点検ブログ

  • お家の点検15年目(基礎の樹脂モルタルの浮き)

    お家の点検15年目(基礎の樹脂モルタルの浮き

    所要時間 150分 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    15年目点検・・・・・・5,000円を支払って頂く有償点検。基本的な検査方法・順序は10年目点検と同様となる。

     

    【点検箇所】

    点検枡、基礎の樹脂モルタルの浮き、屋根、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、雨垂れ、外壁の経年劣化、クロスの経年変化、キッチン周り、水漏れ、トイレ、換気システム、小屋裏、床下他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [雨水枡]

    雨水枡の点検を実施。特に異常なし。

    [汚水桝]

    汚水桝の点検を実施。油脂等の溜まりが少し見受けられた。お客様にも現状を見て頂き、ホースリールをお借りして管内を洗浄。一連の洗浄を終えたが、油脂の大きな塊が流れなかった為、お客様から園芸ポールをお借りして押し流した。

     

    [基礎の樹脂のモルタルの浮き]

    基礎の表面が部分的に剥がれており、約5年前から少しずつ変化していた。

    表面を剥がして現状を確認。対処することとなった。

    <剥がす前>

    <剥がした後>

     

    [屋根点検]

    屋根点検を実施。前回は南側からのぼったが、今回は東側に長バシゴを立ち上げた。

    屋根材はガルバリウム鋼板仕様。雪止めアングルが少し変色している状態を確認。

     

    [雨垂れ確認]

    外壁材は窯業系サイディング仕様。周辺環境や外壁材の模様(横)によるのか、10年目点検と同様に雨垂れよりも藻の大量発生が目立っていた。

     

    [外壁の経年劣化等]

    外壁の表面材の剥がれやシーリングの現状を確認。表面には経年劣化によるピンホール(小さな穴)や剥がれが多数あり、他にシーリングの切れや破断等も見受けられた。

    外壁材のコーナー部分の上部に隙間が空いている箇所を発見。能登半島地震による影響とも考えられる。

    –ここから

    [クロスの経年変化]

    クロスの隙間やヒビ割れを確認。クロスはビニール製であり経年劣化等によって硬化すると下地の動きに追随できなくなることでヒビ割れが発生する仕組みを説明。

     

    [クロスの変化]

    天井クロスの浮きや入隅の隙間を確認。クロスの経年変化について説明すると、お客様は理解されていた。

    今後のメンテナンスとしてお客様へコークボンドを贈呈。

     

    [床下点検]

    床下点検を実施。

    特に異常なし。前回の10年目点検では床下点検の際にネズミの死骸が見つかったのをお客様も思い出されていた。

     

     

    点検総括・・・点検枡・通気菅の油脂等の溜まりは当日対応、また外壁材・シーリングの経年劣化、外壁に藻が発生、屋根の雪止めアングルの変色、外壁コーナー部分の割れ、クロスのヒビ割れは当日に説明さしあげた。基礎樹脂モルタルの浮きに関しては後日対応となった。外壁のシーリングやコーナー部分の割れ等が見られた。近い将来には外壁を貼り替える時期がくるので、予算取りのための見積もりをお勧めした。

  • お家の点検2年目(照明器具の交換)

    お家の点検2年目(照明器具の交換

    所要時間 90分 晴れ

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    2年目点検・・・・・・内外の注視検査中心で打診等により詳細に点検。1年目点検履歴を考慮し、保証書及び点検リストの項目の説明。

     

    【点検箇所】

    屋根、基礎化粧モルタルのヒビ割れ、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、雨垂れ、土間コンの欠け、クロスの変化、キッチン周り、水漏れ、トイレ、換気システム他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [屋根点検]

    屋根点検を実施。屋根材はガルバリウム鋼板仕様。大屋根には太陽光パネルが搭載されている。

    カーポート屋根にも太陽光パネルを搭載。そして蓄電池が設置されている。

     

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ]

    基礎化粧モルタルのヒビ割れを確認。引き渡し前にも対処していたが、新たに発生している部位もあった為、改めて対応することとなった。

     

    [室外機の排水経路]

    室外機で発生する結露水等による設備台・土間コンクリートの汚れを防ぐ配慮。

     

     

    [土間コンクリートの欠け]

    側溝の縁の土間コンクリートが欠けている。

    現状を確認。電柱と側溝の間の土間コンクリートが少し欠けている状態であった。端の部分の欠け・ヒビ割れは起こり得る現象でもあるが、能登半島地震の影響もあることを説明し理解して頂いた。

