建物左面(北側)に長ハシゴを立てかけています。横転防止の為に雨樋とロープで結んでいます。
屋根点検を実施。
特に異常はありませんでした。
お客様にデジカメ画像を再生しながら屋根の状態を確認して頂いています。
Q この地域は風が強く、玄関ドアの前(右から左、南から北への風)を風が抜けてバタンと強く閉まったり開いたりする。壁や玄関ドアが傷ついてしまうかもしれない。壁を作れば風は防げる?
A 現状を確認。新たに壁を作るとコスト高になりますので、安価なドアストッパーの取り付けをお勧めしました。現在の玄関ドアの開くときのストップはドアクローザーによる一時的な停止機能を利用していますが、開く力が余計に加わる・加えるとそれ以上に開くことがあります。
[玄関]
強風が吹き込むとドアが最大限以上に開いて、このように壁に当たってしまうようです。タイルに穴を開けて施工する下付けのドアストッパーを後日ご提案することをお約束。
結露跡を検査。お客様にお聞きすると、冬場は結露が発生していたとのことでした。
寒い冬場に使われる暖房設備のエアコンや石油ファンヒーター。生活環境等によって器具の選択肢は様々です。石油ファンヒーターは手軽で安価ですが、「灯油が1ℓ燃焼することで約1ℓの水が発生すること(灯油を補充したときの灯油の量が燃焼によってほとんど水に変わること)、室温は他の暖房器具に比べると上がりにくいことで水蒸気が飽和状態・結露になりやすい」等があります。このように室内の燃焼で生じた水蒸気は結露の原因になりやすいのですが、このような事例はあまり知られていないようです。
また、天候が良い日は洗濯物を屋外に干されますが、冬場や梅雨で洗濯物が乾きにくい時期は、一般的に除湿機のあるサンルームや暖かなLDKで干されますし、テレビ等では室内干しに関するアイテムも数多く紹介されています。
[ベランダ/南側] [洗面脱衣室/南側]
「ペアガラスは結露しにくい」ということ。お家の立地環境や積雪の度合い、枠材の仕様(価格)等によっても違うこともあります。「あの家はこうだけど、ウチはどうしてなん?」等々、お友達のお家と比較されることもありますが、お家ごとに起こり得る現象は生活スタイルによっても異なってきます。
洗濯物については「干せる・乾く」ということは室内に水分が放出・移動しただけであり、これを排出・除湿しないと室温の低下につれて結露化するという仕組みを説明、他の点検現場での事例を紹介。
生活スタイルって何?
お家に住まわれるご家族の1日そして1週間、1ヶ月、1年を通じての生活スタイル。点検現場では主に室内での結露の原因となる「水蒸気の発生」を意味しています。就寝時から起床までのご家族が睡眠中(呼吸による水蒸気の放出と室温の低下、サッシとカーテンの間の温度低下)や調理時、暖房器具、洗濯物の乾燥等々、ご家庭毎で異なっているので同じ事例は少ないと思われます。
室外の場合は、その日の天候(晴れや雨)もありますし、梅雨や冬(積雪)等々の自然要因となります。お家に関することは、周辺環境という立地条件、換気という窓開けによる風通し(風の入口と出口を作る)をよくしたり、除湿・加湿という器具・機械を使って自由に変化させること、機能的にはサッシ仕様(アルミ、樹脂、木製)等々、いろんな要因が複合的に絡まっています。
そして、家族構成の変化。今回の定期訪問で発見。カワイイお子様が誕生してご家族が増えました♪
赤ちゃんがおられるご家庭では洗濯物も増えるようです。お子様が大きくなるにつれて学校や課外活動によっても洗濯物の量がかなり違っていると思われます。
お客様宅で起こり得る様々な現象や事例。発生原因がなかなか分からないこともありますが、生活感のない展示場ならまだしもお客様ご家族が住まわれているお家環境。お家のメンテナンスをお客様と一緒にどのように考えていけば良いのか、多岐にわたる点検現場を例にあげながら今後の点検現場に活かしつつ注意喚起もしながら、お客様宅の一軒一軒に対してシッカリと対応していきたいと考え・実践しています。