点検ブログ

  • 【浴室掃除で水アカを落とす驚くべき洗浄力】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q カビハイターで床を掃除しているが、なかなか黒っぽい汚れ(水アカ?)が取れない。

    [浴室]

    09_KM10_浴室掃除_01 09_KM10_浴室掃除_02

     

    現状を確認。お客様は「普段歩かない白い部分」と「よく歩く黒く汚れている部分」を比較しておられるご様子。前根が洗剤を付けて根気よく擦り続けることで汚れが取れてはきたのですが・・。

    09_KM10_浴室掃除_03 09_KM10_浴室掃除_04

     

    ネット(http://blog.livedoor.jp/mk184/archives/8107102.html)で調べると、簡単に汚れが落とせるアイテムを発見しました。でも、ニオイが強いようなので換気しながら掃除する必要があるそうです。

    [使用手順]

    1 換気を良くする

    2 いっぺんにしない

    3 スプレー後はその場から離れる

    4 約15分後、クリームクレンザーとブラシで洗い、お湯で流す。

    私はこの記事を読んで早速3Mクリーナー30を購入しました。主成分は天然の柑橘油(リモネン)で石油系溶剤は含んでおらず、浸透力で多種類の汚れを溶解する洗浄力の高いクリーナーのようです。早く訪問検査の現場で実際に効果を確かめて、お客様の驚きと喜びの姿を見たみたいですね。

    09_KM10_浴室掃除_05 09_KM10_浴室掃除_06

  • 【キッチン周り】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 食洗機を使い始めて約10年になるが、食品カスが溜まりやすくなったり、排水がしにくくなってきた。

    10_KM10_キッチン周り_01

     

    現状を確認。新築から10年経ってもお客様宅の食洗機はまだまだ現役バリバリです。排水しにくいとのことなので食器整理棚を取り外してみるとステンレスカバーに油カスがこびり付いていました。お客様のお話では最近になってよく見られる現象のようです。

    [食洗機の中/左側からの様子][食洗機の中/右側からの様子]

    10_KM10_キッチン周り_02 10_KM10_キッチン周り_03

     

    こびり付いていた油カスを取ってみました。よく見ると排水は最後まで流れておらず、少し溜まっている状態。後日、メーカーに相談することになりました。

    10_KM10_キッチン周り_04 10_KM10_キッチン周り_05

  • 【結露がひどい】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 結露がひどい。友人・知人の家と比べているが、やっぱり結露が非常に多い。

    現状を確認。今回の訪問検査の前にお客様がお掃除されていたようですが、結露跡は見受けられました。

    前回の5年目点検ではリビングが北向きでサッシ仕様、石油ファンヒーターの使用頻度や室内干しの量、室温の変化等による結露化と説明していたのですが、今回はもう少し聞き込みしました。

    [LDK/北側]

    11_KM10_結露_01 11_KM10_結露_02

     

    暖房器具は主に蓄暖。室内は高温で過乾燥になる傾向があります。洗濯物が乾きにくい冬場は鴨居等にハンガーを並べてリビングと和室の間などで大量に干しておられるご様子。除湿機もあるのですが、衣類からの水蒸気放出量のほうが多くて除湿機の機能が追いつかないとも考えられます。

    11_KM10_結露_03 11_KM10_結露_04

     

    結露の原因についてはお家の周辺環境や間取り、サッシ仕様、暖房設備、生活スタイル等によって同じお家でも大きく違うこともあって単純に比較できないのが現実です。この地域は風が強く、北風が直接当たる環境によって冷やされやすいこともあります。

    11_KM10_結露_05

     

    蓄暖の出力や運転時間等で2階の暖房をまかなう(家中が暖かい)こともできるのですが、暖かい部屋で室内干しをして洗濯物から空気中に放出された水分(暖かく湿った空気)がLDKから2階に移動すると急激に冷やされて窓ガラスが結露化してしまうこともあります。ガラス面には結露吸収シートが貼られていましたが、湿った暖気と寒気が対流する・ぶつかると結露化する仕組みを考えると仕方のない現象かもしれません。

    [2階居室]

    11_KM10_結露_06 11_KM10_結露_07

     

    階段の入口にロールカーテン等を取り付けて、暖かく湿った空気と2階の冷やされた空気がぶつかる・対流を遮断することが結露を軽減させるひとつの方法になると思われます。

    [階段口]          [2階ホール]

    11_KM10_結露_08 11_KM10_結露_09

  • 【T邸の紹介/ご夫婦そしてお子様たちの新居】2015年11月24日(火)お家の点検1年目(高岡市T邸)

    2015年11月24日(火)お家の点検1年目(高岡市T邸)

    所要時間 13:41~14:20 曇り

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    【T邸の紹介/ご夫婦そしてお子様たちの新居】

    小さなお子様(特に赤ちゃん)がいらっしゃるお家に訪問検査に伺うと、「スヤスヤと眠っているのを起こしてしまうのでは?」とお客様ご夫婦に気遣う場面もあります。

    01_RT01_紹介_01 01_RT01_紹介_02 01_RT01_紹介_03

     

    でも、ご夫婦は私たち点検スタッフに「気遣い無用」と合図されるのですが、「やっと眠ってくれた」等々の心境・子育てママの苦労も知っているので、その行為を非常にありがたく感じています。

    これはお客様に良かったこと・悪かったこと等々を書いて頂く、住み心地アンケートです。

    01_RT01_紹介_04 01_RT01_紹介_05

     

    [友人・知人に驚かれるところ等]

    広く感じるようです。吹き抜けがあると開放的ということもありますが、「和室と続き間」になっていることが広々とした感じを受けているそうですね。

    [LDK]

    01_RT01_紹介_06 01_RT01_紹介_07

     

    玄関横でコート等の上着が隠せる(視界から外れる)ように工夫されているのが良い。

    [玄関横収納]

    01_RT01_紹介_08 01_RT01_紹介_09

     

    Q 暖房効率はどうですか?