    向かいの家の横の電柱付近は液状化現象が発生し砂が噴出しているところもあったようだが、こちら側のでんちゅうには液状化現象はなく、土間コンクリートのヒビ割れが少し発生た程度であった。工事開始前の地盤調査等では「前面道路を境にして地盤の固さの違い」があったことを説明。

     

    [配管の露出]

    配管が露出している状態を確認。将来的な劣化(太陽の紫外線などの影響)を考えると、北側で太陽光が当たりにくい場所ではあるが、地中に埋めるなど何らかの処置が必要と思われる。

     

    [クロスの変化]

    天井クロスの浮きや入隅の隙間を確認。クロスの経年変化について説明すると、お客様は理解されていた。

     

    [照明器具の交換について]

    将来的に電球が切れた際、どのように電球を交換すればよいのか?

    現状を確認。この照明器具は電球と器具が一体型になっていること、器具を外す時は垂直に下げて支えているバネを緩めることで簡単に取り外しが可能であると説明。

     

    [床下点検]

    床下点検を実施。

     

     

    点検総括・・・土間コンクリートの欠け、クロスの変化、照明器具の交換、エアコンの設置場所、洗濯機の乾燥時に下水臭の逆流についてはそれぞれ当日にご説明した。基礎化粧モルタルのヒビ割れについては後日対応となった。洗濯機で乾燥させると下水臭が発生する件だが過去の事例を調べると似たような事例が数件あった。いずれも施工時の排水工事は正常であるが、使われる家電製品の仕様によってそのような事象が発生していると推測される。「何が原因なのか、改善策はあるのか?」、点検現場で応答に困る場面もある為、多くの事例に接してリアルタイムな助言を体得していきたい。

  • お家の点検1年目(クロスの変化、モルタルのヒビ割れ)

    お家の点検1年目(階段手すりの緩み

    所要時間 35分 晴れ

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    1年目点検・・・・・・内外の目視検査中心

     

    【点検箇所】

    基礎ファンデーション施工のヒビ割れ、階段モルタルのヒビ割れ、雨垂れ、ガスボイラー位置、基礎の貫通跡、開閉扉の擦れ、クロスの隙間、サッシのレバーハンドル、換気計画、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [階段モルタルのヒビ割れ]

    階段の表面に施されたモルタルにヒビ割れが見受けられた。モルタルの施工後はしばらくの間は美しく見栄えするが、月日の経過とともに発生するヒビ割れは起こり得る現象と考えられる。構造的には特に問題ないと思われる為、今回は2年目点検までは様子見とする。

     

     

    [開閉扉の擦れ]

    ご主人にも扉の調整を試してもらったが、扉同士が召し合わせ部分で擦れ合っている現状を確認。ドライバーで扉の丁番を補正してみたが、補正にも限界があったため、建具屋に依頼(約3mm削る)こととなった。

     

     

    [クロスのヒビ割れ・隙間]

    収納扉の右下にクロスのヒビ割れがある。クロスのヒビ割れ・隙間は起こり得る現象であるが、2年目点検まで様子見することとなった。

      

     

    [サッシのレバーが外れやすい]

    サッシのレバーが外れやすいとのことで現状を確認。レバーの付け根のビスが緩んでいたので付け根ビスの増し締めを行った。改善後の状態をお客様に確認してもうらう。

     

     

    [水漏れ検査]

    給排水管からの水漏れの有無を確認。収納の陰になることで給排水管からの水漏れは発見しにくい為、「水漏れ事例」を知ること、確認する習慣を促した。

     

     

    点検総括・・・階段モルタルのヒビ割れ(玄関)、床モルタルのヒビ割れ(内部玄関)、クロスの隙間は様子見、サッシのレバーは当日対応、収納扉の開閉時の擦れは後日対応とした。

    1年目点検は主に引き渡し時の状態との比較の意味が強い。引き渡し時はクロスや床やモルタルの仕上がり、建具の開閉等は特に問題ないと思われるが実際に居住して1年が経過し室内外の湿度変化等によって、クロスの変化、床モルタルの入隅を起点としたヒビ割れ、建具の開閉等に影響が出てくることがある。

  • お家の点検2年目(基礎表面の白華現象)

    お家の点検2年目(基礎表面の白華現象

    所要時間 50分 晴れ

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    2年目点検・・・内外の注視検査中心で打診等により詳細に点検。1年目点検履歴を考慮し、保証書及び点検リストの項目の説明。5年目点検の打診。

     

