Q 珪藻土の壁の一部が欠けてしまった。割れたカケラは持っている。
A 現状を確認。角っこの下地には補強材が入っているので平らな部分よりも少しの力で剥がれやすくなっています。後日、珪藻土の塗料を提供(お客様DIY用)することになりました。
[リビング/階段下収納]
Q 壁に穴が開いてしまった。子供が思いっきり強くドアを開けてしまった(大汗)
A 現状を確認。ドアを開けてみて、どのようになったのか?を再度検証しています。
珪藻土(塗り壁)の壁であるせいか、表面の塗装が剥がれて下地が見えている状態でした。相当強く、思いっきり開けたものと思われます。
2年目点検時では「ノブが当たった跡」だけが付いていました。当時、点検スタッフからの提案で「床にストッパーを取り付ける」助言をしていましたが、お客様は「邪魔になる」ということで現状のままでした。
ドアの上部には戸当たりが取り付けられています。普通にゆっくりと開ける分には問題ないのですが、お子様が手加減しないで「バタンと開ける」のを想像すると、正常に機能しなくなるのも想像できます。
お客様との協議の結果、床にストッパーを取り付けることとなりました。
お客様宅のリビングは「ガイナ(※1)」という珪藻土のような健康に良い素材が使われています。
下地材の湿度変化による伸縮(動き)によって、塗面が動き、隙間が発生したものと思われます。
補修している様子。一般的な内装壁紙のクロス(ビニール製)と違って、コークボンドを充填することで対処は出来ないので、一斗缶(ガンガン、業務用の醤油などが入った大型の缶)に入った塗料(ガイナ)でタッチアップ補修となります。コーナーだけを限定して塗れるようにあらかじめテープを貼っています。
※1 特殊セラミックが配合されている断熱塗料です。一般的な塗料に比べて割高ではありますが、住まわれてからの光熱費が軽減されます。夏の遮熱効果や冬の断熱効果、空気洗浄効果、防音効果、消臭効果(マイナスイオン)、通常塗料よりも2~3倍長持ち(セラミックが含まれることにより、紫外線や自然劣化に強い)等々、様々なメリットがあるようですね。
また、宇宙へ打ち上げるロケットの人工衛星を格納するフェアリングにもこのガイナが使われています。
(参考/ガイナとは/http://www.ecology-com.co.jp/gaina/gaina.htmlやhttp://gaina.ecocoro.biz/)