    吹き抜けはメリットが数多くありますが、デメリットのひとつとして「暖房効率が悪くなる」傾向があります。でも、お客様は「それほど寒くない」とのお返事。体感温度や体調等が関係していると思われますが、点検スタッフも「この空間は暖かい」と感じました。開放感のある吹き抜けです。

    [LDK]

    01_RT01_紹介_10 01_RT01_紹介_11

     

    洗面脱衣室にはオイルヒーター(難燃性の油を電熱器で暖めて循環させる放熱板による放熱)があり、そこから発せられる温風が室内を暖めてくれていました。

    01_RT01_紹介_12 01_RT01_紹介_13

  • 【基礎化粧モルタルのヒビ割れ】2015年11月24日(火)お家の点検1年目(高岡市T邸)

    基礎化粧モルタルのヒビ割れを数箇所確認。基礎表面に施してあるモルタルが温度変化等によって収縮することで起こり得る現象と思われます。ヒビ割れ部分にモルタルを上塗り補修しても逆に目立ってしまう事例もあったので、2年目まで様子を見ることになりました。

    [建物左面/東側]       [建物後面/南側]

    03_RT01_基礎化粧モルタル_01 03_RT01_基礎化粧モルタル_02 03_RT01_基礎化粧モルタル_03

  • 【エコアイ換気のフィルターの現状確認】2015年11月24日(火)お家の点検1年目(高岡市T邸)

    外部給気フィルターの状態を確認。

    [建物左面/東側]

    04_RT01_エコアイ換気_01 04_RT01_エコアイ換気_02

     

    白いフィルターの外側にホコリ等が大量に付着して黒くなっています。約1年間のエコアイ換気の運転でこの汚れを見ると外の空気の汚れ度合いが想像できます。給気の流れは特に異常ありません。

    04_RT01_エコアイ換気_03 04_RT01_エコアイ換気_04

     

    給気口のカバーを開けるとホコリが少し溜まっていたのでお掃除して頂くようお願いしました。

    [LDK/給気口]

    04_RT01_エコアイ換気_05 04_RT01_エコアイ換気_06

     

    排気口の白いフィルターはお客様がお手入れされていました。

    [洗面脱衣室/排気口]    [1階トイレ/排気口]

    04_RT01_エコアイ換気_07 04_RT01_エコアイ換気_08

  • 【雨垂れ・藻の確認】2015年11月24日(火)お家の点検1年目(高岡市T邸)

    1年目点検だからでしょうか、雨垂れ跡はほとんど見受けられません。雨垂れや藻には様々な原因があるのですが、ひとつは立地条件(周囲の建物の有無)があり、隣家がある場合と空き地・田畑等の場合でも状況は異なってきます。

    また、他の点検現場で5年目点検での様子を見ると、水切りがあるのと無いのとでは「あったほうがキレイ」という結果になっています。水切り部材の価格は比較的安価ですし、部材設置による全体的な印象もそれほど変わらないので、外壁の汚れを気にされる方は取り付けたほうが良いかもしれません。

    [建物左面/東側]      [建物後面/南側]

    05_RT01_雨垂れ_01 05_RT01_雨垂れ_02 05_RT01_雨垂れ_03

     

    全てのサッシの両サイド下には雨垂れ防止用の水切りが取り付けられており、黒い雨垂れ跡が目立たないような工夫・配慮になっています。

    [建物周り]

    05_RT01_雨垂れ_04 05_RT01_雨垂れ_05

  • 【クロスに隙間が発生】2015年11月24日(火)お家の点検1年目(高岡市T邸)

    部屋の隅っこでクロス同士が召しあっている部分に隙間を発見。お客様は特に気にされておらず、起こり得る現象を認識されていました。クロス保証は2年目まであるので、2年目点検の状態を見て対処することになりました。

    [2階居室]

    06_RT01_クロスの隙間_01 06_RT01_クロスの隙間_02 06_RT01_クロスの隙間_03

     

    部屋の隅っこで隙間部分が白く見える部分は隙間が開くことを前提とした施工(クロスを切る)であり、隙間部分にはあらかじめ弾性のあるコークボンドを充填しています。

  • 【キッチン金具のサビが発生】2015年11月24日(火)お家の点検1年目(高岡市T邸)

    Q キッチン金具にサビが発生している。

    現状を確認。ステンレス製の金具ですが、全体的にサビが発生していました。

    07_RT01_キッチン金具にサビ_01 07_RT01_キッチン金具にサビ_02

     

    ステンレスは基本的にサビの発生しにくいものですが、「もらいサビ」が原因となる事例が多いようです。塩分が含まれている「食塩」「醤油」「味噌」などをこぼしたまま放置、他の鉄「日本包丁など」「缶」を濡らしたまま放置があると考えられます。お客様ご自身の認識は全く無かったそうです。

    07_RT01_キッチン金具にサビ_03 07_RT01_キッチン金具にサビ_04 07_RT01_キッチン金具にサビ_05

     

    サビの跡がプラスチック製の背面にもくっ付いていたので、後日、メーカーに聞いて対処することになりました。