Q 排水口の掃除をしたいが、どこまで取り外しても良いのか?
A 現状を確認。お客様は表面の取り付けられている金物を次々と取り外されました。
[浴室]
外せる部材を全て取り外された状態。
最終的には水洗いして元の位置に取り付け直しました。日常的なお掃除でココまですることはありませんが、点検スタッフに構造的にどうなっているか?を確認する意味だったのかもしれませんね。
部材・部位の経年変化等による起こり得る現象・事例への早期発見と早期対処を基本に考えている1年目・2年目・5年目点検。10年目点検になるとほとんどが有償工事になってしまいますが、点検スタッフが出来る範囲の補修作業はサービス(無償工事)の一環にもなっています。
まだ2棟目の10年目点検ですが、お客様の反応を見ていると「なるべく費用はかけたくない」との傾向が強く感じられます。
(点検スタッフが出来るサービス工事の種類や数を増やしなさいという無言の圧力も感じます・・・汗)
弊社・中田工務店は地元の皆様に支えられながらお陰さまで今日までやってきました。定期点検ではなるべくお客様負担をかけないよう無償工事の範囲を増やすべく、日々勉強だと感じています。
Q トイレの水がチョロチョロ出ている。水がもったいないわけではないが、すぐに見て欲しい。
A 現状を確認。もうすぐ10年目点検を迎えられるお客様宅でのトイレの不具合です。新築から約10年経過すると、トイレタンクの中もお手入れの必要がでてきます。
[トイレの水が流れる仕組みを再確認]
黒い水が出てきました。これはタンク内のゴム管の劣化・その周りに付着していた薬剤もあると思われます。タオルでキレイに拭き取っています。
試行錯誤しながらですが、ようやくキレイな水が流れるようになりました。濡れた便器周りもタオルで丁寧に拭き取って補修作業完了。気になっていた水の音も解消されました。
原因は長年にわたるゴム管の経年変化や薬剤・芳香剤によるゴム管への影響もあるかと思われます。
お客様に原因を知って頂くことで定期的なメンテナンスの必要性を理解して頂きました。
2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)
所要時間 9:53~11:55 晴れ
スタッフ 前根、渡辺
【N邸の紹介】
地元に根ざした商売、お客様は理髪店を営んでおられます。
テラコッタ調の屋根や手塗り感のある壁、ブリックタイル貼り等の南欧風の外観、そしてお庭には鉢やプランター植えのお花が一面に並んでいます。商売ではお客様とのコミュニケーションを非常に大事にしておられ、まさに「お・も・て・な・し」という気持ちが内外に溢れかえっているのを実感できます。
お店の入口はアーチ状にブリックタイルが貼られている施工です。その周囲にはアイアン製の外灯が灯るオシャレなアンティークさを演出。塗り壁調の外壁には10年の歳月という経年変化等が現れていますが、手作り・工芸品のような味わいが今なお感じさせてくれます。
明るく清潔で落ち着いた店内。
10年前と同様、いや・・・それ以上の美しさが感じられます。お客様ご夫婦のお手入れが隅々まで行き届いており、お店への愛情・愛着の賜のようです。