点検ブログ

  • 【サッシから砂が入ってくる】2015年11月14日(土)お家の点検2年目(富山市M邸)

    Q 今はキレイに拭き取ってあるが、サッシから小さな砂が入ってくる。

    [2階居室/西側]

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    現状を確認・聞き込み。強風時には砂ボコリが入ってくることが多いそうです。お客様宅は団地の端っこに立地しており、同じ団地内の他の家々に比べると風が当たる威力が違うと思われます。

    [2階寝室/南側]

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    富山市で他に風が強い大沢野にある団地の事例を紹介。砂が入ってくる進入口はレールに開いている複数ある水抜き穴(雨がサッシに吹き込んでも水を抜けるように穴が複数あります)であり、起こり得る現象と考えられます。

    [1階ダイニング/東側]

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    これは強い南風が拭いて運ばれてくる枯れ草です。

    [建物左面/北側]

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  • 【結露がひどい】2015年7月15日(水)お家の点検10年目(富山市T邸)

    Q 結露がひどく、障子を貼り替えても濡れた跡がすぐに付いてしまう。

    A 現状を確認。この部屋のサッシは熱の伝導率が高いアルミ製の複層サッシ仕様。サッシの性能等によって起こり得る現象のひとつです。費用を抑える方法のひとつとして、内部と外部にプチプチ(気泡緩衝材)を貼ることで断熱効果が高まります。また、サッシの真横にある小屋の上に雪が積もり、積雪がサッシ側にくっ付いている状態になっているそうで、雪と常に接している(サッシが冷たい)ことが原因とも考えられます。

    [和室/西側]

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  • 【サッシのレール穴の役割について】2015年6月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)

    サッシのレールに開いている規則的な穴。この穴はレールに水が溜まった場合の排水用の穴になっています。複数の小さな穴が開いているのは排水しやすくする為の「空気穴」も兼ねているようですが、この穴が風の強い地域(大沢野など)になると砂ぼこりの進入口となっているので注意が必要です。更に手前側にもうひとつの水抜き穴があります。

    [LDK/南側]

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  • 【室内干しと暖房器具、結露跡】2015年6月19日(火)お家の点検10年目(富山市婦中町T邸)

    結露跡を調査。LDKは日頃のお手入れで拭き掃除がなされていますが、2階居室のお子様の部屋は出入りが厳しくてなかなかご両親の注意が行き届かないようです。ゴム枠部分には小さなカビが発生していました。

    [LDK/南側]       [2階居室/東側]

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    洗濯物はバルコニーや洗面脱衣室で干しておられるご様子。浴室換気乾燥機もあって室内干し環境は最適です。4人ご家族の場合、洗面脱衣室の広さだけでの室内干しは季節によっても難しさがあります。

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    お客様に冬場の洗濯物はドコで干しているのか?をお聞きすると「蓄暖前でも干している」とのご様子。蓄暖は過乾燥する傾向があるので、リビングでの室内干しは結露は別にして室内の湿度を確保するのに良いと思われます。

    [LDK/蓄暖]

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    リビング階段は引き戸で仕切ってあるので2階から寒気・冷気が降りてくるのを防いでくれます。暖房費の節約や室内干しで湿った暖かい空気が2階に上がりにくくなっています。ただし、階段を使う時は扉を開閉するので、その瞬間に湿った空気が2階に逃げて寒気・冷気とぶつかることで結露化することもあります。

    [階段前引き戸]

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  • 【内部結露があった場合は・・】2015年5月27日(水)お家の点検5年目(富山市婦中町M邸)

    複層(ペア)ガラスの内部が結露してしまう現象があります。メーカーのサッシ保証は10年となっていますが、製造年月日から起算していますので、実際は住み始めてからは約9年になると思われます。日頃のお掃除でガラスを拭いても結露が消えない場合は内部結露の可能性が高いので、次回の点検(今回は5年目点検なので次回は10年目点検)を待たずに早めの連絡をお願いしました。

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    サッシ・ガラスの右下に製造年月日等が刻印されているのですが、分かりますか?

  • 【お客様アンケートで聞けていないことをお聞きします】2015年3月20日(金)お家の点検5年目(富山市S邸)

    お客様にアンケートをお願いしました。用紙に記入されていないことは口頭で聞いています。

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    Q 中田工務店を選んだワケは?・・・通りすがりに立ち寄った。

    Q 住まいになってからの感想は?・・・まずまず快適です。

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    Q 蓄暖を点けていても冬は寒い?

