点検ブログ

  • お家の点検2年目(クロスの隙間)

    お家の点検2年目(クロスの隙間

    所要時間 60分 曇り

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    2年目点検・・・・・・内外の注視検査中心で打診等により詳細に点検。1年目点検履歴を考慮し、保証書及び点検リストの項目の説明。

     

    【点検箇所】

    基礎表面のヒビ割れ、屋根、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、雨垂れ、クロスの変化、キッチン周り、水漏れ、トイレ、換気システム、小屋裏、床下他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎表面のヒビ割れの有無]

    基礎表面のヒビ割れの有無を確認。お客様宅はファンデーション(基礎仕上用弾性塗材)施工となっていることによってか、ヒビ割れ現象は前回の1年目点検同様、特に見受けられなかった。

     

    [屋根点検]

    屋根点検を実施。屋根材はガルバリウム鋼板仕様。

    屋根には太陽光パネルが搭載されている。

     

    [基礎の貫通跡]

    配管周囲のモルタル処理は適切に施されていると思われる。

     

    [室外機の排水経路]

    室外機から発生・ドレン穴から排出される結露水によって設備台・土間コンクリートが汚れる(藻の発生等)のを防ぐ配慮。

     

    [クロスの隙間]

    クロスの召し合わせ部分に隙間が出てきた。

    現状を確認、天候や室内の湿度環境等によっ木部が伸縮、ボードの動き、クロスの追随等の一連の流れによって起こり得る現象となる。今回はコークボンドを忘れた為、点検が終わった後に取りに戻ってコークボンドを充填することとなった。

    <リビング>

    <2階居室>

     

    [水漏れ確認]

    水漏れの有無を確認。現在は特に異常なし。排水管の接続部分にあるパッキン材の劣化等による水漏れが発生することもある為、起こり得る現象を理解して頂いた。

    シンク下にある白い容器が定位置ではなかった為、蛇腹ホースの真下に移動させた。

     

    [床下点検]

    床下点検を実施。特に異常なし。

     

    点検総括・・・クロスの浮き(1階トイレ、階段)の件はご説明差し上げ、様子見となった。クロスの隙間(LDK、2階居室)については点検後に対応した。便器と床の間のコーキング充填でホコリの侵入を防いだり、シンク下の排水管の周囲へのパテ処理で下水臭の逆流や虫の侵入を防止したり、その他etc、お客様のDIYの形跡が見受けられた。

  • お家の点検15年目(玄関ドアの取替え)

    お家の点検15年目(玄関ドアの取替え

    所要時間 150分 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    15年目点検・・・・・・5,000円を支払って頂く有償点検。基本的な検査方法・順序は10年目点検と同様となる。

     

    【点検箇所】

    点検枡、基礎の化粧モルタルのヒビ割れ、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、屋根、雨垂れ、雨漏り対処、ポーチ・ベランダ経年劣化、化粧材経年変化、キッチン周り、水漏れ、トイレ、換気システム、小屋裏、床下他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [汚水桝]

    汚水桝の点検を実施。油脂等の溜まりが少し見受けられた。お客様からホースリールをお借りして管内を洗浄することとなった。

                                                                         

     

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ]

    床下点検の際に化粧モルタルのヒビ割れを発見。

      

     

    [雨漏り対処]

    以前に2階ベランダにたまった雨水が室内に浸入した経緯があった為、改めて現状を確認。雨漏りがあった際の天候は風雨が強かったことにより、様々な方向からの風圧があったと思われる。

     

    今回は再発防止の為、雨が浸入しそうな部位にシーリングを充填。

     

     

    [ポーチ・ベランダ(1階)の経年劣化・腐食]

    ポーチ・ベランダ(1階)の床材が腐食している現状を確認。代替として「腐食しない部材」を提案したが、お客様は解体・撤去して土間コンにタイルを載せることを希望。

     

    お客様は具体的な希望を図面で説明。後日、見積書を提出することとなった。

     

    [化粧材の経年劣化等]

