お家の点検2年目(シャワーの水圧が弱い)
所要時間 65分 晴れ
スタッフ 砂田、本田、渡辺
2年目点検・・・・・・内外の注視検査中心で打診等により詳細に点検。1年目点検履歴を考慮し、保証書及び点検リスト項目の説明。
【点検箇所】
基礎表面のヒビ割れ、基礎表面の白華現象、屋根、給湯機・貯湯ユニット位置、基礎の貫通跡、雨垂れ、換気システム、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・
≪一部抜粋≫
[基礎表面の白華現象]
現状を確認。基礎周りの内側にある土間コンクリート内の水酸化カルシウムが溶け出して空気中の二酸化炭素に反応し炭酸カルシウムになる現象。手でポロリと剥がれる状態になっていた為、該当する2面を改めて施工することとなった。
[屋根点検]
屋根点検を実施。屋根材はガルバリウム鋼板仕様。
[大屋根]
屋根には太陽光パネルが搭載(北陸電力のイージーソーラー)されていた。
[外構の一部を土間コンクリートにしたい]
防草シートが敷いてあっても外構の草刈りが大変。お客様と協議。「砂利を敷く」、「土間コンクリートを打つ」選択肢を口頭で提案。
[トランクルームの引き戸の振れ]
トランクルームの引き戸の「振り止め」が外れており、開閉時に引き戸が左右に振れる現象を確認。対処することとなった。
[クロスの隙間]
前回の1年目点検同様、クロスの隙間を確認。対処することとなった。
[浴室]
「シャワーの水圧が弱い」とのことで現状を確認。一般的にエコキュートを使っている家庭の場合、ガス給湯器の水道直圧方式とは異なり水圧が1/3に減圧される仕組みを説明。お客様は納得されなかった為、メーカーへ確認することとなった。
点検総括・・・外構の一部を土間コンにしたいとの件にはご説明さしあげた。基礎表面の白華現象、引き戸の振れ、クロスの隙間、シャワーの水圧の件に関しては後日対応となった。
様々な点検現場に同行しているが「シャワーの水圧が弱い」という申し出は初めてだったように思われる。オール電化のご家庭が多くを占めている中でのエコキュートだが、水道水を直接温めるガス給湯器と違って、沸かしたお湯をいったんタンク内に貯めて給湯する仕組み。タンクの耐圧に見合った水圧になる為、以前にガスだった場合は弱く感じられるようだ。
既存のエコキュートのまま水圧を強くする方法として
①低水圧用シャワーヘッドに交換・・・お客様にて交換済み
②止水栓の閉まり具合・・・お客様にて対処済
③給湯温度を高く設定・・・使用時に温度を下げる為に水道水を多く混ぜ合わせることで水圧が高くなる傾向にあるが、火傷に気をつける必要がある。
④高圧仕様のエコキュートに買い替え・・・予算の問題がある
他の要因では水圧の弱い地域であった場合は水道局への問い合わせとなる。