点検ブログ

  • 【排水経路の工夫】2013年11月18日(月)お家の点検1年目(富山市T邸)

    室外機のドレンホースからの排水(熱交換によって発生)を流す経路。この排水経路が整備されていると、設備台の表面に溜まった排水等でコケが生えたりしないので、比較的長い間きれいな状態を保つことができると思われます。

    [建物後面/東側]

    04_MT01_排水経路_01 04_MT01_排水経路_02

    ※ エアコン暖房について

    一般的な電気ヒーターの3倍以上の効率&消費電力が1/3以下で済む高出力・省電力設計のエアコンです。コンプレッサーを動かす(熱交換する)ことで2倍の熱量を屋外空気から取り入れ、この為に消費した電力で1倍の熱量が発生(合計で3倍)させるということだそうです。

    (参考/ヤフー知恵袋/http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1198601546)

     

    これは給湯器や室外機からの排水を受ける口となっています。

    [建物左面/北側]

    04_MT01_排水経路_03 04_MT01_排水経路_04

  • 【給湯器の位置】2013年11月18日(月)お家の点検1年目(富山市T邸)

    給湯器の位置によっては屋根雪落下の影響を受けやすくなります。屋根雪が落ちる角度はもちろん、軒の出と給湯器天板の幅との関係もあると思われます。設計プランや近隣との兼ね合い等によっては軒下に設置するしかないこともありますが、出来る限りは屋根の妻側にくるようにしたほうが良いと思われます。

    05_MT01_給湯器の位置_01 05_MT01_給湯器の位置_02

  • 【開き戸の開閉】2013年11月18日(月)お家の点検1年目(富山市T邸)

    Q ドアを閉める時、端っこが枠に引っ掛かる。

    A 現状を確認。季節や天候の湿度変化等による木部の「反り」や「痩せ」等の現象が原因と思われます。そこでドライバーで丁番を調整・補正しています。

    [1階トイレ]

    08_MT01_開き戸_01 08_MT01_開き戸_02

    リビングドアも1階トイレと同様の現象でした。ドライバーで丁番を補正、改善前と改善後の扉の状態(傾き等)をジェスチャーで紹介しています。

    [LDK]

    08_MT01_開き戸_03 08_MT01_開き戸_04

    実際に丁番の補正方法をお客様の目の前で実演。最初に丁番の真ん中の固定ビスをいったん緩めて、次に両端のビスの動かし方によって扉が動く様子を紹介しています。

    [2階居室]

    08_MT01_開き戸_05 08_MT01_開き戸_06

    下にも上と同じ機能の丁番があります。上下で立体的な扉の動きが可能となります。

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  • 【引き戸の開閉】2013年11月18日(月)お家の点検1年目(富山市T邸)

    今回は不具合が無かったのですが、今後のメンテナンスを考えて引き戸の扉の補正方法を実演しました。扉の真横(側面の下)に台車の傾きや高さを調整できるネジがあります。

    [2階寝室]

    09_MT01_引き戸_01 09_MT01_引き戸_02

    扉の底部にある台車が上下左右に動くことで扉の傾き等が変化する仕様になっています。開閉に不具合があり、調整ネジで補正する時に「どこを基準に合わせるのか?」を考えるとドア枠の垂直部分に扉の縁を合わせています。

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  • 【床のキシミ】2013年11月18日(月)お家の点検1年目(富山市T邸)

    Q 床にきしみがある。

    [LDK]

    10_MT01_床のきしみ_01 10_MT01_床のきしみ_02

    A 現状を確認。足で踏み込むと「ミシッ」と音がしていました。床材の基材の接着部分が経年変化等によって隙間が発生すると、隙間内の摩擦(体重による踏みつけ)によって音が出ると思われます。補修は2ミリ程度の穴を開けて、ボンド剤を注入して隙間を埋めることできしみ音を改善する方法になります(床暖房仕様の床の場合、この方法は好ましくありません)。

    穴を開けたからと言ってもよく見ないと分からない程度です。後日、補修することをお約束。

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  • 【基礎の化粧モルタルのヒビ割れ】2013年11月16日(土)お家の点検1年目(高岡市O邸)

     基礎本体の表面に施してある薄い化粧モルタルで温度変化等によるヒビ割れになります。他の点検現場でもよく見られる現象です。ジッと凝視すれば目立ちますが、遠目からでは特に目立ちません。仮にヒビ割れ箇所に補修用モルタルを上塗りすると、逆に遠目からでも目立ってしまう事例もあります。

    [建物右面/南側]

    03_RO01_基礎化粧モルタル_01 03_RO01_基礎化粧モルタル_02

    ヒビ割れは他に2ヶ所(南側玄関近く、北側)にありました。

    03_RO01_基礎化粧モルタル_03 03_RO01_基礎化粧モルタル_04

    お客様との協議の結果、構造上の問題が無ければ特に気にされないとのことでした。

    基礎本体と雑土間との接続部分の表面材(モルタル)のヒビ割れで、重さによって少し沈んだものと思われます。基礎の本体とは一体化していない(縁を切っている)ので、構造上は特に問題ありません。

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  • 【雨水枡】2013年11月16日(土)お家の点検1年目(高岡市O邸)

    雨水枡を検査。蓋を開けると施工時のビニールが出てきたので、ゴミは会社に持ち帰りました。枡内に溜まっている水は主に雨樋からの雨水であり、底に沈んでいる泥は風に乗ってホコリや泥が屋根などに溜まり雨水と一緒に雨樋から流れ出てきたものと思われます。

    [建物右面/南側]

    04_RO01_雨水枡_01 04_RO01_雨水枡_02

    この場所にある雨水枡はメッシュ状であり、周囲に溜まった雨水を排水させる役割もあります。

    [建物左面/北側]

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  • 【引き戸の反り】2013年11月16日(土)お家の点検1年目(高岡市O邸)

    引き戸の反り現象。サンルーム側の扉は引き戸が一般的だと思われます。サンルームは洗濯物を干す場所なので洗濯物が乾くと同時に室内の水蒸気量が上昇し、気温が下がると湿度が上がります(飽和水蒸気量の関係)。脱衣室側は逆に湿度が低いので、仕切っている(閉め切っている)引き戸の「反る」現象が発生し、引き戸が開閉しにくくなることがあります。

    [サンルーム(物干し場)と洗面脱衣室の間]

    07_RO01_引き戸の反り_01 07_RO01_引き戸の反り_02

  • 【床のキズ】2013年11月16日(土)お家の点検1年目(高岡市O邸)

    Q 釘のように尖ったもので削ったのか記憶に無いが、キズを付けてしまった。何か良い補修方法は?

    A 現状を確認。補修用クレヨン等で埋めてみることをオススメしました。今回はご提案だけだったのですが、機会があれば補修現場をお知らせできれば・・・と思っています。

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