点検ブログ

  • 4月19日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)

    4月19日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)
    所要時間 16:30~17:00 晴れ
    スタッフ 石丸、広野、岩林
    協力業者 同行なし

    【K邸の特徴】
    元気な男の子がいる、カスタム仕様のK邸。1年前よりもさらに大きくなっていました。部屋中を駆け回る息子さん達。子供部屋にはおもちゃがたくさんあって、とっても楽しそうなお家でした♪

    【換気システム】
    一般的なご家庭では24時間換気システムが1階と2階に1台ずつ設置してあります。今回のお宅ではともに電源がONでした。大半の方はメンテナンスの時以外は電源を入れっぱなしの状態ですね。
    OFFにすると特に「梅雨から夏、冬の期間」は、内外の気温差と湿度との関係でダクト内に結露が発生し易くなります。結露水が溜まって室内に垂れてくることがありますので注意が必要です。
    1年目点検の時に音が気になるとの事で、設定を「強→弱」に切り替えました。
    01_K_換気システム_0101_K_換気システム_02

    【隙間点検】
    和室の物入れの扉に若干の隙間を発見。後日、調整する事をお約束。
    02_K_隙間点検_0102_K_隙間点検_02

    【小屋裏確認】
    現状を確認。部屋と小屋裏の温度差が体感的に感じられ、断熱材の効果を確認しました。異常なしです。
    03_K_小屋裏確認_0103_K_小屋裏確認_02

    【使い勝手の確認】
    インテリアコーディネーターの広野が図面と施工後の様子(使い勝手)をしっかりと確認。
    04_K_使い勝手の確認_01

    【終わりに・・・】
    今回は、特に床鳴りもなく、壁クロスの切れ等もコークボンドで目立たなく補修されており、室内外ともに綺麗な状態でした。また、奥様はとても換気に気を使っておられるようで、点検時も各お部屋の窓を開けておられました。
    現在のお家は、窓を閉め切った状態でも換気ができる仕様となっていますが、晴れた日には窓を開けて新鮮な外気を取り込むこと。これに優るものはありませんね♪
    05_K_終わりに_01

    あっ・・・そう言えば!1年目点検の時を思い出しました。点検時にちょうど雨が降ってきました。
    スタッフが窓を閉めましょうか?とお聞きしたところ、奥様は「水滴等の汚れは拭けば取れるけど、換気をしないことによるカビとかは拭いてもなかなか取れませんよね(笑)」って。
    掃除の手間を考えると・・・さすが奥様の名言です♪私も見習わなきゃ!!
    05_K_終わりに_02

  • 2月19日(火) 定期点検1年目(富山市A邸)

    2月19日(火) 定期点検1年目(富山市A邸)
    所要時間 16:05~16:45 晴れ
    スタッフ 石丸、橋爪、広野、渡辺
    協力業者 同行なし

    【A邸の特徴】
    1階がブリック貼りの「カスタムハウス」。欧風な感じ。外壁の色も濃い山吹色なので南欧の風が吹き抜けてくる気がしました。ポーチの作りもあまり例の無いものです。お客様の好みでカスタムも色んな顔を見せてくれます。

    【1年目のお誕生日】
    お元気ですか?お客様が新居にお引越しされて、約1年になりました。
    01_A_お誕生日

    【カウンターのキレ】
    蓄熱式電気暖房機の上のカウンターと壁との間に隙間が発生していました。暖房の熱と乾燥で水性のコーキングが切れたものと思われます。お客様も建築の知識を持っておられ、原因には理解を示されました。暖房機を使わなくなる春頃に補修する事をお約束。
    02_A_カウンター

    【和室の床鳴り】
    床鳴りを確認。強く踏み込んだ際の音を聞くと、床下の床を支える鋼製束の緩みであることが判明。
    季節(湿度)の変化により、床鳴りが発生したものと思われます。後日、床下から増し締めを実施する事をお約束。
    03_A_床鳴り