    「北側の部位に亀裂が発生した」との申し出があった為、現状を確認。お客様はDIYで亀裂した箇所にシーリング処理をされていた。

    お客様は将来的な腐食防止の為、2か所の「木部の出」の部位全体にカバーをかけたいご様子。どのような形状が良いか手書きで伝えられた。見積書を提示することとなった。

     

    [玄関ドアの取替え]

    玄関ドアを取り替えたい。奥様によると「隙間が空く、防犯上の理由」とのこと。

    現状を確認。ドアを取替えする方法もあるが、家の印象も変わらない「カバー工法」を提案。この工法は間口が少し狭くなる等のデメリットもある。

     

    [キッチン周り]

    食洗器は日常的に使用されているご様子。

     

    [水漏れ確認]

    水漏れの有無を確認。排水管の接続部分にあるパッキン材の劣化等による水漏れが発生することもある為、起こり得る現象を理解して頂いた。

     

     

    点検総括・・・点検枡・通気菅の油脂等の溜まり、雨漏り経路の対処、お客様DIYによる外壁塗装は当日に対応・確認。網戸の破損についてはその場でご説明。化粧材の経年劣化、ポーチ・ベランダの解体・撤去、玄関ドアの取替え、郵便ポストの移設に関しては見積書を提出することとなった。今回の点検時以前に外部ベランダの下から雨漏りしていた為、シーリング業者に依頼した、また基礎化粧モルタルのヒビ割れに関しては後日対応となった。

  • お家の点検15年目(基礎の樹脂モルタルの浮き)

    お家の点検15年目(基礎の樹脂モルタルの浮き

    所要時間 150分 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    15年目点検・・・・・・5,000円を支払って頂く有償点検。基本的な検査方法・順序は10年目点検と同様となる。

     

    【点検箇所】

    点検枡、基礎の樹脂モルタルの浮き、屋根、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、雨垂れ、外壁の経年劣化、クロスの経年変化、キッチン周り、水漏れ、トイレ、換気システム、小屋裏、床下他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [雨水枡]

    雨水枡の点検を実施。特に異常なし。

    [汚水桝]

    汚水桝の点検を実施。油脂等の溜まりが少し見受けられた。お客様にも現状を見て頂き、ホースリールをお借りして管内を洗浄。一連の洗浄を終えたが、油脂の大きな塊が流れなかった為、お客様から園芸ポールをお借りして押し流した。

     

    [基礎の樹脂のモルタルの浮き]

    基礎の表面が部分的に剥がれており、約5年前から少しずつ変化していた。

    表面を剥がして現状を確認。対処することとなった。

    <剥がす前>

    <剥がした後>

     

    [屋根点検]

    屋根点検を実施。前回は南側からのぼったが、今回は東側に長バシゴを立ち上げた。

    屋根材はガルバリウム鋼板仕様。雪止めアングルが少し変色している状態を確認。

     

    [雨垂れ確認]

    外壁材は窯業系サイディング仕様。周辺環境や外壁材の模様(横)によるのか、10年目点検と同様に雨垂れよりも藻の大量発生が目立っていた。

     

    [外壁の経年劣化等]

    外壁の表面材の剥がれやシーリングの現状を確認。表面には経年劣化によるピンホール(小さな穴)や剥がれが多数あり、他にシーリングの切れや破断等も見受けられた。

    外壁材のコーナー部分の上部に隙間が空いている箇所を発見。能登半島地震による影響とも考えられる。

    –ここから

    [クロスの経年変化]

    クロスの隙間やヒビ割れを確認。クロスはビニール製であり経年劣化等によって硬化すると下地の動きに追随できなくなることでヒビ割れが発生する仕組みを説明。

     

    [クロスの変化]

    天井クロスの浮きや入隅の隙間を確認。クロスの経年変化について説明すると、お客様は理解されていた。

    今後のメンテナンスとしてお客様へコークボンドを贈呈。

     

    [床下点検]

    床下点検を実施。

    特に異常なし。前回の10年目点検では床下点検の際にネズミの死骸が見つかったのをお客様も思い出されていた。

     

     

