投稿者: staff

  • Vol.7 マンションから、南欧スタイルの家へ

    家づくりの成功のコツを実際に家を建てたお客様にお聞きしました。
    第7回目は、富山市のT様です。
    マンションを貸す、という賢い方法
    分譲マンションを購入し、住まわれていたTさんご家族。だが、お子さんの成長とご主人の転勤に伴い、土地付き一戸建ての新居を建てることを決意された。中田工務店との家づくりが始まったのは、奥様が情報誌を見て来社されたのがきっかけ。打合せの際、マンションを売るのではなく、人に貸した方がいいという提案をしたのも、その賃借人を探して紹介したのも同社である。 奥様は当初、土地と家のセット買いを望まれていたが、その場合は土地が狭く、駐車スペースなどに困ってしまうため、土地と家を別々に購入する方を選択。同社から提案された土地は「実家の近くが良かったんです」という奥様の希望を満たしていたため、その地で新たなマイホームを創造することになったのである。


    Vol7_01.jpg愛着の湧く、南欧スタイル
    イエローの塗り壁が目を引くT邸。これは、奥様が同社の商品の中から選んだ「フローレンス」である。明るさと落ち着きのある素焼風の瓦やレンガ、手作りならではの温もりが漂う塗り壁などが魅力の、南欧スタイルの家である。デザインはもとより、長い年月や自然環境に耐えうる構造も兼ね備えているため、いつまでも自然とともに心地よく暮らすことができる。また、規格住宅とはいえ、予算と好みで自由に変更できるのも魅力のひとつ。規格にはないサンルームや2階のトイレが設置されたのも、毎日の暮らしやすさに考慮してのことだ。使い勝手がいいだけでなく、玄関まわりの花壇を彩る季節の花々が、豊かな心を育んでくれる。手仕事の温もりと四季の移ろいを感じられるT邸。暮らすことがより楽しく、住むほどに愛着の湧く住まいといえるだろう。


    Vol7_02.jpg南欧風の玄関アプローチ
    単調になりがちな玄関アプローチには、素焼風の瓦やレンガと調和したインターロッキングを施工してもらいました。色とりどりのブロックで見て楽しい、歩いて楽しい空間となり、とても気に入っています

     
    洗濯物が外から見えないサンルーム
    洗濯物から水が滴り落ちても大丈夫なよう、床はタイル貼りにしてもらいました。また、外から洗濯物が見えないよう開口部をカーテンで閉め切っても、左右の小窓から風を取り入れることができるので、室内はいつも快適です。
    Vol7_03.gif
    DATA
    家族構成 : 夫婦、子ども2人
    建ぺい率 : 60%
    施工面積 : 110.83m2(33.52坪)
    建築面積 : 58.66m2(17.74坪)
    延床面積 : 108.76m2(33.52坪)

    SCHEDULE

    平成17年1月
    初めての出会い。
    平成17年2月
    契約。
    平成17年4月
    着工。
    平成17年8月
    引渡し。

  • Vol.6 全室から海が見える眺めのいい家

    家づくりの成功のコツを実際に家を建てたお客様にお聞きしました。
    第6回目は、滑川市のM様です。


    Vol6_01.jpg第一条件はロケーション
    富山平野と富山湾を一望できる傾斜地に立つ、シンプルな外観デザインのM邸。Mさんご夫妻が新居に最も求めていたものが” 眺望”であったことがひと目で分かる住まいである。この土地探しに費やした歳月は約1年。その理由は、視界に大きな木や鉄塔が入り込まず、上下水道や市道などの条件も満たしている土地を求めていたからである。その後の地主探し、交渉から購入に至るまでの過程においては営業マンの尽力によるところが大きい。 間取りは、もちろん眺望を重視。景色の見える面積が最も広いI字型とし、海側に窓を多く設けたことで、海に向かって全てが開かれたような形となっている。オープンでありながらも、道路や他の家からは室内が見えにくい造りとなっているため、毎日をのびのびと過ごすことができる。


    Vol6_02.jpg全室オーシャンビュー
    全室から富山平野と富山湾を望めるのが、M邸の最大の魅力。リビングで寛ぎながら、キッチンで調理をしながら、お風呂に浸かりながら、朝日から夕陽までの変化、四季折々の自然の表情を楽しむことができる。何をしていても美しい景色が目に入るからか「あまりテレビをつけなくなりましたね」と微笑むご夫妻。振り返ると山が見え、冬にはその雪景色も眺めることができる。眺望に加え「デッドスペースをすべて収納に」という要望にも対応。デッドスペースそのものが存在しないところまで追求した、ムダのない構造も大きな特徴である。 苦労して手に入れた土地が最大限に活かされ、雄大な景観を心ゆくまで満喫できるM邸は、ご夫妻の憧れを現実にしたマイホーム。ご家族の笑顔と豊かな心を育んでいくことだろう。


