毎年欠かさずにワックスをかけておられる奥様。新築して約10年経っていますが、床のツヤが今なおあって無垢の美しさを更に引き出しています。
リンレイ製のワックスだそうです。素人とは言えないくらい、かなり上手に施されています。
(参考/http://www.rinrei.co.jp/home_care/category/item/floor_resinwax/item_03.html)
毎年欠かさずにワックスをかけておられる奥様。新築して約10年経っていますが、床のツヤが今なおあって無垢の美しさを更に引き出しています。
リンレイ製のワックスだそうです。素人とは言えないくらい、かなり上手に施されています。
(参考/http://www.rinrei.co.jp/home_care/category/item/floor_resinwax/item_03.html)
Q 床鳴り・キシミがある。
A 現状を確認。「ミシッ」という音であり、床鳴りではなく、床がきしむ音と思われます。構造上は特に問題はないことを説明し、床材の特徴を理解して頂きました。
[廊下やLDK]
床鳴りやキシミには数種類あります。
1 基材の接着部分の劣化
2 床材の隣同士のサネ(凹凸)部分
3 床材と下地材との間
4 床下の鋼製束の伸縮等
5 その他
季節や天候(自然環境)による湿度変化、床暖房(強制乾燥)による人工的な現象もあります。床暖房を使用すると木部が収縮、湿気のある季節になると膨張するという「木の調湿機能」もあるので、一年を通して床鳴りの有無を確認しています。
シロアリ保証の延長について。今回の5年目点検で新築時からのシロアリ保証が切れることを案内。昔の住宅と違って周りがコンクリートで囲まれているので特に問題はないと思われますが、更新の有無を確認しました。
お客様宅のLDKはリンナイ製のガス温水式床暖房。熱源機で加熱した床暖房用の専用ポンプでLDKの床暖房に循環させて熱利用しています。
ガス温水式床暖房のメリット(http://rinnai.jp/products/living/floor_heater/flh_hw_point)より引用
① 室内で燃焼しないので空気がクリーン(一般的な床暖房と同じ)
② 低温やけどの心配が少ない
→ 電気ヒーター式の場合、床に体や座布団などで接している面に熱がこもり低温やけどを起こす
ことも。ガス温水式は42℃以上にならない為、低温やけどの心配がほとんどないとのこと。
③ 温水循環で経済的
→ 必要に応じてガスを燃焼させてお湯を一定温度に保ちながら循環活用する為、ガス料金がお得。
スイッチをオフにしても余熱が床面温度にある為、ランニングコストが抑えられるとのこと。
④ 立ち上がりが早い
→ 定常時より高い温水を流す、ガス温水式床暖房のホットダッシュ機能で運転開始後の立ち上がり
時間は「床ほっとEシリーズ」では約45分。立ち上がりに時間がかかる電気式に比べて無駄な
エネルギー消費を抑え、スピーディーに設定温度に達するとのこと。
Q クロスの隙間が目立つ。
A お客様から指摘のあった箇所に対して目立たないようにコークボンド補修を実施。
[DK]
[コークボンドを充填]
[2階寝室]
足元にベッドがあったので足場(脚立)を置けない点検スタッフを察してか、お客様がベッドに上って自らコークボンドを手に取り、慣れない手つきで補修・充填されていました。でも、やはりチューブタイプのコークボンドを片手で絞るのは使いにくいご様子。そこで、横窪が改めてお客様に代わって脚立を縦にして(渡辺が横から支えながら)コークボンドで補修しました。
エアコンの横で縦に隙間が入っていました。
[2階寝室/東側]
コークボンドを充填。目立たないようになりました。
今回はお客様にもお手伝いをして頂く形となりましたが、実際に体験してみると「意外と簡単」ということが分かると思います。定期点検チームの一員である私でさえも同行しているだけで「自分でもできるかも?」と錯覚じみた感覚になることもあります。
ホームセンターに行くと色んな補修用アイテムを目にすると思います。でも、どのように使うのか実際に使っている現場に立ち会わないと分からないと思われます。私自身もそうでした。それまではホームセンターに行っても関心が無かったのを思い出します。