    点検総括・・・点検枡・通気菅の油脂等の溜まりは当日対応、また外壁材・シーリングの経年劣化、外壁に藻が発生、屋根の雪止めアングルの変色、外壁コーナー部分の割れ、クロスのヒビ割れは当日に説明さしあげた。基礎樹脂モルタルの浮きに関しては後日対応となった。外壁のシーリングやコーナー部分の割れ等が見られた。近い将来には外壁を貼り替える時期がくるので、予算取りのための見積もりをお勧めした。

  • お家の点検2年目(照明器具の交換)

    お家の点検2年目(照明器具の交換

    所要時間 90分 晴れ

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    2年目点検・・・・・・内外の注視検査中心で打診等により詳細に点検。1年目点検履歴を考慮し、保証書及び点検リストの項目の説明。

     

    【点検箇所】

    屋根、基礎化粧モルタルのヒビ割れ、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、雨垂れ、土間コンの欠け、クロスの変化、キッチン周り、水漏れ、トイレ、換気システム他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [屋根点検]

    屋根点検を実施。屋根材はガルバリウム鋼板仕様。大屋根には太陽光パネルが搭載されている。

    カーポート屋根にも太陽光パネルを搭載。そして蓄電池が設置されている。

     

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ]

    基礎化粧モルタルのヒビ割れを確認。引き渡し前にも対処していたが、新たに発生している部位もあった為、改めて対応することとなった。

     

    [室外機の排水経路]

    室外機で発生する結露水等による設備台・土間コンクリートの汚れを防ぐ配慮。

     

     

    [土間コンクリートの欠け]

    側溝の縁の土間コンクリートが欠けている。

    現状を確認。電柱と側溝の間の土間コンクリートが少し欠けている状態であった。端の部分の欠け・ヒビ割れは起こり得る現象でもあるが、能登半島地震の影響もあることを説明し理解して頂いた。

    向かいの家の横の電柱付近は液状化現象が発生し砂が噴出しているところもあったようだが、こちら側のでんちゅうには液状化現象はなく、土間コンクリートのヒビ割れが少し発生た程度であった。工事開始前の地盤調査等では「前面道路を境にして地盤の固さの違い」があったことを説明。

     

    [配管の露出]

    配管が露出している状態を確認。将来的な劣化(太陽の紫外線などの影響)を考えると、北側で太陽光が当たりにくい場所ではあるが、地中に埋めるなど何らかの処置が必要と思われる。

     

    [クロスの変化]

    天井クロスの浮きや入隅の隙間を確認。クロスの経年変化について説明すると、お客様は理解されていた。

     

    [照明器具の交換について]

    将来的に電球が切れた際、どのように電球を交換すればよいのか?

    現状を確認。この照明器具は電球と器具が一体型になっていること、器具を外す時は垂直に下げて支えているバネを緩めることで簡単に取り外しが可能であると説明。

     

    [床下点検]

    床下点検を実施。

     

     

    点検総括・・・土間コンクリートの欠け、クロスの変化、照明器具の交換、エアコンの設置場所、洗濯機の乾燥時に下水臭の逆流についてはそれぞれ当日にご説明した。基礎化粧モルタルのヒビ割れについては後日対応となった。洗濯機で乾燥させると下水臭が発生する件だが過去の事例を調べると似たような事例が数件あった。いずれも施工時の排水工事は正常であるが、使われる家電製品の仕様によってそのような事象が発生していると推測される。「何が原因なのか、改善策はあるのか?」、点検現場で応答に困る場面もある為、多くの事例に接してリアルタイムな助言を体得していきたい。

  • お家の点検1年目(キッチンの引き出しがグラグラする)

    お家の点検1年目(キッチンの引き出しがグラグラする

    所要時間 70分 晴れ

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    1年目点検・・・・・・内外の目視検査中心。

     

    【点検箇所】

    雨垂れ、基礎ファンデーション施工のヒビ割れ、基礎表面の白華現象、基礎の貫通跡、グレーチングの変形、壁等のキズ・へこみ、テレビ配線口、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎表面の白華現象]

    基礎周りの内側にある土間コンクリート内の水酸化カルシウムが溶け出して空気中の二酸化炭素に反応し炭酸カルシウムになる現象。2年目点検まで様子見となった。

    [グレーチングの変形]

    車が浸入しグレーチングを踏むと音が非常に大きい。騒音を抑えるためにグレーチング同士をビス固定させたりしているが、隙間が原因なのだろうか?

