点検ブログ

  • 【感覚の違いによる点検の違い?】2012年11月17日(土)お家の点検2年目(富山市K邸)

    お家の定期点検と日常生活とは、日常的にお客様ご家族が住まわれているので、密接な関係にあります。
    弊社発行の保証書と連動している点検表と工事監督の経験的知識等が定期点検の基準となっているのですが、特に生活に支障が無くて、ちょっとした不具合だとお客様によっては気にされないことも。
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    例えば・・・玄関ドアの開閉の場合、油圧式のドアクローザーが上部に取り付けられています。自動的にドアを閉めてくれる機能がありますが、閉まる速さを「第1軌道と第2軌道」に調整することが可能です。第1軌道は比較的速く閉まるのですが、第2軌道は完全に閉まる手前の扉が約30度の時点でゆっくりとパッタンと閉まるように設定できます。ゆっくり閉まることで「誤って指を挟めないように、仮に挟んだとしてもゆっくり閉まるので被害も最小限に抑えられます。
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    お子様が小さいとケガの心配はありますが、そうでない場合は特に扉の速さを気にかけることもないのが一般的だと思われます。お客様宅の事例で考えるとお孫さんが大きくなって保育所や幼稚園、小学校に通うようになってきた頃に改めて気になられることと感じています。
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    ちっちゃな布団で眠っているお孫さん。カワイイですよねー♪最後はお見送りして頂きました。
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    帰りに食べていってくださいね♪
    お客様から手作りのおやつをおすそ分けして頂きました。砂田曰く「アフターで訪問すると必ずっていうくらいに頂いている♪」とのお話。お客様の優しさに触れた点検です。
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    いつもいつものお心配り、ありがとうございます!

  • 【アンチエイジング?お家の定期点検。改めてお家を取り巻く環境を考える】2012年12月8日(土)お家の点検1年目(立山町S邸)

    お客様宅の1年目点検。これまでの1年目点検の平均時間が約40分だったのに対し、今回の所要時間はいつもの約3倍で140分となりました。丁寧な対応が所要時間にも反映されていると思われます。
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    現地の気候(日当たりや風向き・強さ等)や立地条件(お家の周囲の建造物等)、生活スタイル(家族構成やライフサイクル、暖房設備等々の水蒸気の発生)等によっては同じ富山県であっても起こり得る現象が違ってきます。
    また、外の風向きや間取り、部屋を仕切る扉(開き戸や引き戸、吊り戸)、換気計画等によってもお家内の空気の循環(対流)は変化することもあります。
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    一般的な住宅建材等は工場で生産されており、様々な気候に対応(耐候性)できるように製品化されています。同じ日本列島であっても地形では海岸沿い、平野、扇状地、山の近く等々、気象条件では日本列島を縦横に走る山脈によって日本海側と太平洋側では全く違うこともありますし、同じ県であっても地域によっては天気が違っています。

    さて、新築にお引越しされて約1年が経過しました。
    様々な環境下で経年変化するお家の部材等々。これらの現象に対して工具等を使って補正しながら快適な住まいに近づけていく点検スタッフたち。
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    お家は「ご家族が生活を営む大切な場所」です。気象条件、気候・天候の変化に伴う湿度変化、太陽の紫外線等による部材の劣化、住まうことで起こる室内部材の消耗等、様々な経年変化がお家の内外で起こってきます。これらの経年変化を少しでも和らげるよう、アンチエイジング的な発想で点検スタッフたちはお客様宅の「永く快適な住まい」を実現すべく毎年毎月毎日活動しています。

  • 【お家の定期点検って大事だけど、何番目?】2012年12月4日(火)お家の点検1年目(高岡市J邸)

    お家の定期点検。
    世の中の流れは昔と違って「お家の引渡し後は定期的に点検するのが当たり前」となっています。これは定期的に点検スタッフが点検・検査することで本当の安心感・信頼感を育んでいくものと思われます。
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    住まわれるお客様にとって「夢のマイホーム」への実現ストーリーはもちろん、建てた後もアフターサービスが充実してシッカリと実践している会社を選びたいですよね。

    また、お家の定期点検はなかなか表舞台に出ない地味なサービスですが、マイホームを建てるくらいに大事な要素だと考えています。
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    「住宅は建ててからが本当のお付き合いの始まり」という言葉をよく耳にします。でも、その会社のアフター現場の具体的な様子が分からないと、良いのか悪いのか想像できないのが自然ですし、少し不安になることもあります。
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    「企業はヒトなり」と言われています。その会社にどんなスタッフが居るのか、どんな考えで行動しているのか等々、購入者側からすればとても気になるところです。
    弊社では様々なブログ等がありますが、定期点検ブログではアフターサービスを忠実に公開して、これから建築される方々、そして建築されて住まわれている方々へのガイドブック的な存在になれば良いなぁと考えています。
    弊社のWebサイトでのアフター事例集。役に立つサイトになれるよう取り組みたいです。

