点検ブログ

  • 【床材の色落ち】2014年7月16日(水)お家の点検10年目(富山市八尾町A邸)

    Q 結露水が溜まったのを見つけて拭いてみたが、床が変色してしまっていた。
    [LDK/東側]
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    現状を確認。この症状は腐蝕とまではいきませんが、床材の皮膜が変色したものと思われます。マイナスドライバーで表面の皮膜を取り除いて、この削り跡にニス等を塗って頂くことで見た目は改善されると思われます。
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  • 【玄関ドアの開閉・塗装】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    玄関ドアの開閉テストを実施。ドアが完全に閉まる寸前でラッチがカチッと入らず、最後まで閉まらない状態でした。そこで潤滑油(CRC)で摩擦が少なくなるように吹き付けしたのですが、他の事例では室内の空気圧によって閉まりにくくなることもあります。

    (間取りによって起こり得る現象ですが、室内ドアが開いていれば閉まりやすくなります)

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     そこで、ドアクローザーの調節が必要と判断。マイナスドライバーでドアクローザーにある調整ネジを数ミリ回してカチッと閉まるように補正しました。以前にお客様が「閉まる音がうるさかった」とのことでお客様自身でも調整されていたことがあったそうです。

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     Q 玄関ドアに塗っている塗料がもうすぐ無くなるので注文したい。ホームセンターでも購入できるのなら自分で買いに行くが・・・。

    A 塗料は後日ご提案することをお約束。この玄関ドアは無垢で築後10年以上経過しています。経年変化・劣化等で表面には汚れも目立ちますが、汚れ落としにはサンダー等を使って頂くよう助言。

    また、擦ってみる場合はやってから後悔しないように大事を取って「まずは僅かな場所から試験的に擦る」ようにすれば経過も分かって更に上手にできると思われます。

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  • 【サッシのロック不具合】2014年5月19日(月)お家の点検10年目(富山市K邸)

    扉を右側にピタッと閉めても少し右に(足で)ギュッと押さないとロックが掛からない。

    [和室/南側]

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     現状を確認。経年変化等でサッシ枠に少し変化が出たものと思われますが、サッシには経年変化等を考慮して補正できるようになっています。両サイドにある調整ネジを回すことで台車の高さや傾き等が補正されます。左右からのドライバー調整の結果、以前のような足で押し込まなくともロックが掛かるように改善されました。

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  • 【障子戸の開閉】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 障子戸が開閉しにくくなった。

    A 現状を確認。扉を取り外して上と下の部分の動き・摩擦を改善できるかどうかを検査。

    [和室]

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     メーカーや型式・仕様等によって補正方法は異なっていますが、今回の事例は上部にあるビスで調整できると思われます。お客様も一緒になって調整方法を考えられました。

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     どのビスを回すとどう動くのか?等々、試行錯誤しながら次第に仕組みが分かってきたようです。

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     開閉に支障が生じるのは「戸首と上のレールとの間の隙間」の開き具合によって変わってきます。改めて障子戸をレールにはめて開閉したところスムーズに動きました。扉がレールから外れていたことが主な原因だったと思われます。

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  • 【引き戸の開閉】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 以前、引き戸が開けにくくなってしまったので、バールで引っ掛けて無理やり開けようとしたらキズをつけてしまった(汗)

    A 現状を確認。現在はスムーズに開閉できる状態。天候等による湿度変化等によって敷居や鴨居などの木部が伸縮・変化等することで開けにくくなったものと思われます。

    [和室とLDKの間]

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     引き戸の「建てり」について説明。レールについてはリクシル(当時はトステム)であり、新しい物に取り替えたいとの意向でした。後日、提案することをお約束。

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     引き戸の開閉に困ったとき、どうすれば良いのか?扉の真横(サイド)には高さや傾きを補正できるツマミがあります。ドライバーで回すことで台車が微妙に動く仕組みを体感して頂きました。今後の調整では扉を取り外して今回と同じような方法で試して頂くようお願いしました。

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  • 【引き戸の引っ掛かり】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    Q 先日、潤滑油(CRC)を台車に吹き付けて手入れしてみたが・・・。

    A 現状を確認。動きが悪かったので、改めて扉を取り外して台車を検査することにしました。

    [LDK]

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     台車の周囲にはホコリが溜まっていました。お客様がお手入れの際に潤滑油(CRC)を使われていたことが原因なのか、周囲のゴミを吸い寄せたのかレールにはホコリがこびり付いていました。

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     マイナスドライバーの先端で台車やレールに溜まったホコリをキレイに取り除きました。

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     台車にピタッと絡まっているホコリを軍手やドライバーの先端で上手に拭い取って改めて潤滑油(CRC)で台車の回転を滑らかにしました。

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     丁寧な手入れの成果もあってかスムーズに閉まるようになりましたが、今度は「バタン」と勢いよく閉まってしまう不都合も・・・(汗)扉の閉まる速さを緩和・ブレーキをかけるクローザーが壊れていました。使い勝手を考えて取替え用の部材を提案することにしました。

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  • 【引き戸の引っ掛かり】2014年3月29日(土)お家の点検2年目(富山市H邸)

    Q 少し開けにくくなったような気がする。

    A 現状を確認。

    [LDK]

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    ゴムパッキンをめくって、扉の高さや傾きが補正できる調整ツマミを確認。

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    扉の上部にも同様の調整ツマミがあります。ドライバーでツマミを回して上の台車の高さ・傾きを調整しています。

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    下部のツマミも調整(台車の高さ・傾き等)し、現状を改善。今後の引っ掛かり等については日用大工的な感覚でお客様DIYでも可能となります。実際に補正している様子を見て頂きました。

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  • 【引き戸のはずれ】2014年3月29日(土)お家の点検2年目(富山市H邸)

    Q 手前の引き戸の上部に少し隙間が開いている。

    A 現状を確認。

    [東側収納庫]

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    扉の底部にある台車を補正しようと試みましたが、検査すると台車とレールが少しずれている状態。そこで、廊下側に扉を少し叩いて台車を元通りにレールに乗せることで改善できました。お客様はウッカリしておられたそうで、カンタンに元通りに直せるのを知って驚いておられました。

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  • 【3枚引き戸の開閉時の引っ掛かり】2014年3月29日(土)お家の点検5年目(滑川市K邸)

    Q 引き戸が途中で引っ掛かる。

    [奥が仏間、手前がLDK]

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    A 現状を確認。扉の側面下に付いている調整ツマミ(台車の上下の高さ・左右の傾きを調整できる)をドライバーで回してみましたが、思うように現状を改善できませんでした。

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    そこで扉を外して上部の調整ツマミを回そうと試みましたが、「受け」となるビスとドライバーの先端の大きさがマッチしませんでした。

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    調整ツマミの穴が見えます。そこにドライバーを差し込んで左右に回すと白い車輪の台車が上下・左右に動いて微妙な調整ができる仕組みになっています。

    [扉の上部の様子]

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    そこで、サイズの小さなドライバーに取り替えました。ドライバーの柄の部分が手元に無かったので、ペンチで回してみましたがビクともせず・・・。力の伝達が悪いのでしょうか。次はインパクトに取り付けて器械の力で補正を試みました。

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    扉を外したり元に戻したり・・・。ネジや部材の調整を数回試してみました。扉の上部に取り付けてある「扉のブレ防止部材」が桟に引っ掛かっていて、これが引っ掛かりの原因でした。少し向きを補正して現状を改善しました。

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