    現状を確認。グレーチングが納まっている端の高さが水平でないことが原因と考えられるた。凸凹のある面を削って水平にすることで改善すると思われる。

     

    [テレビ配線口の切り替え]

    テレビ配線のコード(アンテナケーブル)の1本を下に接続したが、子供がイタズラ(口に含ませる等)するので危険。

    現状を確認。配線コードの差し込む位置を切り替えることとなった。

     

    [窓ロックのイタズラ防止]

    子供がベッドで立ち上がって窓のロックを外すことがある。

    現状を確認。チャイルドロックのようなアイテムの有無を調べることとなった。

     

    [引き出しがグラグラする]

    引き出しが最後まで閉まらない。

    現状を確認。炊飯器が後ろに当たることで引き出しが最後まで閉まらなかったことが判明。炊飯器を少し前に移動させると改善されたが、引き出しが最後まで閉めた際に固定されずにグラグラする状態であった。対処することとなった。

     

    [キッチン]

    蛇腹ホースの収納時に引っ掛かりがある。

    現状を確認。浄水器を取り付けたことで蛇腹ホースを元に納める際にシンク下の蛇腹ホースが引っ掛かることで発生する現象と判明。対処することとなった。

     

     

     

    点検総括・・・基礎表面の白華現象は2年目点検で再チェック、井戸水配管を上水道に切り替え、グレーチングの変形、キズや凹みの補修(外部・内部)、タオル掛けのはずれ、テレビ配線口の切り替え、窓ロックのチャイルドロック、キッチンの引き出しが最後まで閉まらない、キッチンの引き出しがグラグラする、照明器具の点滅、浄水器の水切れが悪い、浄水器のフィルター交換、キッチン蛇腹ホースの引っ掛かりは後日対応となった。

  • お家の点検10年目(瓦の欠け)

    お家の点検10年目(瓦の欠け

    所要時間 90分 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    10年目点検・・・・・・お客様に事前アンケート送付、前もって目視確認していただき、その返信を踏まえながらの点検作業。

     

    【点検箇所】

    雨水枡・汚水桝、基礎化粧モルタルのヒビ割れ、屋根、雨垂れ、外壁材、給湯機・貯湯ユニット位置、基礎の貫通跡、換気システム、クロスの経年劣化、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [雨水枡]

    雨水枡の点検を実施。特に異常なし。雨水枡のフタは周囲に水溜まりが発生するのを防ぐ為にメッシュ型となっている。

    [汚水桝]

    汚水桝の点検を実施。油脂等の溜まりは特に見受けられなかった。

     

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ]

    基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡を確認。能登半島地震により新たにヒビ割れが発生したようであり、お客様サービスの一環で将来的なヒビ割れを防ぐ為に対処することとなった。

     

     

    [雨垂れ確認]

    外壁材は窯業系サイディング仕様。雨垂れは特に目立っていなかった。

    ベンドキャップの真下や周囲が黒く汚れる現象。汚れの範囲が広いのは洗濯物を乾かす際の浴室暖房乾燥機の使用頻度が高いことによる排気(衣類の繊維ゴミにカビが発生)量の多さもあると思われる。

     

     

    [屋根点検]

    以前にご主人がハシゴを掛けて雨樋からの雨水漏れにテープを貼って応急処置していたとのこと。

    現状を確認。部材が破損している状態であった為、発注することとなった。

    下から見ると瓦の欠け、2階居室から見ると「☓印」のテープが貼られた瓦があった。

    お客様の話によると以前に瓦屋さんが印をつけていったとのことであった。瓦の交換等の見積書を提示することとなった。

     

    [トイレ]

    手洗い蛇口の先端に付着している汚れが取れない。

    現状を確認。実際にキャップを取り外して汚れ(水道水に含まれるカルキ等)を削り落した。

     