    【点検箇所】

    基礎表面のヒビ割れ有無、白華現象、屋根、給湯機・貯湯ユニットの位置、基礎の貫通後の配管周囲の施工跡、室外機の排水経路、クロスの隙間、キッチン周り、水漏れ、換気システム他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎表面の白華現象]

    現状を改めて確認。基礎周りの内側にある土間コンクリート内の水酸化カルシウムが溶け出して空気中の二酸化炭素に反応して炭酸カルシウムになる現象。対処することとなった。

     

     

    [クロスの隙間]

    クロスに隙間が出来たとのことなので現状を確認。後日に対処することとなった。

     

     

    [水漏れ確認]

    水漏れの有無を確認(洗面化粧台、キッチン)、現在は特に異常なし。排水管の接続部分にあるパッキン材の劣化等による水漏れが発生することもある為、起こり得る現象を理解して頂いた。

     

     

     

    点検総括・・・クロスの隙間と基礎表面の白華現象を確認、後日対応。

    食洗器は日常的に使用されており、前回の点検ではエラー表示で途中で止まってしまう現象があったが、その後の対応によって改善された。また食洗器の使用にあたって庫・引き出しを閉めると上に蓋が被さること、食器類を納める際は洗浄時の吹きこぼれを防ぐ為、収納する高さに気を付けて頂くよう助言。

     

  • お家の点検15年目(汚水桝点検、経年劣化の外壁表面材の剥がれ)

    お家の点検15年目(汚水桝点検、経年劣化の外壁表面材の剥がれ

    所要時間 1時間40分 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    15年目点検・・・5,000円を支払って頂く有償点検。基本的な検査方法・順序は10年目点検と同様。

     

    【点検箇所】

    雨水・汚水枡、基礎化粧モルタル、屋根、給湯機・貯湯ユニット位置、基礎貫通跡、室外機下排水経路、外壁の経年劣化、雨垂れ、クロス、キッチン周り、水漏れ確認、換気システム、床下・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [雨水枡・汚水枡]

    雨水枡点検、特に異常なし。汚水桝点検、油脂等の溜まりが多少見受けられた。ホースの水流で管内を洗浄。

     

     

    [クロス確認]

    クロスの切れを発見。コークボンドを隙間に充填した。

     

     

    [小屋裏点検、水漏れ確認]

    小屋裏点検、水漏れ確認。どちらも特に異常なし。

     

     

    点検総括・・・基礎化粧モルタルのヒビ割れ後日補修、外壁の経年劣化による表面材の剥がれやシーリングの切れ有り(外壁改装の見積書を提示することとなった)、クロスの切れはその場で補修、キッチンの床材が冷蔵庫の重さにより、多少下がり有り。他は特に異常なし。

    外構の一部を土間コンクリートにしたい、子供が壊したガラスのひび割れ等の要望に後日見積もりを提出することとする。

    前回の点検で指摘のあったコークボンドのカビは、発生要因は室内干しにあるとご説明してあったので、今回は指摘はなかった。サッシ枠の結露についても気にされてるようだったが、そちらも洗濯物の室内干しに起因すると改めて説明。

     

  • 【工法とクロスの変化】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)

    5年目点検の案内の往復葉書に「クロスの隙間」についてコメントがありました。そこで現状を確認。
    お客様宅の構造は気密性や耐震性等に優れた2×4工法で暖房機器は蓄暖仕様となっています。外周部以外の壁は下地に石膏ボード(耐力壁)が貼られているので、木部の湿度による伸縮(蓄暖の場合は過乾燥による縮み)が伝わりやすく、クロスに変化が多く発生する傾向があると思われます。
    [2階ホールの天井/浮き]  [2階洋室のコーナー/隙間]
    12_KI05_工法とクロス_01.jpg12_KI05_工法とクロス_02.jpg

    [2階洋室/亀裂]
    12_KI05_工法とクロス_03.jpg12_KI05_工法とクロス_04.jpg

    クロスの隙間等を目立たないようにするコークボンド補修は2年保証。2年目点検以降のクロスの変化についてはお客様にDIYをお願いしています。
    12_KI05_工法とクロス_05.jpg12_KI05_工法とクロス_06.jpg

    新築時から年月が経過すると同時に経年変化という現象が所々に出てきます。機能的な消耗、部材の耐用年数等、構造的には影響は無いのですが、景観上で気になる部分。いざDIYとなると「うっ・・・」と最初のうちは感じますが、実際にやってみると「食べず嫌い」の感覚で何ともないようです。
    12_KI05_工法とクロス_07.jpg12_KI05_工法とクロス_08.jpg