Q 今の時期、夏場に比べると洗濯物が乾きにくくなってきている。
A 現状を確認。気温が低くなると、飽和水蒸気量が小さくなって水分が室内に拡散しにくくなるのが主な原因ですが、「干せる・乾く」ということは空気中に水蒸気が逃げるという意味であり、室内全体の空気中に含められる水蒸気量(飽和前)はある程度決まっています。
そこで、室内を除湿することで低温(冬場)であっても飽和になる前の水蒸気の許容量が確保(室内に取り込める水蒸気の余力)でき、それに伴って衣類に含まれる水分を空気中に逃がす(洗濯物を乾かす)ことができる仕組みと考えられます。
[物干し場]
今回の事例のようにサーキュレーターを使って室内・家内の空気を循環・撹拌(かくはん)させると、乾いた空気と湿った空気が混ざることで、湿度が低下(除湿に似た現象で湿度が下がる)して洗濯物は日陰であっても寒くても少しずつ乾かせると思われます。