お家は展示場と違って、ご家族が住まわれてから部材・部位の経年変化・磨耗等が起こってきます。「自分なりに補修」することで次第にコツ・仕組みも分かってきますし、愛着も沸いてくる・・・そんな点検現場での実話です。
2013年11月30日(土)お家の点検1年目(高岡市S邸)
所要時間 9:58~11:26 晴れ
スタッフ 石丸、中谷、渡辺
【S邸の紹介】
天井の梁を見せた・魅せた室内空間とアイアン(鉄製)の照明器具やカーテンレール、手摺り等々。吊り下げ型(ペンダント)ライトやシャンデリア風など。シーリング型とは違ったオシャレな趣きがあります。
黒のアイアン。中世ヨーロッパを連想して重厚で優雅な雰囲気、アンティークさも感じさせてくれます。
屋内外にアイアンを配すると酸化してサビが発生し、特に屋外の場合は雨によって他の箇所を汚すことがあります。これが屋内だと雨が降らないのでそれほど気にかけることもありませんが、表面が防錆コーティングされていても経年変化等によって錆が発生することがあります。定期的な防錆塗装を施すことが良いと思われます。
アーチ型の施工・デザイン。丸みがあるインテリアは角があるのと違って柔らかい雰囲気にしてくれますし、安らぎと癒しを感じます。
お客様に住み心地アンケートの記入をお願いしました。
[友人・知人に自慢、褒められる・驚かれるところ]
「吹き抜けの開放感が良い」とのご感想。
一般的なデジカメでは臨場感がなかなかお伝えできませんが、圧迫感がなく、陽射しの入れ方や梁の魅せ方、丸みの施工等々、トータル的に空間を上手に使っています。
[LDK/南側]
[スイッチ・コンセントの位置は使いやすいか]
「洗面化粧台にはコンセントが1箇所あるが、複数の家電製品が必要な時は使い勝手が悪い。左の棚のほうにもう1箇所あれば良かった」とお客様。
洗面化粧台の場合、充電もありますが、ドライヤーやヘアアイロン等々、家族構成や生活習慣によって様々な用途がありますね。改めて考えるべき箇所となります。
[洗面脱衣室]
「PCカウンターの左側にコンセントがあるが、PCやWiFiなどの接続で埋まっている。電源タップを使っているが足りなかった」とお客様。
[PCカウンター]
そして「PCカウンターの右側は炊飯器のところまで行かないとコンセントが無い。非常に不便に感じている」とお客様。
日常的に使われるコンセント。カウンターで使用する電化製品の数々。実際に生活してみないと必要数の把握は難しさもありますが、提案する弊社側での気づきが足りなかった事例だと思われます。
お客様に住み心地アンケートの記入をお願いしました。
[友人・知人に自慢、褒められる・驚かれるところ]
「キッチンが明るい」とのご感想。お客様宅ではパン教室が定期的に開かれています。東側全体が窓であり、住宅街のように向こう側に家が無いのが立地環境として非常に良いと思われます。
[LDK/東側] [照明を点けなくても明るい]
[真上の照明を点けなくても明るい雰囲気]
この照明はデザインで選んだのであるが、明かりが暗かったとのこと。明るさはサンプルを見ても設置場所や時間帯、目の感度等によって、光の感じ方が違ってくると思われます。
[コンセントの位置/ピット型コンセント]
ダイニングテーブルでPCを使うときに重宝している。
このタイプのステンレスキッチンはカウンター一体型であり、コンセントを取り付ける場所がありません。ピット型のコンセントでミキサー等の電源を確保しています。
2013年11月21日(木)お家の点検1年目(魚津市O邸)
所要時間 15:52~16:37 曇り
スタッフ 石丸、渡辺
【O邸の紹介】
対面キッチンのカウンターに対するイメージがガラリと変わった・変わる発想です。限られた空間の中での演出。まるでバーのカウンターを思わせます。カウンターと棚の高さを揃えて一体感を作り出しています。
これは居酒屋風なスペースです。個室仕様でちょっと小上がりになっている、和の雰囲気があるくつろぎの隠れ家的な空間となっています。
洗面化粧台のちょっとした苦労話。ランダムに貼られたタイル仕様ですが、現場を担当していた石丸の話では、技術的な細かなことまでは分かりませんが、施工では非常に苦労したとのことです。