    LDKに蓄暖があるのですが、エアコンも点けておられるご様子。吹き抜けは暖房効率が非常に悪いという感想を頂きました。一概に「吹き抜けが悪い」とは言えないのですが、蓄暖の容量不足や設定温度、体感温度の差などがあると思われます。

    [LDK]

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    Q 窓に目隠しを付けてみたが・・

    2年目点検では「隣家の2階からキッチンの窓を通して室内が見えてしまう」という感想があったので、点検後のフォローでカーテン等の見積書を提示していましたが、ブラインドウだと開閉時のヒモの位置が嫌だったり、フィルムを貼ると景色が見えなくなる等の理由で却下されていたようです。

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    今回の5年目点検ではお客様が100均ショップで「貼る飾り」を購入されたご様子。なかなかセンスが良いです。室内が少し暗くなりましたが、プライバシーの保護やインテリア等を考えると、メリットが大きいと思われます。

    和室のサッシのブラインドウを上げてみると、白木の枠材が少し変色している状態でした。住み始めて1年目で何らかの理由で結露していたようで、発見が遅れて拭いていなかったことで起こったようです。室内干し等が原因だったのかもしれません。

    [和室]

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    Q 子供部屋に入ると目がチカチカすることもある。24時間換気を点けているのに・・・

    壁クロスの糊などホルムアルデヒド等の有害物質の量は昔に比べてかなり低くなっていますが、窓を閉めっ放しの状態で換気システムだけに頼るのは大きな空気の流れがなく室内の空気が滞留することも。また、有害物質はお家を構成する部材等だけでなく、家具等にも含まれていることもあります。

    [2階居室]

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    直射日光による化学変化は起こり得る現象ですが、「窓を開けての換気」がほとんどなく、窓を閉めっ放しにすると、空気がよどんでしまうこともあります。日頃から窓を開ける習慣を持って頂き、2箇所(空気の入口と出口)を開けて換気して頂くよう、もしも防犯上の心配がある場合はサッシにかませるグッズが販売されているので探してみることもお勧めしました。

  • 【お客様アンケートでお客様に現状をお聞きしました】2015年3月18日(水)お家の点検5年目(高岡市A邸)

    お客様にアンケートをお願いしました。

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    Q 寝室の結露が気になる

    サッシ仕様はアルミ複層ガラスと思われます。白いレースのカーテンにはサッシに付着した結露の影響で黒いカビが発生していました。寝室は睡眠中の呼吸による水蒸気の放出と室温の低下等により結露が起こりやすい現象(サッシの仕様等による)になります。そこで日頃の拭き掃除をお願いしました。

    また、サッシ枠のゴム部分にこびり付いたカビを落とす方法として、カビ取り薬剤をティッシュ等に含ませて数時間漬け置きしてから拭き掃除して頂くようお願いしました。

    [2階寝室/南側]

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    Q サッシのレールに溜まっている黒い塊は何だろう?

    手に取って確認すると、何らかの理由で室内に入っていた泥にコケが生えているようでした。外構が泥であったり、近くに田畑がある場合は風によって泥などが飛ばされて次第に溜まって湿度を帯びてくることでコケが生えてくる一連の流れを説明して理解して頂きました。

    [2階居室/北側]

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    Q 冬は暖かくてとても良いかも?

    LDKには蓄暖があります。点けているとエアコンや石油ストーブ以上に暖かいようです。冬場は洗濯物が乾きにくい季節なので、暖かくて過乾燥の傾向のあるLDKで洗濯物を干しておられるご様子。

    [LDK]

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    LDKのサッシ枠は定期的にお掃除されているせいか、それほど目立った汚れは見受けられませんでしたが、小さな黒カビが発生している跡もありました。室内干しによる室内水蒸気量の増加(水分が洗濯物から室内に移動)と室温の低下での結露化と思われます。

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    一方、和室は続き間ではなく独立している間取り。サッシ枠には結露跡が目立っていません。

    [和室]

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    また、リビング階段は引き戸で仕切られています。閉めっ放しの場合は室内干しによる高温多湿な空気が1階に滞留しますが、扉を開けると2階に移動(寒気と暖気の空気の対流)するので、2階のサッシ等に結露が発生しやすくなっている環境と考えられます。

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    Q 蛍光灯を取り替えるにはどうしたら良いのか?

    実際に照明器具のカバーを取り外して、カバーの内側がバネで固定されている仕組みを見て頂きました。

    お客様宅の照明器具の蛍光灯は細い製品なので、買い換える際には蛍光灯を取り外してホームセンターに持参して同型を探して頂くようお願いしました。

    [LDK]

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  • 【結露】2014年11月21日(金)お家の点検2年目(富山市婦中町M邸)

    ゴム枠部分には小さなカビが見受けられました。結露していた跡と思われます。床暖房を使われているご家庭では結露は発生しにくい室内環境となっていますが、日常的に加湿器をつけることで室温の低下等によって結露が発生しやすくなる傾向が強くなります。お客様も理解されていました。

    [LDK/東側]

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  • 【1年目点検での希望】2014年11月13日(木)お家の点検2年目(富山市D邸)

    1年目点検時は育児休暇中でお家に居ることが多かったお客様。当時は横道を登下校する小学生の視線が気になっておられたご様子でした。そこで、道路側からの視線を遮る方法として塀は高額になるので、安価で抑えられるサッシのフィルム貼りを提案していました。

    [LDK/西側]

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    1年後の2年目点検で改めてお聞きすると、育児休暇もあと数日で終わり、「家に居なければ気にならない」お返事を頂きました。生活スタイルの変化によって要不要が出てきますね。

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