア枠・窓枠廻りのコーキング、壁紙の剥がれ防止、下地の隙間、凹凸補修等です。
    [ボンドコークホワイト]
    モルタル・壁用充填材等です。

    JIS K6833では接着剤が一定の条件で貯蔵された場合、性状(性質と状態)に大きな変化がないか、接着強さに変化がないかどうかを見て、「長期の安定性を試験して貯蔵可能な期間」を製造メーカーが表記しているようですね。

    これらはアクリル系エマルジョン形で、堆積(塗布して圧締まで)時間は10~15分、貯蔵安定性(性能が維持する期間)は2年となっており、使いやすいと思われます。

    (参考/接着剤ツールファーストhttp://www.toolfirst.jp/chishiki/koukateki.htmより抜粋)
    (参考/接着剤の基礎知識http://hot-relief.com/bondo/より抜粋)

  • 【洗濯パン】4月22日(水) 定期点検2年目(富山市H邸)

    洗濯機の排水を流す口です。排水口の内部には排水トラップ(※1)が設けられています。
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    ※1 異臭や害虫の侵入を防ぐ排水トラップ(キッチン、洗面室、ユニットバス等)。
    長期間使われない時やお風呂場を洗濯物の乾燥室として利用される場合、トラップ内の封水(臭気を抑える為に入っている水)が自然蒸発し、悪臭や害虫が侵入する可能性もありますので、月に2~3回程度水回りの設備に水を流し、排水トラップに水を溜める必要があるそうです。
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    この排水トラップにゴミが溜まると排水の流れが悪くなったり、雑菌が繁殖することがあり、空気が汚れる原因にもなるようです。排水口にゴミ取りフィルタを取り付け(溜まったゴミ捨ても大事)たり、排水トラップのお掃除等をこまめにして、いつもきれいな状態を保ちたい場所ですね。

    (参考/ケイハウスより抜粋http://www.k-house55.co.jp/k-house14.html)

    また、閉め切っている状態で換気扇を回すと、空気が外に出してばかりで室内の気圧が下がり、取り込みやすい場所から空気を取り込もう(気圧を元に戻す)として、洗濯パンや台所等のトラップ部分からの空気(異臭)が流れてくることもあるようです。
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    (参考/教えてgooより抜粋http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4874287.html)

  • 【換気システム】4月22日(水) 定期点検2年目(富山市H邸)

    Q 掃除を手伝って欲しい。
    A そこで、お客様と一緒に、1階と2階に設置してある換気システムのお掃除をする事になりました。
    (お掃除シーンはこれまで数回掲載していますので、一部をカットしてあります)
    黒いフィルターを外した箇所を掃除機で吸い取っています。
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    今回は予備のフィルターと交換です。使用済のフィルターはホコリを取り除いて水洗い後、天日で乾かすようお願いしました。
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    お客様と一緒に外でカバー等のお掃除。
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    床に落ちたホコリを掃除機で吸い取っています。
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    ここで、各部屋の天井に取り付けてある給気口の説明。新鮮な外気を取り入れ、廊下の天井にある機械から排気(室内温度を下げない、熱交換)するという、室内換気の役割があります。
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  • 【もらいサビ】4月20日(月) 定期点検2年目(富山市S邸)

    4本のポーチ柱の底部(土台)にはステンレス製の支柱が施してあります。
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    4本のうち、2本(北側から順に)をピックアップ。ステンレスはサビないことで知られていますが、表面にはサビ(もらいサビ※2)が発生していました。
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    素材自身は問題ないのですが、周辺環境からの影響も考えられます。

    ※2 ステンレスは「サビない」ではなく、「サビにくい」金属。サビにくいのは含有しているクロムが酸素と結合し、表面に酸化皮膜を形成、この皮膜がサビを防ぐ役割となっているようです。
    したがって、表面にキズがついても空気中の酸素に触れている間は自己再生します。
    もらいサビは、表面に異種金属が付着して、その金属がサビることで、ステンレスがサビた
    ように見える現象。これが放置され、付着している箇所に酸素が触れないままになると内部に侵食、ステンレス自身のサビにつながることもあるそうですね。
    (参考/㈱サステックhttp://www.sustec.co.jp/category/1199612.htmlより抜粋)

  • 【間接照明】4月20日(月) 定期点検2年目(富山市S邸)

    Q 照明の点きが悪いような気がする。
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    現状を確認する為に移動するのですが、簡単にはたどり着けない場所。そこで跳び箱のようにまたいで移動。蛍光灯や点灯管の様子を調査。点灯管の消耗が原因と思われます。
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    ここで奥様から「ついでに掃除して欲しい」とのご依頼。
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    このハタキは静電気の力でホコリを吸着させる優れもの!!これと似たようなモノをビニールテープを細かく裂いて手作りする事も可能です。テレビでも放映されていましたね。
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    帰りは足を挟んで移動です。股が痛かったようですね(笑)
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  • 【24時間換気システム】4月18日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)

    1階と2階に取り付けてある機械はONの状態でしたが、お掃除は一度もされていないご様子。
    そこで、お客様と一緒にお掃除をする事になりました。
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    縦長側のバネを外して、片方だけを開けた状態。約2年間のホコリがいっぱい溜まっていました。
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    黒いフィルターを取り外す前に掃除機で吸い取っています。ホコリの取れているのが分かりますか?
    そして取り外した後も手に持って吸引。この手間をかける事で、床に落ちるホコリはかなり減ると思います。
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    キレイになったフィルターです。片面だけでなく、両面のホコリを吸い取ってくださいね。ホコリが溜まった状態ですと機械に負荷がかかり、電気代や耐用年数にも影響します。
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  • 【シーリングファンのお掃除】4月16日(木) 定期点検2年目(富山市婦中町T邸)

    Q ファンの掃除をする時は、どうすれば良いのか?
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    先日、やっとの思いで、ソファを使って約2m超の高さの照明を掃除した(笑)、と奥様。
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    2階から状況を観察するとプロペラが汚れている様子がよく分かりました。丈の長い脚立の購入を勧めるにしても日常的に使われる物でもありませんし、収納にも苦労しますね。
    そこで、弊社や掃除業者等へのお掃除依頼をお願いしました。
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  • 【ホットカーペット】4月16日(木) 定期点検2年目(富山市婦中町T邸)

    ホットカーペットは直接熱が伝わらないように(ヤケド防止等)、上にはカーペットが敷かれる仕様。
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    床との間には何も敷いてなかったので、「節電」として、市販されている断熱シートの購入をご提案。
    せっかく暖めた熱が逃げないような工夫になります。
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    「お財布に優しく、床材にも優しい」と奥様はニッコリ笑顔☆
    (参考/2009年2月12日富山市婦中町I邸1年目点検、ホットカーペット)