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  • 【M邸の紹介/私たちのお家で1年間生活体験した感想】2016年2月23日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)

    2016年2月23日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)

    所要時間 12:58~13:54 曇り

    スタッフ 砂田、中谷、渡辺

     

    【M邸の紹介/私たちのお家で1年間生活体験した感想】

    お客様に1年間住まわれて感じた感想をお聞きしました。

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    A 床暖房はとても暖かい。

    お客様は「床暖房にして本当に良かった」としみじみと感じておられるご様子。床暖房の施工範囲はLDKのほか洗面脱衣室などにも至っています。階段は吹き抜けになっているのですが、冬の時期特有の冷気・寒気が2階から降りてくるという寒さは感じないとのことです。

    [LDK]

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    [スイッチ・コンセントの位置]

    A やっぱりダイニングテーブルの近くにコンセントがあれば良かった。

    お客様はテーブルでホットプレートを使う時は壁際カウンターから延長コードで伸ばしているご様子。キッチン側にも電源が欲しいこともあり両方からの使用に対して間仕切りカウンターの壁にコンセントがあれば良かったようです。プラン当時は提案していたのですが、今思うと残念で仕方がありません。

    [ダイニング]        [間仕切り壁]

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    A 窓枠などに結露がある

    睡眠時の呼吸によって体内の温かい水蒸気が室内に放出、室温の低下等につれて結露化するのは一般的に起こり得る現象となります。

    お客様宅では大量の洗濯物を2階の一室で床暖房の暖気・乾燥のチカラを利用して乾かしています。3枚引き違い戸を開けっ放しにすることで1階から2階にあがってくる床暖房の暖気を存分に取り入れることができるので非常に重宝されるのですが、衣類から放出された大量の水蒸気が暖かい空気と一緒に室外に移動して他の部屋(閉めっ放しで室温が低い)で結露化しているとも考えられます。

    (参考/飽和水蒸気量の関係・・温度と空気中に含めることができる水蒸気量と結露化など)

    [2階物干し場]

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    現在の結露化している状態。今回はそれほど水滴が見受けられなかったのですが、お客様が結露を気にされているということは結露の量や範囲が今以上とも考えられます。

    [2階居室]

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    床暖房は室内が過乾燥になる傾向にあるのですが、ご家族の健康を考えると、ある程度の室内干しは湿度の適正化に有効となります。結露をある程度抑える方法として「換気扇を回す、除湿機を使う」ことがあげられます。

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    結露はお家内外の温度差によるところが大きいのですが、室内干しや石油ファンヒーター等によって室内から放出・発生することで起こる事例が点検現場では数多く見受けられます。私たち点検スタッフは様々な点検現場の事例・現象を紹介しながらお客様に知って(気づいて)頂くよう努めています。

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