点検ブログ

  • 【雨垂れ確認】2012年5月12日(土)お家の点検1年目(富山市I邸)

    雨垂れ跡を確認。雨や太陽の紫外線の当たり方(お家の向きや軒の出等々)によっても雨垂れ跡は違ってきます。ベンドキャップやサッシ枠に施してある防水コーキングの経年変化等が雨垂れの原因と思われます。お客様宅のサッシの斜め下には雨垂れ防止アイテムが取り付けてあります。分かりますか?
    [建物正面/西側]
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    [建物左面/北側]
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    [建物後面/東側]
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    こうやって様々な点検現場での傾向を見ていると、雨垂れ防止機能付きのベンドキャップ(取り付け位置にも関係)や軒の出の長さ、雨垂れ防止アイテムの取り付け等によって、黒い雨垂れ現象がある程度防げると思われます。

  • 【ベンドキャップからの雨垂れ】2012年3月13日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町Y邸)

    白い外観のせいか、全体的に雨垂れが目立っていました。ベンドキャップの周囲には防水のためにシーリング剤(変性シリコンも含む)が施されています。雨水によってこの箇所から少しずつ溶け出す可塑剤(材料の柔軟性を保つ)に含まれるシリコン油が関係しているものと思われます。
    軒の長さによっては目立つ・目立たないがありました。
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    「軒が長い」または「庇がある」場所にベンドキャップがある場合は、壁が雨に濡れにくい(油分が流れ出て、汚れ成分と結びつきにくい)ため、汚れが目立たないものと思われます。

  • 【雨垂れ確認】2012年3月12日(月)お家の点検5年目(富山市S邸)

    白い塗り壁で塗装面に凹凸があるせいか、全体的に雨垂れが目立っていましたが、軒下のベンドキャップからの雨垂れは特に目立っていませんでした。
    [建物正面/西側]     [建物後面/東側]軒の出が長い
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    [建物右面/南側]
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    お家のデザインで軒の出が小さくなっており、外壁に雨水が当たって紫外線の影響も合わさってベンドキャップ周囲のシーリング剤から次第に溶け出てくる可塑剤(弾力性を保つ役割)に含まれるシリコン油などが原因と思われます。

  • 【外壁について】2012年3月8日(金)お家の点検5年目(入善町U邸)

    外壁の状態を確認。塗膜が少し剥がれている箇所が数箇所ありました。
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    外壁同士の間に施されているコーキングに指を強く当てて弾性状態を確認。特に異常はありません。
    [建物後面/北側]
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    外壁の経年変化(劣化等)は太陽の紫外線等の自然環境によって進行していきます。
    今回の点検では外壁の塗膜に少し剥がれがありましたが、全体では異常はありません。塗膜の劣化が進んでくると、塗装面にチョークの粉のような粒子が発生する現象(チョーキング)を紹介。まだまだ先の話ですが、そのまま放置すると基材も傷んでくるので注意して頂くようお願いしました。
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    また、コーキングの弾性(ゴムのような弾力性)が硬化・劣化(ヒビ割れ等)する事例も紹介。下地には防水シートがあるので直ぐには雨漏りになることはありません。
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    次の点検は5年後の10年目点検です。その時点でもう一度現状を再確認しますが、お家は防水塗装・加工で保たれているので、「外壁の再塗装やコーキングの打ち直し等」の具体的な改装計画等も視野に入れて頂くようお願いしました。

  • 【バルコニー手摺りの塗装】2012年3月8日(金)お家の点検5年目(入善町U邸)

    Q 手摺りの所々の色(塗装)が少し剥がれてきているが、防水は大丈夫?
    A 現状を確認。剥がれ現象は経年変化等によるものですが、手摺りに使われている部材は錆びるものではなく心配ありません。
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    雨垂れについては水道水で高圧洗浄することによってある程度は落とせますが、塗装面が凸凹しているので、汚れが次第に堆積していくと完全にキレイにすることは難しくなってしまいます。
    DIYで再塗装される場合は雨垂れを落とした後、市販されている数ある塗料の中から数種類を選んで調色・塗装して頂くようお願いしました。

    また、バルコニーの排水口に枯葉等が溜まると、バルコニー内に入った雨水が抜けなくなり、オーバーフロー現象がある事例を紹介。定期的なお掃除をお勧めしました。
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  • 【コーキング(シーリング)の経年変化】2011年10月18日(火)お家の点検5年目(富山市S邸)

    外壁材同士の間に施工されているコーキングの経年変化です。下地材の木部が湿度変化によって伸縮することで外壁材も追随して動きます。この動きによって外壁材同士の間に隙間が出来ますが、弾力性のある(弾性)コーキングが伸縮して隙間が発生しないようにしています。
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    太陽の紫外線等の影響で弾性コーキングが次第に劣化(硬化)していくと、ヒビ割れ現象が発生します。その箇所から雨水が進入してきますが、下地には防水シートがあるので直接的には雨漏りにはなりません。ただし、防水シートは紫外線に弱いので早めの改修計画も考える必要があると思われます。
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  • 【コーキングの劣化】2011年8月24日(水)お家の点検5年目(富山市K邸)

    現状を確認。ゴム状のコーキング(シーリング)剤です。指で強く押してみると、弾性があるかどうか分かります。白く見えるのは劣化(硬化)し始めている状態です。
    [北側]
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    [南側]
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    こちらは隣家との距離が狭く、影になっているせいか、硬化の進行は他の面よりも遅いと思われます。
    [西側]
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