  • 【お家の定期点検で経年変化の節目】2012年11月17日(土)お家の点検1年目(高岡市O邸)

    お家の定期点検。1年、2年、5年、そして10年という経年変化の節目があります。
    これは住宅メーカーが発行する保証書に記載されている各々の部材等の期限に言い換えられます。
    定期点検が始まった約9年前。その当時は・・・
    何をどのように点検?どんな感じで説明?現象の原因は?等々、点検スタッフの説明の仕方にも各々の経験が違うせいかバラツキが多く、まとめあげるのに苦労した思い出がありました。
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    今では点検ブログでオリジナルの実例に沿った唯一無二の事例集がネット上に完成しつつあります。
    このノウハウが確立する前(点検開始当時)は片手にテキスト「住まいの管理手帳」というメンテナンス事例集を持ち歩き、点検スタッフの説明を補完していた頃がありました。
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    お家の点検現場。①部材・装備等の経年変化(劣化・消耗等)→立地条件(周辺環境)、生活スタイル・家族構成等。②検査(診断)の仕方の違い→点検基準は各スタッフの経験等や点検報告書。③お客様の住まい方の違い→弊社提案(仮想)とお客様使用(現実)。いろんな項目が複合的に絡まっています。

  • 【定期点検の現場で再発見。設計者(プランナー)とお客様とのマッチング】2012年11月15日(木)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    中2階とリビング、リビングとキッチン、キッチンと中2階という3箇所の「つながり」をテーマにしたお家仕様。ご家族がどの場所に居ても気配を感じ取れるという安心感があります。
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    当時のプランナーは暗に強調していましたが、実際に住まわれて1年が経った今、お客様にとってどうなのでしょうか?
    また、当時のモデルハウスとしてのチラシ等には多くのオススメポイントで満たされていましたが、現在は住まわれるお客様ご家族の感想・思い出でいっぱいになっています。
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    お客様アンケートによると、デザイン(唯一無二)はもちろん大事ですが、便利だと感じる機能も大事な選択肢のひとつとなっています。今回の事例では階段(中2階)下を収納スペースとして大きく取っているので、かなり広いと思われます。また、入口が一方ではなく、リビングやダイニングのほうからも出入りできる優れものです。

    お客様とのマッチング。
    「設計のポイントやお買い得感」等々が満載になっていますが、購入当時の「良い」と住まわれて1年経過した「良い」とは違っていることもあります。
    それはいったい何なのか?
    机上でのプラン・製図以外の数多くの点検現場で発見されることが多いかもしれませんね。
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    同じことがこの点検ブログでも言えると思います。
    1年前と比較すると(単純計算ですが)おかげさまで約1.5倍の閲覧者、約2倍のページ閲覧となりました。ご参考にして頂き、ありがとうございます。
    ブログ記事の数や内容(質)が閲覧されるリピーターの判断基準ですが、目に見えない検索エンジンの機能的なアップデート等の影響もあるかもしれません。
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    これからの定期点検。今後1年以内には10年目点検もスタートします。ブログ掲載が遅れてはおりますが、これからもご愛読よろしくお願い致します。

  • 【10年目点検への道のり】2012年11月10日(土)お家の点検1年目(富山市H邸)

    現在の定期点検の現場数を振り返ってみました。
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    1年目点検・・・約220現場
    2年目点検・・・約210現場
    5年目点検・・・約130現場
    約9年で累計約560現場となっており、定期点検に関するお客様カルテ(点検当日の点検表や報告書、画像データ等)がだいぶん蓄積されてきました。
    点検スタッフもこれだけの点検現場を踏んできたせいか、「5年目点検ってどんな感じなん?」と聞かれても自信を持ってお答えできそうです。
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    でも、「10年目点検ってどんな感じなん?」と聞かれると的確にはお答えできないのですが、来年10月以降に弊社オリジナルの10年目点検がスタートするので、少しずつ経験を積みながら形作られていくと思っています。
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    基本的には5年目点検の延長ですが、弊社にとってアフターサービスとは「お金では変えないプライスレスな信用」を売っていると考えています。新築の契約という華やかさは無いのですが、お家の定期点検という地道な継続した取り組みが弊社の財産になってくるものと信じています。

  • 【定期点検の現場で発見。こんな方法があったんだ!!】2012年11月10日(土)お家の点検1年目(富山市婦中町N邸)

    定期点検の現場では様々な発見があります。
    引渡し(新居に引越し)当時は家具も少なく、プランナーからの提案である「住まい方の予想」というスタート地点です。月日が経過し1年目点検の頃にはおおよその家具等の配置が決まってきます。
    (お子様の成長・家族構成の変化等で随時更新されますが・・・)
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    仮想空間がリア(現実)となって、プランナーの描いたライフスタイルがどう変化・進化したのか?は携わっていたスタッフしか分かりませんが、お家がお客様ご家族色に染まります。

