Q 通ると「ポコッ」と音がする。
A 現状を確認。踏み込んで検査した結果、床下にある鋼製束の伸縮音であることが判明。
[玄関ホール] [LDK]
床下の鋼製束を増し締め(上方向)して現状を改善。木部が乾燥に伴って収縮することで、鋼製束と木部の間に隙間が発生、床上から体重がかかることで音が出てくるものと思われます。
2014年6月17日(月)お家の点検10年目(立山町H邸)
所要時間 13:34~15:11 晴れ
スタッフ 前根、渡辺
【H邸の紹介】
今から約10年前に弊社の協力業者の方からの「ご紹介」という形で成約になったお客様邸。10年目点検・訪問検査の日は奥様に立ち会って頂き、ありがとうございました。当日はご主人にはお会いできなかったのが残念でした。記録によると、5年前の5年目点検ではご主人が立ち会われたそうですね。
(ちなみに2年目点検ではご夫婦揃って立ち会って頂きました)
「お家のお掃除はご家族総出で・・・」と言うのがここ数年間の奥様の願い事のようです。
Q 結露でサッシ枠にカビが生えているのを拭き掃除したいのだが、障子扉は外れないのでは?
ご主人は「障子戸を取り外せないから掃除できない」の一点張りとのこと。そこで、奥様がポツリ。
「せめて外せることができれば・・・」
経年変化等によって扉を片方に寄せた状態では取り外すのはかなり難しくなっていましたが、真ん中寄りに移動させることで取り外しやすくなることを実演しました。奥様は大喜び♪
(非常に残念そうにしているご主人の表情が目に浮かびましたが・・・汗)
[雨水枡]
雨水枡の点検を実施。泥等の溜まりは少なく特に異常はありません。内部に溜まっている泥は風に乗って屋根や雨樋に溜まったものが雨樋を通ってこの雨水枡に流れてきたものです。
[建物後面/南側]
外部水栓の排水口に泥が溜まっているのを発見。詰まり防止の為、定期的に水を流して頂くよう助言。
[建物後面/西側]
[汚水枡]
点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。
[建物右面/西側/洗面脱衣室等]
そこで近くにあったホースをお借りして、ホースを汚水枡や通気口にゆっくりと出し入れ(水圧の強弱をつける)しながら丁寧に洗浄。
これは洗浄している水が流れてくる下手側(下水道の本管側)にある汚水枡。水が流れている様子が分かりますか?(握りこぶし大よりも少し小さめの油脂等の塊が流れていました)
[雨水枡]
雨水枡の点検を実施。泥等の溜まりは少なく特に異常はありません。
[建物右面/北西側]
[建物右面/南西側] [建物左面/南東側]
[汚水枡]
点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。
[建物正面/北側/浴室・洗面化粧台等]
どのお客様も汚水枡に溜まっている白い油脂等を見られると驚かれます。「お掃除しなきゃイケナイ?」と衝動に不安に駆られて?点検スタッフと一緒になってお手入れされるお客様もいらっしゃいます。
今回もお客様の目の前で近くにあるホースをお借りして枡内を洗浄しました。
このような洗浄を定期的に実施することが排水管の詰まり防止になります。パイプスルー等の薬剤は排水口から点検枡の手前ぐらいまで距離を洗浄しますが、詰まり現象は実際に蓋を開けて手でメンテナンスしないと「いつも薬剤で排水管が詰まらないようにしている」と言われても本来の詰まり防止には難しさがあると思われます。
その横にある汚水枡(キッチン)を確認すると、白い油脂等が詰まりそうなくらいに溜まっていました。
[建物正面/北側/キッチン等]
水の勢いだけでは排水管の内壁にこびり付いた油脂等が流れにくかったので、棒で突いて剥がしながら洗浄しています。
数分程度の作業ですが、汚水枡の底部及び通気口の内部に溜まった油脂等はキレイに流されました。
お客様は「定期的に洗浄してください」と聞いても・頭で分かっていても、なかなか出来ないのが一般的。このように「キレイになった」という実感を点検スタッフと一緒に共有すると、不思議と次のお手入れに活かせると私たち点検スタッフは考えています。
屋根点検を実施。
長年の強風等の影響からか、瓦を固定しているスクリュー釘が少し浮いている状態でした。
ハンマーを屋根上まで持っていかなかったので、ドライバーの柄の部分で釘の増し打ちをしました。
谷の部分で瓦が1枚割れているのを発見。近くに小石が落ちていましたが、何らかの原因で割れたものと思われます。お客様に状態をお知らせして、シーリング剤で補修(応急処置)することをご提案。
コークガンを持って改めて屋根にのぼって、割れた箇所にシーリング剤を充填・補修しました。
これはシーリング剤がキャップの部分で固まったものです。硬そうに見えますが、実はぷにぷにして非常に弾力性があるんです。当然のことですが・・・「食べるな危険」です。