Q 床がミシミシときしむ音がする。
A 現状を確認。床材は無垢。床鳴り(きしみ等)の原因は様々ですが、床下の鋼製束で対処できるかどうかを確認する事になりました。
点検を実施。全ての鋼製束の締まり具合を確認。特に増し締めする必要はありませんでした。
調査の結果、床下収納庫が設置される事で「鋼製束という床下からの支えが無いことで起こり得る現象」、そして「無垢材の湿度による伸縮で床材同士や下地材との隙間」等も関係していると思われます。
Q そういえば、蛍光灯の傘の部分が「ネッチョリ」しているのは、どうして?
A 間取りは一般家庭に多いダイニングキッチン、また、ダイニングテーブルではホットプレート等で調理もされておられると思います。
油を使った料理をすると、目には見えませんが、空気中にも油が舞っている状態。これがホコリとくっ付き月日の経過とともに粘着性のある汚れのようになると思われます。
今回のような傘の部分でしたら、汚れが染み付いても目立ちませんが、壁クロスの場合はそうもいきませんね。変色等が気になってしまいます。
見映えが悪くならないように、前もってお手入れすること。奥様へお手入れ方法をお話ししました。
(参考/2008年11月14日富山市Y邸2年目点検、壁クロス)
Q 磨いてキズを付けてしまった。何とか元のような状態に戻すことは可能か?
A 現状を確認。仕様は人工(人造)大理石(※1)。光の反射で表面のキズが分かります。
※1 ステンレスとは違った温かみがあり、お洒落で見栄えが良い等の利点がありますが、熱に弱く、細かなキズが付きやすい等の欠点もあります。
素材仕様ではアクリル樹脂系、ポリエステル系等があります。
日常の使い勝手等で表面の光沢にムラが生じた場合、耐水サンドペーパーの400番、600番、800番を順番に使って少しずつ広範囲を磨いていくことで、光沢のムラが目立たないようにして「ぼかす」ようです。
仕上げにはクリームクレンザーや中性洗剤をスポンジかナイロンタワシに付けて全体を磨く方法があるそうですね。
(デュポン/http://www.dupont-corian.net/happy/living/marble/index.htmlより抜粋)
Q 取っ手の金具が壊れてしまった。
A 現状を確認。後日、取り替える事をお約束。
Q 収納庫の蓋が開かなくなってきた。
A 現状を確認。無垢の単層フローリングです。よく見ると蓋の周囲の金具同士に隙間がほとんど無い状態。床材は、床下の湿度(外気/当日は雨)と室内の湿度変化により伸縮を繰り返しています。
今回の事例では、無垢材が膨張し過ぎていると思われます。後日、金具の内側を削る等を施して改善する事をお約束。
無垢材は自然な色合いや感触が魅力的です。お引渡し後、5年が経過していますが、とっても肌触りが良いですね。
日は変わって後日(11月29日(土))、大工さんと一緒に現場の下見に伺いました。本日は晴れ。
点検当日の雨天時とは違って湿度が低いせいか、開閉に支障はありませんでした。
床下収納庫の蓋を取り出して、改善策の検討中です。無垢の床材同士がぶつかっていますね。
当初の予定通り、蓋の周囲の金具を外して、床材の周りを少しずつ削ることになりました。
Q キッチンの排水が流れにくいことがある。どうすれば良いのか?
A まずは調理後等にお湯を流して、管の内部に油が蓄積しないようにすることです。そして、市販の薬剤をこまめに(詰まる前に)使用したり、排水口にゴミ受け(野菜等の切れ端等を流さない)ネット等をかける方法があります。
Q 他の排水で気をつけることは?
A お家の中の排水には、「流し台」のほかに「洗面所」、「お風呂」、「洗濯機の排水」、「トイレの排水」があります。ここではトイレ以外の話題になりました。
(洗面所)
髪の毛、糸くずがどんどん絡み合って、流れを妨げます。歯磨き粉の固まりや石鹸等も詰まりの原因になります。
(お風呂)
シャンプー、リンス等は油かすと同様です。髪の毛等も流れて詰まりの原因になります。
(洗濯機の排水)
洗剤の過剰使用が大きな原因です。使い過ぎは溶けずに配管内部に固まりとして残ります。衣類等から出る糸くずも原因のひとつ。洗濯機に付いているゴミ受けをこまめに掃除したり、ゴミ取りを入れるようにしたほうが良いと思われます。