点検ブログ

  • 【玄関ドアが最後まで閉まらない】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    玄関ドアの開閉テストを実施。閉まる勢いが弱くラッチが少し飛び出て完全に閉まらない状態。そこで、潤滑油(CRC)をラッチに吹き付けして摩擦を抑えてみましたが、あまり改善できませんでした。
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    次にドアクローザーを調整。数ミリ単位で何度か開閉テストをしてちょうど良い感じにしまるようになりました。お客様にも確認して頂き、お客様ご自身でも調整されておられるご様子でした。
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    Q 以前にドアの表面の基材が剥がれて鉄板が見えてきた。木工用ボンドで接着したが・・・。
    A 現状を確認。経年変化等で発生し得る現象であることを説明し、今後ともDIYで対処して頂くようお願いしました。ドアの塗装には「レクサンドール・チークオイル」を使っておられるご様子。
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    玄関ドアの耐候性。玄関は陽射しの強い南側ですが、玄関上の軒の出が長いことで雨が当たりにくく、紫外線等の影響も少なく、そして何よりも塗装を継続して実施されていることが「木」独特の風合いを保持できているものと思われます。
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    デリケートな鍵穴のお手入れについて。潤滑剤(粉末タイプの鍵穴スプレー)の使用をお勧め。5年目点検の頃は身近にある鉛筆の芯(黒鉛)を利用していましたが、効率がかなり悪かったのを覚えています。鍵穴の錆防止の為、濡れた状態での鍵の使用はできるだけ避けて、必ずタオル等で拭いてから鍵を使って頂くようお願いしました。
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  • 【床材の変色】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    足拭きマットの使用後の状態をお聞きすると「濡れたまま放置」されているご様子。そこで、濡れたマットをそのまま置くと床材が変色することがあると助言。すでに床材同士の間が少し変色しており、お客様も私たち点検スタッフから言われることで改めて再認識されたご様子。
    [洗面脱衣室]
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    Q 冬の結露が原因で床が腐蝕してきた。
    A 現状を確認。サッシはアルミ製の複層ガラス、暖房設備はエアコンと石油ファンヒーター、洗濯物干しは2階ホールで除湿機を点けておられるご様子。
    [LDK/南側]
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    5年目点検の頃の話では積雪で1/4が埋まることもあるそうです。厚手のカーテンを閉めると、室内の暖気と寒気の対流から外れてしまって、カーテンとサッシの間の空気が滞留して結露化しやすい環境になっていることも原因のひとつと思われます。現状を改善するには様々な方法があるのですが、根本的な解決にはそれなりの費用がかかりますので、一番手軽な方法として定期的にタオル等で拭くことをお願いしました。

  • 【複層ガラスの内部結露】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    Q 数年ほど前から窓が真っ白になってしまい部屋が暗くなった。
    これは複層ガラス(ペアガラス)内部の結露現象となります。
    [建物正面/南側/外側]
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    この内部結露は窓ガラスを両面から拭いても曇り症状が取れない、次第に曇り部分が大きくなってくることによって実感できる現象となります。「変かも?」と思った時、弊社保証書の保証期間内に問い合わせて頂ければ無償交換の対象になったのですが、そうでない場合は数万円のご負担となってしまいます。5年目点検の現場では「アレ?」と思ったときの早めのお問合せをお願いしています。
    [建物正面/南側/内側]
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    サッシが納品・施工されて10年までがメーカー保証の対象期間。注文住宅の場合は、住まわれて約9年までが保証期間になると思われます。必ずしも起こり得る現象ではありませんが、「起こり得る現象を知っている」ことが大切になります。
    [2階居室/北側/内側]
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  • 【クロスの変化等】2014年6月20日(金)お家の点検1年目(富山市N邸)

    Q クロスが浮いてきている。
    A 天候や季節の変化等による湿度変化の影響で下地材が伸縮、これに伴って下地ボードが動くことでクロスが追随する「起こり得る現象」と思われます。後日、目立たないように補修することをお約束。
    [2階ホール/浮き]
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    [2階WIC/浮き]
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    [2階フリースペース/よじれ]
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    [2階居室/割れ]
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  • 【開き戸を開けすぎて傷をつけることがあるかも・・・】2014年6月20日(金)お家の点検1年目(富山市N邸)

    Q 子供が開き戸のストッパーを越えて開けることもあり、ドアが傷つくかもしれない。
    A 現状を確認。普通に(大人が)ドアを開ける場合は加減することでマグネット式のストッパーが正常に反応・機能しますが、お子様の場合は手加減しないで思い切って開けることもあるそうで、傷がつくかも・・・と心配されているご様子。
    [LDK]
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    このように勢いが加わると、マグネットを通り越してしまう現象のようです。
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    扉がマグネットをオーバーして開くと、どの部分でぶつかって、どの箇所で衝撃を緩和させるか検証した結果、最初に当たる箇所は扉の下ではなく、上の部分でした。この箇所に涙目(クリアバンパー)を取り付けて傷がつくのを防ぐようにしました。(透明の丸い物体が貼られているのが見えますか?)
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  • 【床鳴り】2014年6月20日(金)お家の点検1年目(富山市N邸)

    Q 通ると「ポコッ」と音がする。
    A 現状を確認。踏み込んで検査した結果、床下にある鋼製束の伸縮音であることが判明。
    [玄関ホール]       [LDK]
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    床下の鋼製束を増し締め(上方向)して現状を改善。木部が乾燥に伴って収縮することで、鋼製束と木部の間に隙間が発生、床上から体重がかかることで音が出てくるものと思われます。
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  • 【壁掛け金具の取り付け】2014年6月20日(金)お家の点検1年目(富山市N邸)

    Q 壁のドコに金具が取り付けられるのか?取り付ければ良いのか?教えて欲しい。
    A そこで下地探し器を使ってお客様の目の前で下地材が打ってある場所を探して特定しました。
    [LDK]
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    インパクトでビスを打ち込んで取り付け完了。ドライバーで回すよりも正確・確実にビスが打てると思われます。DIYがブームになって久しいのですが、このような電動工具が安く手軽に購入・素人でも簡単に使えるのが嬉しいですね。
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    [玄関にも同様に取り付け]
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    こちらも同様に取り付け完了。
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