     

     

    点検総括・・・2階給気口のコウモリの侵入の件はお客様ご自身で対応、クロスのヒビ割れ、クッションフロアが白くなる、トイレ手洗い蛇口の先端の汚れについては当日説明及び対応した。基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡は後日対応、雨樋からの雨水漏れ、瓦の欠け・ヒビ割れ、デンデンの破損は後日見積書を提示することとなった。キレイに片付け・清掃がなされており、愛着をもって生活されているなと感じた。

  • お家の点検5年目(5年目にして初点検)

    お家の点検5年目(5年目にして初点検

    所要時間 70分 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    5年目点検・・・・・・保証書に基づき、保証期限の到来する部材等を主に注視検査。また今後のメンテナンスについてお客様からの聞き取り及び応答。

     

    【点検箇所】

    雨水枡・汚水桝、基礎化粧モルタルのヒビ割れ、屋根、給湯機・貯湯ユニット位置、基礎の貫通跡、雨垂れ、換気システム、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [屋根点検]

    屋根点検を実施。屋根材はガリバリウム鋼板仕様。長ハシゴは大屋根に直接掛けるのではなく、下屋から大屋根に上がれる屋根構造となっている。

     

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ]

    基礎化粧モルタルのヒビ割れを確認。将来的なヒビ割れ拡張を防ぐ為に対処することとなった。

     

     

    [雨垂れ確認]

    外壁材は窯業系サイディング仕様。雨垂れは特に目立っていなかった。

    ベンドキャップの真下や周囲が黒く汚れる現象。汚れの範囲が広いのは洗濯物を乾かす際の浴室暖房乾燥機の使用頻度が高いことによる排気(衣類の繊維ゴミにカビが発生)量の多さもあると思われる。

     

     

    [吊り戸の下がり]

    吊り戸の開閉時に異音がするとのことなので現状を確認。吊り戸の台車の高さを少し上げて補正。

    また、吊り戸を開けた際に軌道の終点まで開かなかった。そこでカバーを外すと吊り戸を支えるレールが少し傾いている状態を発見。お客様から指摘のあった「壁紙が貼れていない箇所がある」というのは部材が傾くことで下地が見える意味と判明。「ビスを打ち直す等を試みたが下地が無かった為、改めて対処することとなった。

     

    [水漏れ確認]

    給排水管からの水漏れの有無を検査。特に異常なし。排水管の接続部分にあるパッキン材の劣化等により水漏れが発生することもある為、起こり得る現象を理解して頂いた。

     

     

    [浴室換気乾燥機のフィルタが欲しい]

    お客様が取り出されたフィルタ。汚れを取り除いて定位置に戻そうとしたが、フィルタの枠が変形しており正常に納めることができない状態。新たに取り寄せることとなった。

     

    点検総括・・・吊り戸の開閉の際の異音は当日対応、将来の駐車スペースについては聞き取り、その他の基礎化粧モルタルのヒビ割れ、吊り戸のレール下がり、浴室暖房乾燥機のフィルタの破損の交換見積書、床下点検は後日対応となった。増改築に関しては点検候補から外していたが、手違いで点検候補に入れてしまったことから、今回5年目にして初めての点検に至った。結果的には点検を通じてお客様との繋がりを確認でき当社を少しでも好意的に思ってもらえた意味でも有効であった。

  • お家の点検15年目(玄関ドアの表面材の剥がれ)

    お家の点検15年目(玄関ドアの表面材の剥がれ

    所要時間 105分 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    15年目点検・・・・・・5,000円を支払って頂く有償点検。基本的な検査方法・順序は10年目点検と同様となる。

     

    【点検箇所】

    雨水枡・汚水桝、基礎化粧モルタルのヒビ割れ、屋根、給湯機・貯湯ユニット位置、基礎の貫通跡、外壁の経年劣化、雨垂れ、玄関ドア、勝手口ドア、玄関タイル、アプローチ表面材、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [汚水桝]