    Vol6_03.jpg大パノラマ&2階の浴室
    今は視界を遮るものは何もありませんが、将来真下に家が建つと、景観が確保できなくなります。そこで、中田工務店から提案されたのが、屋根裏収納。ここの窓からも素晴らしい眺望を楽しむことができます。将来も安心ですね。2階に浴室を配置したのも、眺望のため。パノラマになって見えるような窓が設置されているので、雄大な景観がより雄大に見えます。また、光を落として夜景を眺められるよう調光機能を付けてもらいました。夜景も最高です。


    Vol6_04.gif
    DATA
    家族構成 : 夫婦、子ども2人
    建ぺい率 : 60%
    施工面積 : 137.46m2(41.58坪)
    建築面積 : 64.59m2(19.53坪)
    延床面積 : 118.42m2(35.82坪)
    SCHEDULE
    平成16年4月
    初めての出会い。
    平成17年4月
    土地の契約。
    平成17年6月
    着工。
    平成17年9月
    引渡し。

  • Vol.5 人目を気にせず、のびのび暮らす

    家づくりの成功のコツを実際に家を建てたお客様にお聞きしました。
    第5回目は、富山市のT様です。


    Vol5_01.jpg黒が目を引く、個性的な家
    お子さんの小学校入学を機に家づくりを考え始めたTさんご夫妻。当初はオール電化の分譲マンションを購入する予定だったが、希望の物件が見つからなかったため、オール電化の家を建てることを決意された。従って、家づくりは土地探しからスタート。お子さんの校下内という条件に適う土地を中田工務店が所有していたことから、土地はスムーズに決定。その後、中田工務店が今までに手がけた物件を見学していたところ、ご主人がひと目で気に入ったのが「be Living」だった。特に惹かれた部分は、その特徴である目隠し。これは正面に設けられた飾り壁のことで、美しいデザイン性と外部からの視線を遮る機能性を兼ね備えている。
     その目隠しが奥様の好みの黒色に塗られたT邸。強いインパクトを放っている。


    Vol5_02.jpgホッとできる、ウッドデッキ
    リビング・ダイニングから続くウッドデッキが気に入っていますね。お隣の畑を眺めながら、お茶を飲んでゆったりと過ごしています。ウッドデッキの素材はメンテナンスフリーなので、手がかからないところもいいですね。


    Vol5_03.jpgシンプルな中に、個性がキラリ
    白色が多用されているため、住む人が好みの色を付け足せるのも「be Living」の魅力。だから、内装は個性的な外観とは対照的に、白色と木で統一されたシンプルモダンな空間となっている。さらに、LDKから続くL字型のウッドデッキが居住空間に広がりを演出。飾り壁で外から見られる心配がないため、家族でのびのびと過ごすことができる。「子どもたちは遊ぶスペースが増えて、とても喜んでいます」と奥様もニッコリ。そして、ご夫妻の個性がうかがえるのは、黒色を基調としたバスルームと廊下が設けられた間取り。和室とLDKを切り離すことで、各部屋の役割を明確にし、メリハリのある日々を過ごせるようになっている。
     シンプルな空間にご夫妻らしさが光るT邸。「家に遊びに来たお友達も素敵と言ってくれるんです」と大満足のご様子だ。


    堂々と干せる、サンルーム
    サンルームは玄関のちょうど上にあたるんですよ。目隠しがあるので、洗濯物が人目につかないんですね。そこが気に入っています。それに、サンルームの前にはバルコニーがあるので、そこで布団を干すこともできるんですよ。
     
    Vol5_04.gif
    DATA
    家族構成 : 夫婦、子ども2人
    建ぺい率 : 60%
    施工面積 : 136.29m2(41.25坪)
    建築面積 : 70.18m2(21.22坪)
    延床面積 : 133.29m2(40.32坪)

    SCHEDULE

    平成17年4月
    初めての出会い。
    平成17年6月
    土地の契約。
    平成17年7月
    建物の契約。
    平成17年8月
    着工。
    平成17年12月
    引渡し。