    さて、様々なアイデアや発想は個々のスタッフの記憶・経験という引き出しに収納しておくのではなく、何らかの形で共有できれば?と、常日頃考えています。それはこの定期点検ブログを始めたキッカケにもなっています。
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    中田工務店では「設計・施工・提案・検証等々で実際の履歴・足跡が見られる」ように社内では電子化して社員間で共有しています。
    また、点検ブログのようにネット上でもある程度公開しています。こういったお家の点検の様子というのはネットではあまり事例も無く、唯一無二の存在になっていると思っています。
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    アナログと電子化の違いって何?と考えることがあります。
    点検ブログのページを見れば一目瞭然ですが、やっぱり「検索性」だと思います。何気なく使っているサイト内外の検索エンジンやカテゴリ区分。冊子の辞書と電子辞書の違い。何となく違いが分かるような気がします。

  • 【現場監督冥利に尽きる、お客様の感想】2012年10月20日(土)お家の点検2年目(高岡市M邸)

    「やっぱり建築に携わった方に検査してもらったほうが安心するし、何でも言える。大矢さん、これからもずっとお願いします」・・・と奥様。
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    大矢は照れながら「自分が担当した物件は隅から隅まで全て分かっているつもり」とお答え。ここで、渡辺が大矢にツッコミを入れると奥様は涙ぐんで大笑い♪
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    大矢とペアで数多くの点検現場を巡回していますが、このような監督冥利に尽きる「ステキな感想」は今まで聞いたことはありませんでした。「ありがとうございます」は日常的に使われますが・・・。
    (現場の雰囲気・シチュエーションも関係してくるのかもしれませんね)
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    お客様って点検スタッフの言動をシッカリと見ておられるんだなぁ・・・と改めて実感しました。

  • 【お家の定期点検がもうすぐ10歳になります】2012年10月17日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町T邸)

    そういえば・・・?
    と、昔を振り返って懐かしむことがしばし・・・。
    「どうしてお家の定期点検をしてるんだろう?」と、らしからぬ疑問を抱くこともあります。
    これまでの定期点検の現場を見ていると、大きな問題というのは実際のところほとんど無いのが現状。
    だったら「点検する意味が無いのでは?」と、単純に考えることもあります。昔のお家だと「定期点検をする」ってことが無かったのが一般的だったと思いますが・・・。
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    お家って買ったら(建てたら)一生モノですが、定期的なお手入れが必要ですし、ある意味メンテナンス費用が発生するのを忘れ気味かもしれません。
    太陽の紫外線や気象条件(雨、雪、風など)、部材の使い勝手等々で少しずつ劣化したり、磨耗・消耗したり、外れたり、壊れたりしていきます。これらの劣化を遅らせたり、状態を改善したり、交換したり等々、お客様と一緒に「お家の快適な住まいが長持ちするように」取り組んでいます。
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    今回はお子様が私たち点検スタッフに興味津々で、ずっと後ろにくっついてきました。
    手にはカメラを真似たオモチャ。(≧∇ノ■ゝハイ♪チーズ☆
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    次に訪問するのは3年後の5年目点検。
    無邪気なお子様の笑顔・言動を見ていると、不思議と心があったかくなりますね。お子様の成長がとても楽しみです。

  • 【5年目点検ってどんな感じですか?】2012年10月17日(水)お家の点検5年目(射水市M邸)

    お家の5年目点検。5年という歳月が経過すると、お家の様々な場所に変化・劣化等が見受けられますが、お客様自身が気づいていない?特に気にしていない?に分類されます。
    これまでの5年目点検でのノウハウや他の点検現場での事例を振り返って、参考にして、経年変化の理由をお客様にキチンとお伝えして、不安感が出ないように心掛けています。
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    点検現場では劣化対策・対応というメンテナンス・お手入れについての説明が主となります。
    「5年目点検ってどんな感じ?」と聞かれると、特別に変わったことをする意味ではなく、「ひとつの分岐点」という考え方になります。
    さて、建築当時は誰しも「こだわりや夢」を持って建てられるお家。今回のお家仕様・装備では無垢のパイン材や珪藻土に囲まれたナチュラルな住まい。今は特に何も感じておらず、ごく普通のようで、「住み慣れる」という意味が強いようです。
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    5年目点検。
    新築以降、お客様によるDIYなどのお手入れの成果、これからのメンテナンスの必要性が実感されています。ウレタンワックスをかける等の愛着があるお客様。今では新築当時以上に「木の優しい温もり」がさらに強く感じられます。玄関ドアはDIYで防水塗装されているご様子。
    一般的に経年変化は「劣化」と言われますが、「味わい」というコトバが相応しいですね。