給湯器の配置は間取りや周囲の環境等によって変わってくると思われます。今回の設置場所は軒下となっており、給湯器の天板の凹みは屋根雪落下の影響です。同じ富山県でも豪雪地域の場合は点検後のフォローで給湯器を移動した事例もあります。
[建物後面/西側]
キッチン周りでは特に不具合等は無かったようです。前回の1年目定期点検時(住み心地アンケート)では「洗う食器の量が少ないと手洗い」、「大勢で食べた時は食洗機」という具合に使い分けされていました。食器の「洗い&拭く・乾かす」という時間の比較になります。「早く片付けて、その時間を違うことに回したい」という気持ちが優先されるみたいですね。
汚れ防止のIHマットや水はね防止のシンクマットです。「機能性」だけを考えるとシンプルさを選びますが、「見た目」が加わるとアレコレと選んで考えちゃいますね♪
鍋蓋置き。朝のNHKおはようニッポンの「まちかど情報室」のコーナーで便利グッズに出てきそう。これは奥様の味方・キッチンスペース有効利用アイテムかも・・・。合言葉「コレでーす♪」
「お家のメンテナンスをしましょう」と、定期点検の場で様々な事例等を紹介しても現時点のお客様の「興味・関心、必要性の有無」によっては、弊社からの助言等も取捨選択されていると思います。
全てのお客様宅で色んなお話をさせて頂いているのですが、家族構成や生活スタイルの住まい方、お家の仕様・装備、立地条件・周辺環境等で起こり得る現象も変わってきます。これが「あそこの家ではこうだけど、ウチではこうだ」等々の違いが発生してくる原因のひとつと考えられます。
各々の点検現場では「質問に対して丁寧に返答」を基本にしています。現象(症状)が発生してからの対処療法的な応答形式なので、お客様から聞かれない(現象が発生していない)事例については詳しく触れないこともあります。
また、聞かれることが無くても「起こり得る事例」を口頭で説明して「先に知っていただく」ことで起こり得る現象の回避や時期を遅らせることも可能になると思われます。
お客様のお家への関心・気づきは「点検時」はもちろんありますが、「室内外で不便や不具合を実際に体験、周囲からの体験談を聞いた」時だと思われます。その時々に私たちの定期点検での応答を思い出して頂けるよう、伝え方の工夫をしなければいけないと考えています。
2013年9月18日(水)お家の点検2年目(射水市M邸)
所要時間 10:04~11:49 晴れ
スタッフ 砂田、渡辺
【M邸の紹介/お客様と設計士のデザイン性のコラボ】
無垢の開き戸、ノブはアイアン仕様。ブリックであつらえたR型のアーチ。テレビの背面壁は人造石でナチュラルなイメージが漂っています。
棚へのアイテムの配置や壁への飾り方など、コダワリがあるそうですね。「隙間」という空間にも美しさを感じたり、ぎゅうぎゅう詰めにして隙間を無くする事で賑やかさを演出したり・・・。今回のデザインは見た目を考えた「美しさがあるディスプレイ」を見ているような感覚です。
収納場所の工夫。これは2階ホールで通路の両サイドが収納スペースになっています。小屋裏収納(左下写真の左側)と階段手摺りの壁面のニッチ棚(左下写真の右側)が収納力を大幅にアップさせています。
[階段から見た] [階段を見た]