    【引き違い戸】
    Q 子供が押したせいか、閉める際にカタンとレールに違和感がある。
    A 現状を確認。数回、試したところ、モヘヤ(※1)と戸の表面の飾りとの摩擦が原因である事が判明。閉める時の微妙な力加減が違和感になる事を説明し、お客様もご納得。
    04_A_引き違い戸_0104_A_引き違い戸_02

    ※1 モヘヤ ・・・ 腰の強い繊維。

    【玄関ドア】
    Q ドアの閉まる速さが一定なので、勢いの無い閉まり方にして欲しい。
    A 現状を確認。ドアクローザーの調整ネジをドライバーで調整。数ミリ単位で難しい作業でしたが、お客様が希望される「9割が一定の速さ、閉まる間際の1割でゆっくり」を実現。
    05_A_玄関ドア_0105_A_玄関ドア_02

    【結露】
    結露って一言でいうと難しいですよね。特に冬場に多く見られる現象です。
    Q 結露はどうして発生するのですか?
    A 複層ガラスの場合、ガラスの間に空気層が設けてある為、断熱効果が高く、ガラスは結露しないと思われます。枠の場合、素材や製品仕様によって異なっており、結露がしにくい状態となります。
      点検現場では「複層ガラス=窓全体が結露しない」が一般的に考えておられるようです。
    06_A_結露_01

    様々な諸条件が重なって結露が発生しますが、何やら難しい用語で「飽和水蒸気量(※2)」や「露点」(※3)等々、私なりに考えてみました。
    寝室の場合、一般的にドアを閉めて室内を暖めていると思います。暖かくなった後、暖房を消して就寝。その後、徐々に室内温度が低下すると露点も下がっていきます。

    同時にヒトの水蒸気発散(呼吸)の占める割合が大きくなって、露点に近い状態になり、外気に近い温度(素材の熱伝導率(※5)により異なる)の枠に結露が発生すると思われます。
    ドアを開けて空気(暖かい空気)の交換や除湿すれば飽和水蒸気量がもっと減ります。気温と露点の関係ですね。
    06_A_結露_02

    したがって、室内(部屋毎に違う)温度、暖房機器、調理機器、物干しの場所、住まわれる家族構成、サッシの素材の断熱効果等々と思われます。
    ※2 飽和水蒸気量 ・・・ 1㎥の空間に存在できる水蒸気の質量をgで表したもの。
    ※3 露点 ・・・ 水蒸気が飽和(※4)に達して凝結する温度。
    ※4 飽和 ・・・ 最大限度まで満たされること。
    ※5 熱伝導率 ・・・ 専門的には気体や液体(例えば対流)、固体や金属等に分類されます。今回の場合は、金属。用語とか難しいのですが、アルミの場合、鉄の約3倍となる「熱しやすく冷めやすい」性質をもっています。アルミ製のヤカンや鍋は直ぐにお湯が沸きますね。

  • 2月18日(月) 定期点検1年目(富山市O邸)

    2月18日(月) 定期点検1年目(富山市O邸)
    所要時間 9:50~10:55 雪
    スタッフ 中田、砂田、坪島、成瀬、渡辺
    協力業者 光陽トーヨー住器㈱

    【O邸の特徴】
    やさしいクリーム色とビタミンカラーのオレンジ色。あまり例が無いのでオリジナリティがあります。
    優しさと元気を表現されているように感じられました。優しげなご夫婦と元気なお子さんを象徴しているようです。

    【1年目のお誕生日】
    お客様が新築にお引越しされて、約1年。今思うと、たくさんの楽しいイベントもありましたね。喜びもひとしおです。
    01_O_誕生日

    【枯れ草】
    外壁内に侵入している枯れ草を発見。これはエノコログサ。植物の隠れたチカラは、コンクリートを突き破る等で有名ですね。今回の事例は深刻なものではありませんが、スタッフの手で引っこ抜きました。
    02_O_枯れ草_0102_O_枯れ草_02

    子供の頃、エノコログサで友達をくすぐったりしたことがあります。何だか動物(犬?猫?)のシッポに似ていますね(笑)
    「犬コロ」がなまって「エノコロ」になったそうです。子犬のシッポ。不思議不思議♪

