• 6/22(日) 地鎮祭を3件とりおこないました。

     6/22(日)に地鎮祭を3件とりおこないました。富山市のO様邸、高岡市のS様邸、婦中町のM様邸の3件です。

     地鎮祭とは、その文字どおり、土地の神を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式です。同時に工事の安全を祈願する意味もあります。

    祭壇実際には土地の四隅に斎竹(いみだけ|*1)を立て、その間を注連縄(しめなわ)で囲み祭場とします。

    *1 神事のとき、不浄を防ぐために斎み清める場所に立てる竹

     祭場の中に木の台を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ|*2)を立てて祭壇とし、酒、水、米、塩、野菜、魚等の供え物を供えます。

    ひもろぎこれが神籬です。

    *2 大榊(おおさかき)に御幣(ごへい|*3)、木綿をつけたもの
    *3 白色や金・銀の紙などを細長く切り。幣串(へいぐし)にはさんだもの

    次に地鎮祭の流れを見ていきましょう。

    1. 修祓(しゅばつ)
     参列者、お供え物を祓(はら)い清める。

    2. 降神(こうしん)
     祭壇に立てた神籬にその土地の神を迎える。

    3. 献饌(けんせん)
     神に祭壇のお供え物を食べていただく。酒と水の蓋を取る。

    4. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
     その土地に建物を建てることを神に告げ、以後の工事の安全を祈る。

    四方祓5. 四方祓(しほうはらい)
     土地の四隅をお祓いし、清める。

    6. 地鎮(じちん)
     刈初(かりそめ|*4)、穿初(うがちぞめ|*5)、鎮物(しずめもの|*6)埋納等をおこなう。

    刈初*4 鎌で草を刈り取る。鎌入れともいう。 

    鍬入*5 盛り砂に鍬(くわ)を入れる。鍬入れともいう。

    *6 土地の神をしずめるために地中に埋めるもの

    玉串奉奠7. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
     神前に玉串(*7)を奉り拝礼する。

    *7 榊に紙垂を付けたもの

    8. 撤饌(てっせん)
      酒と水の蓋を閉じお供え物を下げる。

    9. 昇神(しょうしん)
      神籬に降りていた神をもとの御座所に送る。

    10. 直会(なおらい)
      供え物のお下がりを飲み交わす。

     どうですか。地鎮祭のことを少しは分かっていただけたでしょうか。

     地鎮祭はお客様にとってもこれからご自分の家が建つということが実感できる大切な節目であると思います。

     同時に私どもにとってもこれからお客様と二人三脚で家を作っていくスタート地点として、私どもを選んでいただいたことに思いを噛み締める瞬間でもあります。

     今回、地鎮祭をとりおこなった3家族の皆さんはもちろんのこと、中田工務店を選んでいただいたお客様が満足できる家を作っていくことが私どもの使命であると改めて感じました。