Q 床材同士の間が広がっている。
A 現状を確認。床暖房仕様の床材です。今は床暖房による強制乾燥によって木部が少し収縮、湿度が高い時期・気候になると膨張する「木材」の調湿機能を紹介して、床材の特徴を理解して頂きました。
[LDK]
Q 蓄熱式電気暖房機(蓄暖)の前面の辺りで、床の隙間が目立つ。
A 現状を確認。床材は無垢です。温風が当たる箇所が過乾燥になって、木部に含まれている水分が放出されて収縮、これが隙間になっていると思われます。
もう少し、近寄って見ると分かります。「隙間にゴミが溜まり、掃除しにくい」と奥様。でも、無垢の素材の良さを考えると、仕方の無いことかもしれません。無垢は肌触りが良いとの好評を頂いています。
でも、蓄暖をつけなくなる時期になれば、過乾燥の環境ではなくなって、無垢の特徴である調湿効果で空気中の水分(湿気)を吸収し膨張、隙間が小さくなると思われます。
また、床材の施工の際には無垢材の伸縮を考えて葉書1枚程度の隙間を取っています。
(参考/2008年10月20日富山市Y邸5年目点検、開き戸)
(参考/2008年11月16日富山市Y邸5年目点検、床下収納庫)