  • Vol4. ほしい部屋数を、ほしい広さで

    家づくりの成功のコツを実際に家を建てたお客様にお聞きしました。
    第4回目は、富山市のY様です。


    Vol4_01.jpg条件を満たす土地に、あったかい家を
    ずっとアパート暮らしだったYさんご家族。「同じお金を払うならマイホームを持ちたい」との思いから、新築を建てることを決意されました。
     土地への条件は、お子さんが転校しなくてもいいよう学校の校下内であること、除雪に労を費やさなくてもいいよう大通りに面していること、の2つ。その条件を満たす土地を中田工務店が所有していたことから、土地探しはスムーズに決定されました。
     希望通りの土地に経つY邸は、あたたかさと可愛らしさが漂う住まい。当初は南フランス風の「リヴィエール」のような塗り壁を希望されていましたが、1階部分を石貼りに、2階部分をサイディングに変更したことで、2つの異なる外壁材が住まいに豊かな表情をもたらしています。
    広い寝室とクローゼット
    広い寝室と広いクローゼットが気に入っています。クローゼットのドアは中田工務店さんからの提案で引き戸に変えて良かったですね。使いやすくて便利。あとは、ずっと憧れていた対面式キッチンにも満足しています。
    こだわりの外観は奥様の希望。石貼りと明るい色の屋根瓦が印象的です。


    Vol4_02.jpg吹き抜けよりも部屋数を優先
    土地を有効活用するため、あえて吹き抜けを設けず、部屋数を多く設けることを重視したご主人。白を基調としたシンプルな内部には、ご主人の書斎や家族の靴を収納できるトランクルーム、家族が集う広いLDKなど、ほしかった空間がすべて実現されています。
    なかでも、南側に面するLDKは陽光がたっぷりと入り込む心地よい空間。「子供が嬉しそうに走り回っています」と、お子さんもお気に入りのようです。ご主人が部屋数を重視されたのには、もうひとつ理由があります。それは、ご夫婦とも県外出身者であるため、家族や親戚のための部屋が必要だったから。その部屋は布団が3組も敷ける和室となり、訪れる人を大らかに迎え入れる空間となっています。家族だけでなく、訪れる人にも気配りされたY邸。誰もが心から寛ぐことのできる住まいになっています。
    蓄熱式電気暖房機があるリビングは、冬も暖かく過ごしやすさを重視。


    念願の書斎
    2階の書斎は、ご主人の夢の空間。写真でお見せできないのが残念ですが、寝室からクローゼットを通って出入りできるような間取を提案してもらいましたが、あえて壁を設けて独立させることで、ゆったりと落ち着ける空間になりました。
    Vol4_03.gif
    DATA
    家族構成 : 夫婦、子ども2人
    建ぺい率 : 60%
    敷地面積 : 165.40m2(50.03坪)
    建築面積 : 90.88m2(27.49坪)
    床面積 : 159.82m2(48.34坪)
    SCHEDULE
    平成17年4月
    土地探しからスタート。
    平成17年7月
    契約。
    平成17年9月
    着工。
    平成17年12月
    引渡し。

  • Vol.3 家族も友人も集まるリビング

    家づくりの成功のコツを実際に家を建てたお客様にお聞きしました。
    第3回目は、富山市のK様です。
    Vol3_01.jpg暮らしやすさに配慮した動線づくり
    シンメトリーの美しいデザインが目を引くK邸。重厚な玄関ドアを開けると、明るい玄関ホールが広がり、光を取り入れるガラスブロックや、アーチ状の上がり框、宙に浮いた形の下駄箱など遊び心が満載。また、壁や天井には調湿作用のある珪藻土が採用されており、湿気への配慮もうかがえる。玄関ホールの突き当たりにあるドアは斜めに配置することで奥行きを演出。家族や訪れる人に開放感を与える空間となっている。
    そして、そのドアを開けると、バスルームから、脱衣室、ユーティリティ、キッチンまでが一直線上に配されており、そこから玄関までぐるりと回遊することができる。2階も書斎、クローゼット、寝室がつながっており、動線を考慮した間取りとなっている。空間を有効活用した収納スペースも多く、実に暮らしやすい家に仕上がっている。


    Vol3_02.jpg広がりを演出するリビング階段
    1番こだわっていたリビング階段が、1番気に入っています。階段上部が吹き抜けになっているので、室内が広く感じられるところがいいですね。階段下部は半円形状にせり出した形なので、鉢植えを置くなど多目的に使えるようになっています。


