点検ブログ

  • 【雨水枡の蓋が取れる】2016年2月23日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)

    Q 雨水枡の蓋が取れる(事前葉書)

    現状を確認。雨水枡の蓋が持ち上がるのは強風によって雨水枡内の気圧があがることによって蓋がポンと飛び上がるという起こり得る現象です。この雨水枡は外構工事等の理由でかさ上げされているので横風の影響を受けているのでしょうか・・。

    [建物前面/南側]

    03_KM01_雨水枡の蓋_01 03_KM01_雨水枡の蓋_02 03_KM01_雨水枡の蓋_03

     

    一方、北側にある雨水枡は蓋が飛ぶ現象はないようです。配管内に強い北風が入ってくることで雨水枡の気圧が大きくなって蓋が持ち上がるのは分かるのですが・・

    [建物後面/北側]

    03_KM01_雨水枡の蓋_04 03_KM01_雨水枡の蓋_05

     

    排水管や雨樋から雨水枡に風が逆流して風圧によって蓋が飛ぶ現象は他の点検現場での事例もあります。再発防止のためにボンド固定も考えられますが、雨樋とつながっている排水管に落葉等が詰まった場合は点検枡を開ける必要もあります。そこで、レンガやブロック等の重しを蓋の上に置いて頂くようお願いしました。

    03_KM01_雨水枡の蓋_06 03_KM01_雨水枡の蓋_07

  • 【クロスの隙間】2016年2月23日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)

    Q クロスに隙間がある(事前葉書)

    現状を確認。天候等の湿度変化等による木部の伸縮(調湿機能)とともに下地ボード、クロスへと動きが伝わることで隙間等が発生する現象です。次回の2年目点検がクロスの保証期限となっており、今回の点検以降2年目までにクロスの動きも考えられるので、次回の点検まで様子を見ることになりました。

    [2階洋室/東側]

    04_KM01_クロスの隙間_01 04_KM01_クロスの隙間_02

  • 【M邸の紹介/メンテナンスが定期的に行なわれている会社は安心ですか?】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    所要時間 14:54~15:42 曇り

    スタッフ 前根、渡辺

     

    【M邸の紹介/メンテナンスが定期的に行なわれている会社は安心ですか?】

    お客様が弊社・中田工務店を選んだ理由は「知り合いの方がいた」とのこと。新築して10年間お住まいになってからの感想は「メンテナンス等も定期的に行なわれているので安心する」とありました。

    私たち点検スタッフにとっては非常に嬉しくなる感想です。

    01_KM10_メンテナンス_01 01_KM10_メンテナンス_02

     

    「定期的なメンテナンス」というのは弊社の定期的な訪問点検です。訪問検査サービスを開始して約10年が経過。おかげさまで地元のお客様方の安心感へとつながってきました。

     

    お客様宅の外回り・外装等は自然環境によって部材等が年月の経過とともに経年劣化(主に太陽の紫外線等)していくのですが、その経過を見ながら補修・手直しの有無を判断し助言しています。

    一方、お家の中は直接的に自然環境の影響は受けにくいのですが、季節や天候等の変化、お客様ご家族の生活スタイル等によって、室内環境も変わってきますし、使い勝手等で部材・部位が磨耗等の進行の速い遅いもあります。

    01_KM10_メンテナンス_03 01_KM10_メンテナンス_04 01_KM10_メンテナンス_05

     

    私たち点検スタッフはその時々の状態を見て・診て適切な助言ができるよう、多くの点検現場で得た経験的知識を数多くのお客様へご紹介しています。また、お客様が知っていること・実践していること・体験談等をお聞きすることで他のお客様にもお勧め・共有できることもあります。

     

    私たち点検スタッフはこれまでに多くのお客様からたくさん教わってきました。工務店や住宅メーカーは建てるプロと言われますが、訪問検査で接するお客様には様々な分野・異業種で活躍しているプロの方も数多くいらっしゃることで学ぶことも多々あります。今後とも訪問検査がお客様皆様方の窓口になり続けられるよう取り組んで行きたいと思っています。

  • 【点検枡】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    [雨水枡]

    雨水枡の点検を実施。特に異常はありません。

    [建物右面/南側]

    02_KM10_点検枡_01 02_KM10_点検枡_02

     

    [汚水枡]

    汚水枡の点検を実施。白い油脂等が少し溜まっている状態でした。お客様にも現状を見て頂き、ホースの水流で洗浄できること、お手入れとして数年に1回の割合で実施して頂くようお願いしました。

    [建物右面/南側/浴室]

    02_KM10_点検枡_03 02_KM10_点検枡_04

     

    汚水枡内を洗浄しながら配管内を流れていく油脂等をお客様に見て頂き、日常の生活の中で歳月の経過とともに「油脂等が溜まる」という現象に気づいて頂きました。

    [洗浄中]          [洗浄後]

    02_KM10_点検枡_05 02_KM10_点検枡_06

  • 【屋根点検】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    屋根点検を実施。過去に補修履歴はありましたが、現在は特に異常ありません。

    長ハシゴの長さが屋根まで届かないかもしれないと思われたので、トラックの正面をお家の横に付けて荷台を足場にして長ハシゴを掛けています。通常はもうひとりがハシゴを下で支えないとイケナイのですが、この方法だとひとりで屋根にのぼることができるので、画期的な方法かもしれません。

    [建物左面/北側]

    03_KM10_屋根点検_01 03_KM10_屋根点検_02 03_KM10_屋根点検_03

  • 【目隠しルーバーの設置】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 洗面脱衣室と浴室の窓に目隠しルーバーを取り付けたい。

    A 目隠しルーバーを取り付けると窓からの視界は悪くなりますが、通風や採光、プライバシーの保護などのメリットがあります。お客様は留守中にも換気をしたいとのこと。留守中にサッシが開いているのが外から丸見えになっていると防犯上良くないと思われます。後日、対処することになりました。

    [洗面脱衣室]        [浴室]

    04_KM10_目隠しルーバー_01 04_KM10_目隠しルーバー_02

  • 【カランから水が漏れる】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 水を止めてもカランから水が少し漏れてくる。

    現状を確認。たまに水滴がポチョンと落ちる程度なので今すぐに取り替えるほどではない状態。部材の交換費用もかかりますので、水漏れがひどくなってきたら改めて連絡して頂くようお願いしました。カラン内部のゴムパッキンの劣化が原因と思われます。

    [浴室]

    07_KM10_カランから水漏れ_01 07_KM10_カランから水漏れ_02

     

    Q カランの向きをお湯にすると水滴が漏れてくる。

    現状を確認。これもカラン内部のゴムパッキンの劣化と思われます。今以上にひどくなってきたら連絡して頂くようお願いしました。

    [洗面脱衣室]

    07_KM10_カランから水漏れ_03 07_KM10_カランから水漏れ_04

     

    カランからの水漏れ以上に費用がかかるのは水量調整バルブ等がある給水管周囲からの水漏れです。洗面化粧台の場合は下の扉の中、キッチンの場合はシンクの引き出しの奥となります。配管内のパッキン材の消耗等が原因で隙間から水が漏れることがあり、そのまま放置しておくと床に浸透してしまう事例もあります。

    [洗面脱衣室]       [キッチン]

    07_KM10_カランから水漏れ_05 07_KM10_カランから水漏れ_06

     

    予防は難しいので、「起こり得る現象を知っている」という早期発見が大切となります。