点検ブログ

  • 【H邸の紹介/住んでからの定期的な訪問検査はとても大切。有償であっても受けたほうが良いです】2016年2月19日(金)お家の点検1年目(射水市H邸)

    2016年2月19日(金)お家の点検1年目(射水市H邸)

    所要時間 13:04~15:06 晴れ

    スタッフ 前根、中谷、渡辺

     

    【H邸の紹介/住んでからの定期的な訪問検査はとても大切。有償であっても受けたほうが良いです】

    お客様が新居に住まわれる前には「お施主様検査」という、建てられる・住まわれるお客様が立会いの下でお家の検査をするイベントがあります。住まわれる前なので家具等が配置されていない状態を見て検査して施工上に不備や不具合等があれば直すことになります。

    一方、お客様が住まわれてからの私たち点検スタッフによる訪問検査では家具等が配置されており、実生活を通して不具合等があった時に対処するイベントになります。

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    お家の部位や部材等の様子を検査項目にしたがってコメントを書き綴っていきます。定期的な訪問検査の回数が増えてくると時系列にお家の変化等が分かるようになります。お家の外部は過酷な自然環境、内部は使い勝手や生活スタイル等の影響を受けるので、経年変化・劣化等は起こり得る現象になります。

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    住まわれて・年月が経過して初めて分かることもあるので、定期的な訪問検査(今回は1年目点検)はお客様にとって大切なイベントです。

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    もし、建てられた住宅メーカーや工務店が「2年目点検以降は有償」となっている場合でも「早期発見」を考えると、多少のお金を払ってでも訪問検査・お家の健康診断を受けたほうが良いと思われます。

  • 【点検枡の検査】2016年2月19日(金)お家の点検1年目(射水市H邸)

    [雨水枡]

    雨水枡を検査。特に異常はありません。

    [建物前面/北側]

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    [汚水枡]

    汚水枡の検査。今回は1年目点検であり点検枡は検査項目になかったのですが、お客様サービスの一環で一連の検査を実施。今後のお手入れを考えてお客様にも見て頂きました。

    [建物右面/西側/洗面脱衣室]

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    [建物右面/西側/キッチン]

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    油脂等が溜まるのは生活排水の影響があるので仕方がありません。「溜まり」が「詰まり」にならないようにお手入れすることが大切です。

    [洗浄前]          [洗浄後]

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  • 【枕棚の反り】2016年2月19日(金)お家の点検1年目(射水市H邸)

    Q 枕棚が反っているのでは?

    現状を確認。下から見るとそれほど目立たないのですが、上から見ると反っているのがよく分かります。

    [2階洋室/下から]     [2階洋室/上から]

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    枕棚を下から叩いて不安定さを確認。お客様との協議の結果、補強及び使い勝手等を考慮して、枕棚の中心を天井とつなげて固定することになりました。

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  • 【クロスの変化等】2016年2月19日(金)お家の点検1年目(射水市H邸)

    クロスの膨らみを発見。湿度変化等によって木部の伸縮、下地ボードの動き、クロスの追随等で起こり得る現象です。お客様も理解されていました。

    [クロスの膨らみ/2階廊下]

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    クロス保証は2年目点検までの期間になっているので、今回の1年目点検では今後の変化も考えて様子見となりました。

    [クロスの隙間/2階居室]  [階段踊り場]

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  • 【水漏れ検査】2016年2月19日(金)お家の点検1年目(射水市H邸)

    水漏れの有無を検査。特に異常はありません。水周りで比較的多いのは蛇口やレバーを完全に閉めてもカランから水滴がポチョンと少し垂れてくる現象です。その後の使用で垂れる量が多くなってきたら交換時期(有償)になります。5年~10年で発生する現象であり、放置しても大きな被害にはならないと思われます。

    [洗面脱衣室]        [キッチン]

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    一方、洗面化粧台の水受けボウルやシンクの下にある給水管からの水漏れは早めの対策が必要です。初期症状は配管の周りが少し濡れている程度ですが、知らないまま放置して年月が経過してひどくなってくると床に浸透して周囲の部材に悪影響を及ぼすことで被害金額が大きくなってしまいます。

    「特別な対処が必要」と言うよりも起こり得る現象を知って頂くことが早期発見につながり、早めのご連絡がお客様自身の費用を少なくする方法になります。事前に水漏れ等を含む火災保険に入っていれば安心になると思われます。

  • 【住み心地アンケート/お客様から感想をお聞きします】2016年2月19日(金)お家の点検1年目(射水市H邸)

    お客様から1年間を過ごしての感想をお聞きします。

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    Q 広さが十分でない部屋

    A 洗濯物を干す場所。

    現状を確認。お客様は洗濯物を外で干さずに室内だけで乾かしたいご様子。お子様の課外活動が活発であるせいか、洗濯物の量がかなり多いそうです。洗濯物の乾燥を促進させる「除湿機や換気扇、扇風機」をフルに活用させているとのこと。

    [洗面脱衣室]

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  • 【お掃除・薬剤(洗剤)の使い方について】2016年2月19日(金)お家の点検1年目(射水市H邸)

    Q 換気扇を掃除するのに市販の薬剤を買って使ってみたら、表面の塗膜が落ちてしまった(汗)

    現状を確認。お客様からその洗剤を見せて頂くと表面には「ガンコな汚れに」とあって裏面には「アルカリ性」と書かれていました。油汚れは強い洗浄作用で落ちますが、拭き残しには気をつけて頂くようお願いしました。

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    Q 階段手摺り化粧板の表面に汚れがある。「消しゴムで消せるかも・・」と聞いて試してみたが効果は無かった。

    まずは中性洗剤を試して頂くようお願いしました。

    [階段手摺り]

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    Q 床の拭き掃除で見つけた。水拭きで擦っても汚れが取れない。

    現状を確認。平らな床材を指でなぞってみると、ボンド跡と思われる部分に少しの盛り上がりが感じられました。洗剤を使う場合は「局所的に使ってみて効果が確認できた場合は全体に使う」ことをお勧めしましたが、お客様は「自分は少しずつ使うのは性に合わない」と苦笑い。難しい対応になります。

    [2階廊下]

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    Q 引き戸のスリット(隙間)の掃除をしようにもホコリがとりにくい。

    現状を確認。引き戸のレールや溝はホコリが溜まっても掃除しやすいように配慮されているのですが、スリットは「掃除するユーザーの立場になっていない」との結論。

    [浴室]

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    洗剤・薬剤(合成洗剤・洗浄剤等)について

    世の中にある中性洗剤やアルカリ性洗剤、酸性洗剤には「界面活性剤(油汚れ等を離して落とす)」が使用されています。中性洗剤は界面活性剤の作用で汚れを取り除くのですが、落としきれない汚れに対してアルカリや酸が使われます。

    アルカリ・・・油脂や組織のタンパク質と結合して溶かす(使用時のヌルヌルは皮膚のタンパク質を溶かしているのでゴム手袋が必要となります)。汚れは落ちるのですが、塗装面を荒らしたり変色したりしてしまうので、そのあとは拭いた部位が汚れやすくなるようです。

    酸・・・細菌や微生物に必要な酵素を分解。トイレ洗剤では除菌がメインとなる酸性洗剤となります。

    人間の皮膚は中性ではなく弱酸性で天然の除菌作用があるようです。「弱酸性ビオレ」は文字通り肌に優しいということですね。

     

    洗剤の種類には合成洗剤のほかに洗浄剤や漂白剤、研磨剤等がありますが、それぞれ特徴が異なっているので、裏面の説明書きをよく読んで使うことが良いと思われます。