点検ブログ

  • 【ヒビ割れ】4月20日(月) 定期点検2年目(富山市S邸)

    Q 外壁にヒビ割れがある。ヒビ割れした箇所から雨漏れの心配は?
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    A 現状を確認。外壁材の表面に「塗り壁模様の塗装」が施されている仕様です。今回のヒビ割れは下地となっているジョイント部分のコーキングの変化(下地材同士が湿度により伸縮する影響)にともなうもので、コーキングと塗り壁材との弾力性の違いから起こり得る現象です。
    下地には防水シートもあり、雨漏りへの直接的な原因にはならないと思われます。
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    また、ヒビ割れした箇所を目立たないように補修(上塗り)した場合、周囲との調色が難しく、逆に目立つこともあり、そのままのほうが良い場合もあります。
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    ヒビ割れした箇所にホコリ等が堆積し、黒く汚れてしまうこともありますが、お客様は「白色にこだわったのだから仕方が無い」とご理解されていました。ありがとうございます。
    (参考/2009年3月13日入善町U邸2年目点検、塗り壁、メンテナンスについて)
    (参考/2009年2月14日富山市N邸1年目点検、外壁)

  • 【雨垂れ】4月16日(木) 定期点検2年目(富山市婦中町T邸)

    点検現場で一般的に多く見られるサッシ枠からの雨垂れは、今回の現場ではほとんど見受けられませんでした。写真は東側と南側の面です。
    [東側]             [南側]
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    サッシ枠下の両端には、雨垂れを防いでくれる部品が取り付けられています。
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    でも、一箇所だけ目隠し壁と外壁との接合部分の板金からは雨垂れが目立っていました。
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    (参考/2009年3月13日入善町U邸2年目点検、雨垂れ)

  • 【外壁施工による違い】4月16日(木) 定期点検2年目(富山市婦中町T邸)

    点検現場で一般的に多く見られる外壁下地のジョイント部分の浮き。特に目立っていませんでした。
    [目隠し壁の内側]
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    [目隠し壁の外側]
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    数多くある「塗り壁」のお家。紫外線や湿度等の気象条件等によって、外壁下地材が変化(伸縮等)して、表面にジョイントの浮きが現れてくる事例がありますが、外壁材への塗装方法である「手塗り調」や「吹き付け調」によって違いがあるようです。

  • 【外壁のヒビ割れ】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    お家の外壁はグラナダ塗装で、手作り感(風合い)を醸し出しています。ただ、季節の湿度変化等によっては、外壁材の下地材が伸縮することで塗装部分にヒビ割れが発生することもありますが、構造上は全く問題はありません。
    外壁材の上に塗装を施しているので、直接的な雨漏りの心配は無いと思われます。
    02_Y_ヒビ割れ_0102_Y_ヒビ割れ_02

    お客様と協議の結果、現状のままで良い事になりました。
    環境に優しい塗材で、有害な物質が含まれていない自然素材です。
    確か、居酒屋さんでも見かけたことがあります。雰囲気を大切にしているお店でも採用されているので、人の心を優しい気分にさせてくれるのでしょうね。
    では、実際に補修した箇所を確かめてみました。1年目点検で発見されたヒビ割れです。
    02_Y_ヒビ割れ_03

    周囲との調色(色を合わせる)するのですが、新築時と同様の色を使っても、紫外線等による経年変化に合わせるのは難しさがあります。

  • 【雨垂れ】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    破風板の雨垂れ。様々な点検現場で見受けられる現象です。空気中に含まれる汚れ成分(※1)と雨水が混ざって外壁を伝って下に落ちます。外壁の色と比べると破風板の色が白いので、逆に目立っていると思われます。
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    ※1 排気ガスや煤煙等に含まれる油性成分、コーキング材(外壁同士の間に施工)から溶け出す可塑剤(施工後に硬化しても柔軟性を保つ役割)に含まれるシリコン油等々が雨水に混じって外壁に付着。油分で表面が撥水性となり、その表面に空気中の汚れ(ホコリ等)が混ざって、雨垂れが目立ちやすくなるようですね。
    (参考/㈱バイオメンテックhttp://www.bio-mentech.com/html/chemicera.htmlより抜粋)

  • 【メンテナンスについて】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    外壁では、外壁材同士の間(ジョイント部分)に施してあるコーキングの劣化(硬化)があります。
    日当り(紫外線)が強い「南側と西側」の面で特に早くなるようです。硬化してくると外壁下地材の湿度による伸縮に追随するのが鈍くなり、ヒビ割れが発生する事もあります。
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    ヒビ割れした箇所からは雨水が少しずつ浸入してきますが、内側には防水シートが施されていますので、すぐに雨漏れが起こる心配はありません。でも、防水シートは風雨や紫外線に弱いので、ヒビ割れた隙間を補修する必要性が出てきます。
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    (参考/2009年2月14日富山市N邸1年目点検、外壁)
    今回は2年目点検。今後の5年目や10年目点検でのコーキングの状況を見ながらの対応となります。
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    補修する場合は高所作業となりますので、足場を組むことも想定されます。補修費以外に50万円程度かかることも・・・。

  • 【外壁】2月14日(土) 定期点検1年目(富山市N邸)

    サイディングの模様や色(仕様)によってか、ベンドキャップからの雨垂れは目立っていませんでした。
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    サイディングのジョイント部分のコーキングが凹んでいました。これは外壁の下地材が季節等の湿度変化により伸縮することで起こる現象です。このコーキングはジョイント部分から雨水が浸入するのを防いでくれる役割があります。
    コーキングには弾力性がありますが、日差しが強く当たる南側や西側では紫外線の影響で劣化(硬化等)という経年変化が他の面よりも速くなる傾向にあります。
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    外壁の内側には防水シートが施されていますので、コーキングが劣化したからといって、すぐに雨水が入る心配はありません。
    今回は1年目点検。まだまだ先のお話です。目安として、弊社の5年目や10年目点検の機会にご相談頂ければ、「現状を見て、今後を想定して」の判断になると思います。
    (参考/2008年10月21日砺波市N邸5年目点検、外壁のヒビ割れ)