点検ブログ

  • 【落雪による被害】2012年4月7日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    雨は降ってなかったのですが、エコキュートの辺りを点検していると水が落ちてきました。不思議に思って上を覗いてみると・・・
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    天板が少し凹んで雨水が溜まっている状態。そして点検パネルのカバーも損傷しており、土台となっているコンクリートにはヒビ割れや欠けが発生していました。
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    原因は屋根雪の落雪の被害と思われます。2年前に太陽光パネルを取り付けられたそうで、パネルの上に雪止めが無いせいか、大雪による屋根雪の落下でかなりの勢いがあったと思われます。
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    現段階ではエコキュートに問題はありませんが、年月の経過とともに運転に支障が発生するかもしれないと思われます。お客様との協議の結果、今回の5年目点検後のフォローでは天板や点検パネルの修理、そして今後の再発防止としてエコキュートの上に雪避け屋根を取り付けるご提案をすることになりました。
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  • 【基礎と土台(勝手口)の間のヒビ割れ】2012年3月19日(月)お家の点検5年目(富山市K邸)

    Q ヒビ割れがある。直して欲しい。
    A 現状を確認。この土間は自重で下がってきており、ヒビ割れは基礎本体の表面に施してある厚さ数ミリの化粧モルタル(基礎本体と一体化していない)なので、構造上は全く問題ないことを説明。
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    後日、ヒビ割れ箇所にハイモルタルを上塗りして処置する事をお約束。
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  • 【基礎化粧モルタルのヒビ割れ】2012年3月12日(月)お家の点検5年目(富山市八尾町O邸)

    前回の2年目点検後のフォローで厚さ数ミリの基礎モルタルのヒビ割れを目立たないように補修した跡です。年月の経過とともに目立つこともあります。
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    補修するか否か?では、補修跡が目立ってしまうことはありますが、ヒビ割れ箇所に水が進入して凍結すると体積が1.1倍に膨れ上がることでヒビ割れ箇所が少し大きくなることもあります。
    でも、基礎の表面に施してある化粧モルタルは「基礎のコンクリート肌を表面上美しく仕上げる」ものであり、基礎本体に影響はありませんので、最終的にはお客様と協議によって、補修の有無を決めています。

  • 【コンクリートのヒビ割れ】2011年12月10日(土)お家の点検5年目(富山市T邸)

    ヒビ割れは「コンクリートは圧縮に強く、引っ張りに弱い」特徴があります。お家の基礎の場合は鋼材によって引っ張り側を補強しています。
    以下の画像は基礎本体ではなく、後から施工された土間コンクリートです。
    [建物東側]
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    [建物南側]
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    [開口部周辺]
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    ヒビ割れの原因には「収縮」や「温度」、「複雑性(自己収縮、乾燥収縮、温度応力の複合+・・・)と、ネットで調べると、専門的な言葉が数多く見られ、複雑な要素がいっぱいあるようです(汗)
    自己収縮・・・セメントの水和反応の進行→体積が減少して収縮
    乾燥収縮・・・コンクリート中の水分の蒸発→体積が減少して収縮
    ヒビ割れの可能性(発生確率)を下げることは可能なようですが、ゼロにすることは難しいそうです。

  • 【土間コンのヒビ割れ】2011年11月12日(土)お家の点検1年目(富山市婦中町N邸)

    お家の南側で土間コンが少しヒビ割れしている状態を発見。ポーチ柱の土台と土間の接続箇所(土台を通す穴が開けられている)から外側に向かって小さなヒビ割れが伸びていました。この現象は温度変化によりコンクリートが圧縮・膨張して表面がヒビ割れしたものと思われます。景観上で気になる箇所ですが、構造上の問題はありません。
    お客様との協議の結果、粒子の細かなモルタルを上塗りすると補修跡が目立つこともあり、そのままの状態で良いとのこととなりました。
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    これは目隠しフェンスを支えているコンクリートの土台。以前、お客様からの指摘があって、小さなヒビ割れ箇所に粒子の細かなモルタルを上塗りした経緯があります。
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    また、コンクリートの表面にクモの巣のような模様が現れてくることもありますが、今回は特に割れている状態でもないので、起こり得る事例の説明です。
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  • 【基礎のヒビ割れ】2011年11月3日(祝/木)お家の点検1年目(高岡市M邸)

    お家の南側の面で基礎の表面に施してある化粧モルタルに小さなヒビ割れを発見。この化粧モルタルは厚さ数ミリで基礎の地肌を隠すために塗られているだけなので、構造上は全く問題ありません。
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    お客様との協議の結果、粒子の細かなモルタルを上塗りしてヒビ割れ箇所を隠すことになりました。後からの施工になるので、逆に補修跡が目立ってしまう事例もありますが、お客様に理解して頂きました。

  • 【コンクリートのヒビ割れ】2011年10月16日(日)お家の点検1年目(高岡市福岡町T邸)

    Q コンクリートにヒビ割れがある。
    A 現状を確認。コンクリートの表面で外構側(外側)や建物側(内側)から円形の汚水枡に向かって小さなヒビ割れ(ヘアークラック)が発生していました。温度変化によってコンクリートが収縮・膨張して、汚水枡周辺の表面にヒビ割れとなって現れてきたものと思われます。
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    ヒビ割れを防ぐ一般的な施工では「誘発目地」を入れる方法があります。今回の事例ではヒビ割れが全体(真下)まで及ぶのではなく、表面だけとなっています。このヒビ割れを隠すためにモルタルを塗って補修しても施工時期が違うので逆に目立ってしまう事例を紹介。お客様との協議の結果、そのままで良いことになりました。
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