    【基礎の表面】
    基礎の表面(厚さ5㎜)の仕上げモルタル部分にクラック(ヒビ割れ)を発見。お客様には基礎本体には影響が無い事を伝え、安心して頂きました。景観上の問題であり、2年目点検の時に補修する事をお約束。
    03_O_クラック_0103_O_クラック_02

    【積雪】
    本日の積雪量?降雪量は約30cm。メーターボックス等が埋もれていた為、今回は点検出来なかったのですが、次回の点検で蓋を開けて検査する事になりました。
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    【ユニットバス】
    廻り縁が外れていたのを発見。他のコーナーと比べると明らかに変な状態でした。お客様へ謝罪し、直ぐに処置する事をお約束。
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    【和室の床鳴り】
    床鳴りを発見。強く踏み込むと、床下の床を支える鋼製束の音であることが判明。季節(湿度)の変化により、床鳴りが発生したものと思われます。お客様宅での事例は初めてなので、一通りの増し締めを実施する事をお約束。
    06_O_床鳴り_01

    【クロスのキレ等】
    階段口や2階居室で壁クロスのキレ等を発見。下地材が季節の湿度と室内湿度(ライフスタイル)によるものと思われます。室内湿度の変化には様々な要因があります。暖房機器、調理器具、家族構成等々。後日、目立たないように補修する事をお約束。
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    【床のキズ】
    玄関口の床にキズがついていました。
    Q このキズはどうされたのですか?
    A 灯油のタンクを引っ掛けてしまいました(笑)
    ホームセンターで販売されている「クレヨン」等で、試してみる事をお勧めしました。やっぱり、どのご家庭でも家族構成によって様々なキズがあります。低予算でお考えの場合は、お客様自身のメンテも大切なのだなって実感。
    08_O_床のキズ_01

    【換気システム】
    今回は、お客様に具体的なメンテナンス方法をお伝えしました。スタッフが手本となって、お掃除を実施。やっぱり、1年経過すると汚れていますね。
    09_O_換気システム_0109_O_換気システム_02

    次にフィルターの取替えです。使用後のフィルターは小さな虫やホコリで汚れていました。やっぱり、換気システムはホコリ等を吸って吐き出しているのですね。
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    【住み心地アンケート】
    お客様が新居に住まわれてからのアンケートを取りました。お客様の工夫等、様々なお話になりました。
    10_O_アンケート_01

    階段の上り口と下り口にコンセントが設けてあります。足元点灯は安全対策、また階段や廊下を掃除する際に重宝されているご様子。使い勝手が良いみたいですね。
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  • 11月21日(土) 定期点検2年目(富山市M邸)

    11月21日(土) 定期点検2年目(富山市M邸)
    所要時間 14:00~14:50 雨
    スタッフ 大矢、長澤、川上
    協力業者 同行なし

    【M邸の特徴】
    外観は格式漂う日本家屋で注文住宅。玄関へ続く周囲には、日本の心が息づく四季折々の木々や草花。
    やはり日本人だからだろうか。凛とした雰囲気の中にも、どこか懐かしさが感じられた。
    また、バリアフリーのお家で、段差もなく、転んだりする心配もありません。

    【和室の障子戸①】
    Q 障子戸を引く時、固い感じがする。
    A 現状を確認。枠が木製である為、季節の湿度で伸縮して下がる事もあります。後日、補修する事をお約束。
    01_M_和室101_M_和室2

    【和室の障子戸②】
    Q 障子紙にたくさんの穴が開いている。
    A 現状を確認。原因は不明であるが、貼ってあるのは純障子紙。障子紙にも様々な種類があるので、次に貼り替える際には、強度のある紙を選んで頂くよう提案。
    02_M_和室102_M_和室2

    【換気システム】
    お家が広いので24時間換気システムが3箇所に設置してありました。フィルターが詰まると電気代にも影響があるので、目安として季節の変わり目に掃除して頂くように促しました。
    03_M_換気システム

    【お客様のこだわり】
    着付教室を開いていらっしゃる奥様のおけいこ部屋。まるで旅館のようにエアコンが壁の中に設置してあり、木枠で雰囲気を壊さないような工夫が施してありました。
    04_M_こだわり