タイトルでJIOという団体名を出しましたが、JIO(ジオと読みます)はお施主様に代わって建築現場を検査し、長期に渡って保証する第3者機関です。
現在、私どもではこのJIOによる第3者チェック体制システムを採用しています。
JIOの調査員はJIOのロゴの入った青い服にヘルメットをかぶっています。
それでは、簡単にJIOが行っている検査の内容を見ていきます。
地盤調査と基礎仕様の提案
まずは足元をしっかりチェック! 長持ちする家を建てるには、建物本体を強い構造にすることに加えて、基礎が地盤の状況に合っていることが大切です。建設後に建物が傾くなどの欠陥が発生しないような、基礎形状を提案するために建設地の地盤調査をおこないます。
1.基礎配筋検査
鉄筋の太さや間隔が図面どおりに組まれているかを基礎コンクリートで見えなくなる前にチェックします。
2.構造体検査
家を支える柱や耐力壁の位置は図面どおりか、横揺れを防ぐ「筋かい」は図面どおり配置され適切に取り付けられているかなど、通常、一般の人では分からないポイントをしっかりチェックします。
3.外装下地検査
外壁下地の防水シートの重ね代が規定以上設けられているか、防水テープやコーキング(*1)が適切に処理されているかなど、雨水の浸入を防ぐ部分を主に検査します。
4.完了検査
雨水の浸入を防ぐため、外壁の防水処理(貫通配管など)やバルコニーが設計図通りになっているかをチェックします。
という地盤調査 + 4回の現場検査となっています。
*1 隙間を塞ぐ充填材
次に実際に5/21に行われた基礎配筋検査と6/9に行われた構造体検査を写真を交えてご紹介します。
コンクリートを入れてしまうと見えなくなってしまう部分ですから、第3者機関がチェックすることでお客様も安心感が得られると思います。
これは構造体検査でもチェックされる金物と呼ばれる部材をつなぐ金属で、土台の部材と垂直に立っている部材を固定しています。この金物は場所によって適したものが使われています。
今回は4つの現場検査の内の基礎配筋検査と構造体検査の様子を紹介しましたが、次は残りの2つについても紹介しようと思います。さらにJIOの検査について詳しく知りたい方はこちらのJIOのホームページをご覧ください。
中田工務店ではお客様の安心、安全をはじめとした様々なご要望に応えらるよう取り組んでいます。