屋根の状態をチェックと確認、そしてデジカメで撮影。特に異常はありませんでした。
今回のKさま邸の屋根はコロニアルです。屋根の形状には何種類かあります。ちょっと調べてみました。
屋根の役割は、雨風をしのぐ防水性、日差しを遮る断熱性、室内の熱を放出する通気性が主なようです。
[スレート]
カラーベストやコロニアルで知られています。瓦に比べて、軽量でシンプル、建物に確かな安定性を生み出し、金属屋根に対してしっとりと落ち着いた表情をしています。コストは比較的安価で色や形状等豊富なバリエーションがあり、好みを反映させる事が容易です。表面の彩色部分が経年変化等で劣化していくと、防水機能が落ちる事もありますので、10年に1回は屋根材の状態を再確認したほうが良いそうです。
また、最近では、表面を瓦屋根同等の対候性経年変化のある商品も登場しているようです。
[洋瓦]
13種類あります。遮音性では、雨が降った時、他の素材よりも静かなこと。通気性では、熱や湿気がこもりにくいこと。その他にも防水性、防火性、耐久性、断熱性、耐水性、耐寒性等々に抜群な性能を備えています。美観が良いのですが、瓦が重く、柱にかかる負担は大きくなります。コストは割高です。
瓦にはかなりの重量がありますので、風には強いのですが、突風(台風等)には比較的不利な代物。
瓦がズレたままにしておくと雨漏りの原因にもなりますので、早めの点検が良いそうです。
[和瓦]
12種類あります。洋瓦とは質感が違うだけで、性能はほぼ同じ。地域によって季候が異なるので、季候風土によって、異なった生産方法が取られています。これが街並みの特徴ある景観にもなっています。例えば、琉球瓦、越前瓦、京瓦などです。
[金属屋根]
ステンレス、チタンといった融点(※1)の高い材料ほど防火性能が良く、豪雪地帯では金属屋根を採用されているところが多いそうです。また、近年ではガルバリウム(主成分はアルミと亜鉛)鋼板という、トタン板の3~6倍の強度を持つ素材も採用されています。コストは安価ですが、素材や厚みで様々な価格帯があるそうです。
※1 融点とは、固体が溶け始める温度です。例えば、氷の場合は0℃となります。