点検ブログ

  • 2月3日(日) 定期点検2年目(富山市S邸)

    2月3日(日) 定期点検2年目(富山市S邸)
    所要時間 15:00~15:54 雨
    スタッフ 石丸、坪島、長澤、渡辺
    協力業者 同行なし

    【S邸の特徴】
    赤みを帯びた茶色の落ち着いた雰囲気が漂うSさま邸。お子様も伸び伸びと育っておられるご様子。
    ご家族の健康も考えて、湿度計で湿度をチェックされていらっしゃる所は、実は家にも優しいのです。
    また、家のメンテナンスもご主人がある程度のことはされるという、家にも家族にも優しい家庭です。

    【タイルの割れ】
    タイルの割れが1箇所ありました。グレーチング(鋼材を格子状に組んだ溝蓋)を持ち上げて状態を詳細に確認。車のタイヤがタイルのアンバランスな箇所に踏み込んだ圧力で割れたものと思われます。
    グレーチングの底には厚さ3mmのゴムパッキンが施してはありますが、後日、原因を追究し、再発防止に努める事をお約束。
    01_S_タイル101_S_タイル2

    【目地の埋め】
    1年目点検の際に指摘のあった目地の隙間。当時は、外で対応できる補修作業であった為、ご主人が補修現場に立ち会えていなかったという話。そこで、補修後の状態をお客様と一緒に確認しました。
    02_S_目地

    【基礎の表面】
    車庫の基礎部分の表面(厚さ5㎜)の仕上げモルタル部分にクラック(ヒビ割れ)を発見。お客様は雨の浸入を心配されていましたが、仕上げ部分だけというスタッフの説明に理解・納得、そして安堵されたご様子。後日、補修に伺います。
    03_S_基礎

    【リビングの床鳴り】
    Q 以前、床鳴りがあった。
    A 状況を確認。今回は床鳴りの現象が見受けられませんでした。季節(湿度)の変化によるものと説明し、後日、大工と一緒に訪問、床下の床を支える鋼製束の一通りの増し締めを実施する事をお約束。
    04_S_床鳴り

    【引戸の開閉】
    Q 引戸の閉まりが悪いのですが。
    A ドライバーで調整を実施。お客様は自分でメンテ出来る箇所はご自身で試しておられるご様子。
      調整箇所と回し方、引戸の仕組みを説明したところ、熱心に聞き入っておられました。
    05_S_引戸105_S_引戸2

    【クロスのキレ等】
    1階リビングや2階居室で壁クロスのキレ等を発見。お客様は、冬場は大型の天井エアコンをつけておられ、木製の下地材が過乾燥(エアコンの除湿)により、収縮度が強くなっていると思われます。
    後日、専門業者とともに目立たないように補修する事をお約束。
    06_S_クロス106_S_クロス2

    【床鳴り】
    2階の居室でキシミを確認。
    Q 2階の床のキシミ補修はどのような方法で行なうのですか?
    A 1階のように床下に潜って、調整する事は出来ない為、表面から細くて目立たない釘を打ち込む施工となります。この部屋の素材は無垢であり、一般的な床材よりも素材自身の伸縮が季節の湿度の影響で大きくなる性質もあります。
      床材の間も乾燥による収縮が目立っていましたが、自然素材ならでは特徴である事をお客様も知っておられ、部屋の用途が子供部屋でもあり、このままで良いと納得されました。
    07_S_床鳴り107_S_床鳴り2

    【換気システム】
    Q 定期的に掃除をされていますか?
    A 今までに3~4回程度、実際に蓋を外してフィルターも掃除しています。
      掃除の際にOFFにしたまま、ONにする事を忘れていた時があり、でも空気清浄機が空気のよどみを感知したようです。住まわれる方には空気の流れは実感できませんが、機械はちゃんと見ているのですね(笑)
    08_S_換気システム

    【感想等】
    お客様の施工によるロールスクリーン。リビング階段の要望が多いなか、階段口からの冷暖房の逃げが気になることもしばし。他の事例では、階段口にカーテンや引戸を施される方もいらっしゃいます。
    お客様の工夫が光る場所ですね。
    09_S_感想