    汚水桝の点検を実施。油脂等の溜まりが少し見受けられた。水道に接続するホースリールの有無を確認したところ、持ってないとのことだったので、今回はお客様にキッチンや浴室などの水を流したままにし、流れてくる排水を利用して棒を使って溜まった油脂等を擦り落した。

     

     

    [外壁の経年劣化等]

    外壁の表面材の剥がれやシーリングの現状を確認。表面には経年劣化によるピンホール(小さな穴)や剥がれが多数あり、他にシーリングの切れや破断等も見受けられた。お客様との協議の結果、外壁改装の見積書を提示することとなった。

     

    [玄関ドアの表面材の剥がれ]

    玄関ドアの表面がボロボロになってきたとこのことで現状を確認。ドア表面の至る箇所に剥がれ現象が見受けられた。海岸に近いこともあり、塩害による塗装の剥がれと思われる。

    玄関ドアの内側は太陽の紫外線や塩害の影響が少ないことで、製品本来のキレイな表面となっている。塩害を放置するとさらに玄関ドア内部に侵食する可能性がある為、新たな表面塗装を勧めた。見積書を提示することとなった。

     

    [玄関周囲]

    玄関タイルやアプローチの表面材の剥がれや浮きなどを発見。今後の補修について説明。

      

     

    [勝手口ドア]

    ドアが開閉しにくい時があり、それ以来開閉していないとのこと。現状を確認。上と下にロックがある仕様となっている。メーカーによっては施錠方法が異なっていることもあり、試行錯誤しながら具体的な開錠方法を見つけた。ロックを回すと鎌状の部材が飛び出る仕組み。シリコンスプレーを吹き付けして摩擦を軽減しロックを掛けやすくなるよう改善。

     

     

    [LDK]

    ダウンライトの電球を取り替えたいが探しても見つからなかったとのこと。現状を確認。室内のダウンライトの電球を見ると、電球が切れたことで数カ所が抜いてある状態。切れた電球を持ち帰って調べることとなった。

     

    [キッチン]

    またキッチンが暗かった為、リビングの電球1個をキッチン側に移動させた。

     

     

    点検総括・・・点検枡・通気菅の油脂等の溜まり、勝手口のドアが開けにくい件については当日対応、外壁に藻が発生、クロスのヒビ割れ、コウモリの物音等はご説明さしあげた。残りの基礎化粧モルタルのヒビ割れ、外壁材・シーリングの経年劣化、玄関ドアの表面材の剥がれ、玄関タイル・アプローチのヒビ割れ、ダウンライトの電球については見積書を提示し別日対応となった。

    今回の点検では前回の10年目点検と比べて建物のメンテナンスに関する話題が多く、ゆっくりと話が出来てよかった。10年目点検を過ぎても今後も定期的に有料点検を受けたいという声も多く、こうしたメンテを通じてこれからも会社の信頼を上げていきたい。

  • お家の点検2年目(シャワーの水圧が弱い)

    お家の点検2年目(シャワーの水圧が弱い

    所要時間 65分 晴れ

    スタッフ 砂田、本田、渡辺

     

    2年目点検・・・・・・内外の注視検査中心で打診等により詳細に点検。1年目点検履歴を考慮し、保証書及び点検リスト項目の説明。

     

    【点検箇所】

    基礎表面のヒビ割れ、基礎表面の白華現象、屋根、給湯機・貯湯ユニット位置、基礎の貫通跡、雨垂れ、換気システム、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎表面の白華現象]

    現状を確認。基礎周りの内側にある土間コンクリート内の水酸化カルシウムが溶け出して空気中の二酸化炭素に反応し炭酸カルシウムになる現象。手でポロリと剥がれる状態になっていた為、該当する2面を改めて施工することとなった。

     

     

    [屋根点検]

    屋根点検を実施。屋根材はガルバリウム鋼板仕様。

     

    [大屋根]

    屋根には太陽光パネルが搭載(北陸電力のイージーソーラー)されていた。

     

    [外構の一部を土間コンクリートにしたい]

    防草シートが敷いてあっても外構の草刈りが大変。お客様と協議。「砂利を敷く」、「土間コンクリートを打つ」選択肢を口頭で提案。

      

