汚水枡の点検を実施。
[建物後面/東側/キッチン等]
この二つの汚水枡の蓋には細かな穴が開けられています。1年目点検のレポートを見てみると、エア抜き(配管内の排水の流れを円滑にする)している役割があると思われます。
白い油脂等の溜まりは特にありませんでした。
将来的な「詰まり現象」の原因となる油脂等の溜まりや汚れの堆積について説明。起こり得る現象の予防としてホースの水流で定期的に洗浄する方法を紹介。
Q クロスの隙間が目立つ。
A お客様から指摘のあった箇所に対して目立たないようにコークボンド補修を実施。
[DK]
[コークボンドを充填]
[2階寝室]
足元にベッドがあったので足場(脚立)を置けない点検スタッフを察してか、お客様がベッドに上って自らコークボンドを手に取り、慣れない手つきで補修・充填されていました。でも、やはりチューブタイプのコークボンドを片手で絞るのは使いにくいご様子。そこで、横窪が改めてお客様に代わって脚立を縦にして(渡辺が横から支えながら)コークボンドで補修しました。
エアコンの横で縦に隙間が入っていました。
[2階寝室/東側]
コークボンドを充填。目立たないようになりました。
今回はお客様にもお手伝いをして頂く形となりましたが、実際に体験してみると「意外と簡単」ということが分かると思います。定期点検チームの一員である私でさえも同行しているだけで「自分でもできるかも?」と錯覚じみた感覚になることもあります。
ホームセンターに行くと色んな補修用アイテムを目にすると思います。でも、どのように使うのか実際に使っている現場に立ち会わないと分からないと思われます。私自身もそうでした。それまではホームセンターに行っても関心が無かったのを思い出します。
お家は展示場と違って、ご家族が住まわれてから部材・部位の経年変化・磨耗等が起こってきます。「自分なりに補修」することで次第にコツ・仕組みも分かってきますし、愛着も沸いてくる・・・そんな点検現場での実話です。