点検ブログ

  • 【床下点検・床鳴り】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    Q 床鳴り・キシミがある。

    A 現状を確認。「ミシッ」という音であり、床鳴りではなく、床がきしむ音と思われます。構造上は特に問題はないことを説明し、床材の特徴を理解して頂きました。

    [廊下やLDK]

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    床鳴りやキシミには数種類あります。

    1 基材の接着部分の劣化

    2 床材の隣同士のサネ(凹凸)部分

    3 床材と下地材との間

    4 床下の鋼製束の伸縮等

    5 その他

    季節や天候(自然環境)による湿度変化、床暖房(強制乾燥)による人工的な現象もあります。床暖房を使用すると木部が収縮、湿気のある季節になると膨張するという「木の調湿機能」もあるので、一年を通して床鳴りの有無を確認しています。

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    シロアリ保証の延長について。今回の5年目点検で新築時からのシロアリ保証が切れることを案内。昔の住宅と違って周りがコンクリートで囲まれているので特に問題はないと思われますが、更新の有無を確認しました。

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  • 【床暖房設備/リンナイ温水床暖房】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    お客様宅のLDKはリンナイ製のガス温水式床暖房。熱源機で加熱した床暖房用の専用ポンプでLDKの床暖房に循環させて熱利用しています。

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    ガス温水式床暖房のメリット(http://rinnai.jp/products/living/floor_heater/flh_hw_point)より引用

    ① 室内で燃焼しないので空気がクリーン(一般的な床暖房と同じ)

    ② 低温やけどの心配が少ない

     → 電気ヒーター式の場合、床に体や座布団などで接している面に熱がこもり低温やけどを起こす

       ことも。ガス温水式は42℃以上にならない為、低温やけどの心配がほとんどないとのこと。

    ③ 温水循環で経済的

     → 必要に応じてガスを燃焼させてお湯を一定温度に保ちながら循環活用する為、ガス料金がお得。

       スイッチをオフにしても余熱が床面温度にある為、ランニングコストが抑えられるとのこと。

    ④ 立ち上がりが早い

     → 定常時より高い温水を流す、ガス温水式床暖房のホットダッシュ機能で運転開始後の立ち上がり

       時間は「床ほっとEシリーズ」では約45分。立ち上がりに時間がかかる電気式に比べて無駄な

       エネルギー消費を抑え、スピーディーに設定温度に達するとのこと。

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  • 【結露】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    結露跡を検査。中庭側では特に目立っていませんでした。

    [LDK/北側/中庭側]

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    結露跡があったせいか、小さなカビが発生していました。

    [LDK/南側/外壁側]

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    「2階の結露がスゴイ」とのお話でしたが、水蒸気の発生原因はサンルームでの大量の洗濯物と思われます。除湿機2台をフル回転させておられるご様子。

    [2階サンルーム/西側]

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    「ペアガラスは結露しにくい」ということ。サッシ仕様(価格や機能性)の違いや生活スタイルの違いによって、お家ごと起こり得る現象も異なってきます。「洗濯物が干せる・乾く」は室内に水蒸気が放出されることなので、これを排気・除湿できなかった場合は湿度の低下につれて結露化してきます。

    この一連の仕組みを知って頂くことでカビの発生を防ぐ為の「拭き掃除が習慣」になると思われます。

  • 【点検枡】2014年3月31日(月)お家の点検5年目(富山市F邸)

    [雨水枡]

    雨水枡の点検を実施。蓋は周囲・外構に溜まる雨水も排水できるメッシュ型になっています。

    [建物右面/東側]

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    試しにドライバーを枡内に入れて泥の溜まり具合・深さを測定・検査すると、かなりの量の泥が溜まっていました。このまま放置しておくと、雨樋などの配管を詰まらせてしまう可能性もあるので、ショベル等で泥を枡外に排出して頂くようお願いしました。

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    また、定期的に枡内をお掃除される以外で今後の予防策として(周囲が泥なのは仕方ないのですが・・・)枡の周囲にタマリュウ等を植え込んで雨水に含まれる泥を「ろ過」させながら外周の水はけを良くさせる方法をご提案。

     

    [汚水枡]

    点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。

    [建物左面/キッチン等]

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    お掃除・洗浄する為にホースリールをお借りしようとしましたが、蛇口に固定されていて取り外しが

    出来ませんでした。そこで、バケツに水を入れて流す方法に切り替えました。

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    バケツの水を流しながら溜まった油脂等を洗浄している様子をお客様に見て頂きました。水で流しても

    なかなか取れない油脂等があったので、中谷が車の中に携帯しているホウキの柄の部分を使いました。

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    ホウキを逆さにして柄の先端部分でこびり付いた油脂等を突きながらバケツの水で再度洗い流しました。掃除後はこの通りキレイになりました。

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  • 【クロスの隙間等】2014年3月31日(月)お家の点検5年目(富山市F邸)

    クロスの隙間等を発見。コーナー部分のクロス施工では下地・クロスの伸縮・追随等を想定して「切る」施工になっています。そのコーナーの隙間を埋める為にコークボンドが充填されており、経年変化等でコークボンドが劣化して隙間が開いてくることがありますが、構造上は特に問題はありません。

    [LDK]         [2階居室]

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    [階段口]

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  • 【換気扇の汚れ】2014年3月31日(月)お家の点検5年目(富山市F邸)

    換気扇にホコリが吸い付いて汚れている状態。換気扇のお手入れをお知らせする点滅がありました。

    [1階トイレ]

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    片手でもカンタンに換気扇カバーを取り外すことができます。フィルターに溜まっているホコリ等を定期的に落として頂くようお願いしました。点滅信号は換気扇の横にあるスイッチでリセットします。

    また、お掃除を少しでも手軽にする方法では「使い捨てフィルター」のご使用をオススメしました。

    [2階トイレ]

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