Q ロックは掛かるが、扉が開かないことが何度かあった。翌日には扉が問題なく開いたので、特に不具合を言えなかった(苦笑)
A 現状を確認。不具合が継続して起こる場合と何かのタイミング等で発生する場合があります。点検スタッフが対処する時に現象が確認出来ないと原因が分からないので対処が難しいこともあります。
[キッチン]
今回の5年目点検で訪問する点検スタッフに宛てた手紙(感想文)をお客様から預かりました。
コンセントの数が少なかった。キッチンにいっぱいあっても良かった。一般的に炊飯器やレンジ等がある背面壁にはコンセントの数が多くあって使い勝手は良いのですが、正面カウンター側にコンセントが無い場合は少し不便があるのかもしれません。
[キッチン]
Q 洗面脱衣室のタオルが掛かっている壁紙をキッチン側のようなパネルにすれば良かった。
現状を確認。湿ったタオルがそのまま掛かっていると壁が汚れてくるようでした。一般的な洗面化粧台の横壁仕様はクロス貼りとなっていますが、IHクッキングヒーターの左側(壁側)にある強化パネルだったら汚れ防止になったのかもしれません。
[洗面脱衣室]
2016年7月2日(土)お家の点検5年目(富山市水橋O邸)
所要時間 08:48~10:31 曇り
スタッフ 前根、渡辺
【O邸の紹介/長持ちして欲しい大切な家】
お住まいになってからの感想は?・・・長くもって欲しい。
お客様は日常使っている引き戸や折れ戸の扉(クローゼット)の構成する部材をDIYで調整しているご様子。クローゼットの場合、折れ戸の開閉の繰り返しでビスの緩み等が発生することもあります。気がついた・不具合があった時にビスの増し締め等で早めに対処することによって、部材の「持ち」が長くなると思われます。
[LDK/クローゼット]
また、定期的な訪問検査に同行していると、施工側(納め方)と住まわれるお客様側(使い勝手)では気づく箇所が違っていることも。住まわれるお客様を一般的に言われている消費者ではなく、「生活者」と置き換えてみると自然に答えが導かれてくると思います。お家を建てる目的(お家を建てる・購入するお客様と建てる側)が違っていることで起こり得ることかもしれません。
私たち点検スタッフは定期的な訪問検査を特に大切にしています。お客様とお話する機会を設けることで日頃の困り事やご指摘、補修等で現状維持や改善復旧に心掛けています。
[雨水枡]
雨水枡の点検を実施。特に異常はありません。
[建物右面/西側] [建物後面/南側]
Q 強風のせいで蓋が飛んでしまうのか?蓋が飛ばないように重石を置くこともある。
A 雨水枡の蓋が風の影響で飛んでしまう他の点検現場の事例を紹介。蓋が飛んでいくのは直接吹き込む強風ではなく、強風が雨樋を通って雨水枡に到達して風圧によって蓋が内側から飛んでしまう現象と思われます。
[建物後面/南側]
[汚水枡]
汚水枡の点検。汚水の点検枡の横にある通気管の内壁を見ると、オブラート状の汚れがくっ付いている状態でした。
[建物右面/西側/洗面脱衣室・キッチン]
これが通気管の内壁が汚れていた蓋の裏側です。別の通気管の蓋と比べると汚れが付着して乾いているのが分かります。過去に排水が蓋の辺りまで吹き上げたことがあったのかもしれません。
お客様に汚水の点検枡や通気管の現状を見て頂きました。付着している汚れを洗い流すのにホースリールをお借りして汚水枡の洗浄を実施。
点検枡と通気管との接続部も丁寧に洗浄しました。
Q 風が強い日に雨樋が折れた。その後、対処してもらったが、強風で雨樋がまた折れてしまうのが心配なので、雨樋を固定しているワッカ(でんでん)の数をもう少し増やして欲しい。
[建物後面/南側]
現状を確認。強風被害の再発防止のため、「T字式ビス打ち」から「打ち込み式釘打ち」に固定方法を変えて施工してありました。お客様は外壁への打ち込み間隔が広めにとってあったのを見て心配されたご様子。そこで、広めの間隔の間に数箇所打ち込むことになりました。
お客様宅は団地の外周部に位置しており、南側は一帯が田んぼで遮蔽物がなく、南風がまともに当たる周辺環境・立地条件。近隣では強風で飛ばされてきた物がガラスに当たって割れたことも・・・。
[従来のでんでん固定] [改善したでんでん固定] [南側の一帯は田んぼ]