サッシの両サイドからの雨垂れが黒く目立っていました。雨垂れができる仕組み(水アカやシーリングに含まれる可塑剤の油分や雨の汚れ成分等)を紹介。築5年で黒くなっている雨垂れを擦り落とすとなると、外壁の経年変化等、表面に施されている防水塗膜を無理に削ってしまうことにもなりかねません。比較的簡単な方法ですが、油分を分解できる中性洗剤の使用も選択肢としてあると思われます。
[建物左面/東側]
※ 水アカについて(参考/おそうじ本舗/
(http://www.osoujihonpo.com/guide/shinno/water/article12112902.html)
一般的に言われる「水アカ」ですが、私たちの生活の中で色んな場面で目にします。ネットで検索するとミネラル分である「カルシウムやマグネシウム」が水アカの原因のようですね。中性洗剤では落ちないこともありますが、そんな時はアイテムを使って「擦り落とす」ことになります。アルミホイルが有効だそうですね。
水周り(洗面化粧台や浴室の鏡など)や外壁に垂れている雨垂れ等々があります。室内のメッキ部分はともかく、外壁の場合は「擦る」方法は防水塗膜・基材を傷つける可能性もあるので注意が必要です。
外壁の表面に施されている防水塗装(塗膜)の劣化について。外壁の防水塗膜が紫外線等の影響によって次第に劣化、最終的には粒子化するチョーキング現象(外壁材の耐候性の低下)が発生、そのまま放置しておくと外壁材が傷むことによって改修の際の費用が余計にかかる事例もあります。
[建物左面/東側]
外壁材同士の間に施されている弾性コーキング(シーリング)について。紫外線等によって劣化(硬化)してくると、外壁材同士の動き(湿度変化による下地材の伸縮等)に順応できず、硬化現象によるヒビ割れが発生してきます。放置するとヒビ割れの隙間から雨水が進入することもあり、将来的には「打ち直し」等の外装工事が必要になってきます。