    大切にしたのはコミュニケーション
    広々としたLDKは、白を基調としたシンプルかつ洗練された空間。床には無垢材が使用されており、素足でも心地よい感触を楽しめる。この床材と高気密と蓄断熱との相乗効果で、新居に温かさを求めていたご主人は「大満足」とニッコリ。 
    一方、家族とのコミュニケーションを大切にしている奥様が最も求めていたのは、リビング階段。その思いは、螺旋状の美しい形となって実現されている。さらに、2階ホールは広々としたフリースペースとして、家族が自由に使える空間となっている。また、来客を生活空間に招き入れたいという思いから、あえて和室を設けていないのもK邸の特徴といえよう。 家族や友人たちとのオープンな関係を大切にしたK邸には、いつまでも明るい笑い声が絶えないことだろう。
    機能美を追求したダイニング
    ダイニングはテーブルの位置を決めてから、照明の位置を決めました。照明は埋め込み式にして、スッキリとした印象に。また、窓際のカウンターはダイニングテーブルと同じ高さにすることで、食卓の椅子を兼用できるようにしました。
    Vol3_03.jpg
    多目的に使える2階のフリースペース。空間を彩る照明にもこだわりがうかがえる。
    Vol3_04.gif
    DATA
    家族構成 : 夫婦
    建ぺい率 : 57.95%
    敷地面積 : 190.42m2(57.60坪)
    建築面積 : 57.95m2(17.53坪)
    床面積 : 1F:54.64m2(16.53坪)
    2F:47.19m2(14.27坪)

    SCHEDULE

    平成17年2月
    資料請求のハガキを送る。
    平成17年5月
    契約。
    平成17年5月
    着工。
    平成17年8月上旬
    引渡し。

  • Vol.2 希望とピッタリ合ったストラトフォード

    家づくりの成功のコツを実際に家を建てたお客様にお聞きしました。
    第2回目は、富山市のK様です。
    Vol2_01.jpgストラトフォードの模型に、ひと目惚れ
    長い間、アパート暮らしだったKさんご夫妻。近い将来、子供も一緒に生活することを考えて、子供部屋を準備するために新居を購入することを決意された。
     ご夫妻はシンプル志向。最初は中田工務店の商品の中のひとつである「be Living」が好みだったが、予算がオーバーしてしまったため、どうしようか悩んでいた頃に、予算に合う「ストラトフォード」の模型が完成。その模型を見て外観や間取りを気に入ったことや、場所が駅から近いことなどから、ストラトフォードを購入することとなった。
     建売住宅は通常、出来上がった形でしか見ることができない。だが、契約時はまだ実物が完成していなかったため、工事現場を見ることができたことも、ご夫妻の初めての家づくりの感動をより高めたに違いない。
    町並みを考慮してつくられた物件だけに、4棟を囲むように外構が配されている。重厚感にあふれており、より風格のある雰囲気に仕上げている。


    Vol2_02.jpg見た目がお洒落
    家の周囲を囲む煉瓦造りの塀や、1階部分が煉瓦貼りになった外観など、見た目がお洒落で気に入っています。外観の煉瓦は職人さんによるものなので、手作りの温かさがあります。アンティークな外灯とポーチ灯とも調和がとれていていいですね。周囲に張られた芝や樹木にも心が和みます。
    石張りの玄関は、ご主人もお気に入りのデザイン。外灯もヨーロピアンなデザインで雰囲気が感じられる。また隣の家との間の芝生など外構もバッチリ。


    Vol2_03.jpg100%夢をかなえた、新しい街
    ストラトフォードは英国テューダースタイルを現代の住まいとして再現したもので、4棟からなる美しい街並みを形成している。この建物の特徴である煉瓦貼りの外観も塀も、ご夫妻の想像を超える出来栄えだったという。
    室内に入ると、生活に必要なLDKやバスルーム、洗面脱衣室などに十分なスペースが確保されている。「階段が中央にあるので、どこに移動するにも楽でいいですね」と動線に関しても満足気だ。また、2階には将来の子供部屋となる洋室が2つ設けられているほか、寝室にはご主人念願の書斎コーナーも設けられている。これだけ要望を満たしていれば、注文住宅を建てたのと同じと言っても過言ではない。


     新しい街でスタートしたばかりの新しい生活。「床暖房がついているのも嬉しかった」といわれるように、初めての冬が訪れる日も楽しみのひとつとなっているのだろう。
    リビングは、キッチンから和室までつながっているだけでなく、2階への階段へもつながっている。家族の絆を深めるためにも機能的で、快適な空間に仕上がっている。