     

    [トランクルームの引き戸の振れ]

    トランクルームの引き戸の「振り止め」が外れており、開閉時に引き戸が左右に振れる現象を確認。対処することとなった。

     

     

    [クロスの隙間]

    前回の1年目点検同様、クロスの隙間を確認。対処することとなった。

     

    [浴室]

    「シャワーの水圧が弱い」とのことで現状を確認。一般的にエコキュートを使っている家庭の場合、ガス給湯器の水道直圧方式とは異なり水圧が1/3に減圧される仕組みを説明。お客様は納得されなかった為、メーカーへ確認することとなった。

     

    点検総括・・・外構の一部を土間コンにしたいとの件にはご説明さしあげた。基礎表面の白華現象、引き戸の振れ、クロスの隙間、シャワーの水圧の件に関しては後日対応となった。

    様々な点検現場に同行しているが「シャワーの水圧が弱い」という申し出は初めてだったように思われる。オール電化のご家庭が多くを占めている中でのエコキュートだが、水道水を直接温めるガス給湯器と違って、沸かしたお湯をいったんタンク内に貯めて給湯する仕組み。タンクの耐圧に見合った水圧になる為、以前にガスだった場合は弱く感じられるようだ。

     

    既存のエコキュートのまま水圧を強くする方法として

    ①低水圧用シャワーヘッドに交換・・・お客様にて交換済み

    ②止水栓の閉まり具合・・・お客様にて対処済

    ③給湯温度を高く設定・・・使用時に温度を下げる為に水道水を多く混ぜ合わせることで水圧が高くなる傾向にあるが、火傷に気をつける必要がある。

    ④高圧仕様のエコキュートに買い替え・・・予算の問題がある

    他の要因では水圧の弱い地域であった場合は水道局への問い合わせとなる。

  • お家の点検10年目(階段手すりの緩み)

    お家の点検10年目(階段手すりの緩み

    所要時間 80分 雨

    スタッフ 前根、渡辺

     

    10年目点検・・・・・・お客様に事前アンケート送付、前もって目視確認していただき、その返信を踏まえながらの点検作業。

     

    【点検箇所】

    雨水枡、汚水枡、基礎化粧モルタルのヒビ割れ、雨垂れ、給湯機・貯湯ユニットの位置、基礎の貫通後の配管周囲の施工跡、室外機の排水経路、折れ戸の建付け、網戸の外れ、クロスの経年劣化、階段手すりの緩み、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [汚水桝]

    油脂等の溜まりが見受けられたため水道をお借りして通気菅や点検枡の油脂を洗浄。 

     

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡]

    基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡を確認。新たにヒビ割れが発生している状態であった為、対処することとする。

     

     

    [折れ戸の建付け]

    折れ戸が開けにくいことがあるとのことで、現状を確認。シリコンスプレーを吹き付けして開閉時の摩耗を軽減。

      

     

    [網戸が外れやすい]

    いったん網戸を取り外して台車の状態を確認。改めて網戸を取り付け直すと動きが改善(レールと台車がかみ合っていなかった)

     

     

    [階段の手すりの緩み]

    階段手すりがグラグラする。子供が手すりにつかまっており危ないとのことなので現状を確認。手すりの支柱などが木部の経年劣化等により痩せてきたと思われる。一番下の太い支柱を固定することで他の細い支柱が動きにくくなるよう処置する(前回の5年点検では振れ止めの目的で細い支柱にコークボンドを充填していた。

     

     

    点検総括・・・基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡、屋根点検は後日対応。クロスのヒビ割れ、便器のフタが取れる件に関してご説明、網戸が外れやすい件、折れ戸の開閉時の異音の件は当日に対応。階段手すりの柱部の足元の納まりが悪く乾燥して動きやすくなっていると思われるが、最初から金物等で固定する方法で施工すればよいのだろうか。。。

    今回ご主人と初めてお会いしてお話したが。「説明ばかりで申し訳ございません」と申し出ると「だからこそ来て頂いているのです」とご主人から温かいお言葉をいただきとてもありがたかった。