    Vol2_04.jpg畳のある暮らし
    最近では和室のない住宅もありますが、ずっと畳のある生活がいいと思っていたので、元々和室が備わっていたのがよかったです。内装のクロスは変えることができるので、壁紙を落ち着いた柄にしてリラックスできるようにしました。


    Vol2_05.gif
    DATA
    家族構成 : 夫婦
    建ぺい率 : 57.95%
    敷地面積 : 190.42m2(57.60坪)
    建築面積 : 57.95m2(17.53坪)
    床面積 : 1F:54.64m2(16.53坪)
    2F:47.19m2(14.27坪)
    SCHEDULE
    平成17年2月
    資料請求のハガキを送る。
    平成17年5月
    契約。
    平成17年5月
    着工。
    平成17年8月上旬
    引渡し。

  • Vol.1 どうしても手に入れたかった、見晴らしのいい家

    家づくりの成功のコツを実際に家を建てたお客様にお聞きしました。
    第1回目は、富山市のF様です。
    Vol1_01.jpg
    正面からだと2階建てに見えるF邸。家族や来客が出入りする玄関は1階にあります。
    雄大な景観を望む、広々とした空間
    以前はアパート暮らしだったFさんご夫妻。「子供が大きくなるにつれ、アパートでは力を持て余すようになる」との考えから、新居を構えることを決意されました。 Fさんが新居に最も求めたものは、見晴らしの良さ。土地探しから始まった夢のマイホームづくりは今、山沿いの傾斜地に形となって実現しています。周囲の自然の中に溶け込むかのようにたたずむF邸からの眺望は抜群。リビングから続く大きなウッドデッキからは、立山連峰から富山平野、富山湾まで見渡せます。この雄大な景観がご家族の心に安らぎを与えていることでしょう。また、リビングには大きな開口部を設けることで、冬場は床暖房の温もりに包まれながら、雪景色を楽しめるようになっています。
    家の周囲を囲む煉瓦造りの塀や、1階部分が煉瓦貼りになった外観など、見た目がお洒落で気に入っています。外観の煉瓦は職人さんによるものなので、手作りの温かさがあります。アンティークな外灯とポーチ灯とも調和がとれていていいですね。周囲に張られた芝や樹木にも心が和みます。


    Vol1_02.jpgウッドデッキ
    リビングの大きな開口部には、ご主人から提案されたアンダーセン社製木製サッシを採用。中が白木で外側が樹脂なので結露しにくい。


    Vol1_03.jpg土地の長所を活かし、短所を克服
    傾斜地を活かした3階建ての建物であることも、F邸の大きな特徴だ。地下1階には車庫をはじめ、ワインセラーや書斎が設けられていますが、設計士が最も懸念したのは浸水。そこで、2重の壁を造り、万が一水が入ってきてもすぐに排出できるような仕掛けが施されています。この防水対策に加え、耐震性も万全。地下1階を鉄筋コンクリート造りにすることで、地震や台風に強い家を実現しています。また、外壁材にはメンテナンスフリーの板張り調の輸入サイディング、屋根には高断熱で軽量の金属板を採用するなど、外観からもこの立地条件に適した建物となっていることが分かります。「すごくいい感じで暮らしています」とFさん。安心できる家だからこそ、毎日を心地よく暮らすことができるのでしょう。


    災害に強くて安心できる家
    地震や台風などの自然災害に強い設計がされており、満足しています。地下の防水対策も万全だと思いますから、安心しています。設計士の方が苦労されただろうなと思うところは、外構ですね。1階分の高低差が自然な形の傾斜になっているので感心しました。
    Vol1_04.jpg
    地下1階にあるワインセラー。まるでイタリアンレストランのよう。
    Vol1_zumen.gif
    DATA
    家族構成 : 夫婦、子ども1人
    建ぺい率 : 13.17%
    敷地面積 : 906.00m2(274.05坪)
    建築面積 : 119.26m2(36.07坪)
    床面積 : 205.71m2(62.22坪)

    SCHEDULE

    平成13年
    見晴らしのいい土地探しを依頼。しかし、良い物件が見つからず、一時中断。
    平成15年
    お子さんの誕生を機に、再度土地探しを依頼。
    平成15年の暮れ
    納得できる土地を発見し、契約。
    平成16年
    着工
    平成17年3月か4月
    引渡し。一部鉄筋コンクリート造3階のため、設計施工の面で通常より工期が多く必要でした。