Q 結露水が溜まったのを見つけて拭いてみたが、床が変色してしまっていた。
[LDK/東側]
現状を確認。この症状は腐蝕とまではいきませんが、床材の皮膜が変色したものと思われます。マイナスドライバーで表面の皮膜を取り除いて、この削り跡にニス等を塗って頂くことで見た目は改善されると思われます。
玄関ドアの開閉テストを実施。ドアが完全に閉まる寸前でラッチがカチッと入らず、最後まで閉まらない状態でした。そこで潤滑油(CRC)で摩擦が少なくなるように吹き付けしたのですが、他の事例では室内の空気圧によって閉まりにくくなることもあります。
(間取りによって起こり得る現象ですが、室内ドアが開いていれば閉まりやすくなります)
そこで、ドアクローザーの調節が必要と判断。マイナスドライバーでドアクローザーにある調整ネジを数ミリ回してカチッと閉まるように補正しました。以前にお客様が「閉まる音がうるさかった」とのことでお客様自身でも調整されていたことがあったそうです。
Q 玄関ドアに塗っている塗料がもうすぐ無くなるので注文したい。ホームセンターでも購入できるのなら自分で買いに行くが・・・。
A 塗料は後日ご提案することをお約束。この玄関ドアは無垢で築後10年以上経過しています。経年変化・劣化等で表面には汚れも目立ちますが、汚れ落としにはサンダー等を使って頂くよう助言。
また、擦ってみる場合はやってから後悔しないように大事を取って「まずは僅かな場所から試験的に擦る」ようにすれば経過も分かって更に上手にできると思われます。
Q 以前、引き戸が開けにくくなってしまったので、バールで引っ掛けて無理やり開けようとしたらキズをつけてしまった(汗)
A 現状を確認。現在はスムーズに開閉できる状態。天候等による湿度変化等によって敷居や鴨居などの木部が伸縮・変化等することで開けにくくなったものと思われます。
[和室とLDKの間]
引き戸の「建てり」について説明。レールについてはリクシル(当時はトステム)であり、新しい物に取り替えたいとの意向でした。後日、提案することをお約束。
引き戸の開閉に困ったとき、どうすれば良いのか?扉の真横(サイド)には高さや傾きを補正できるツマミがあります。ドライバーで回すことで台車が微妙に動く仕組みを体感して頂きました。今後の調整では扉を取り外して今回と同じような方法で試して頂くようお願いしました。
Q 先日、潤滑油(CRC)を台車に吹き付けて手入れしてみたが・・・。
A 現状を確認。動きが悪かったので、改めて扉を取り外して台車を検査することにしました。
[LDK]
台車の周囲にはホコリが溜まっていました。お客様がお手入れの際に潤滑油(CRC)を使われていたことが原因なのか、周囲のゴミを吸い寄せたのかレールにはホコリがこびり付いていました。
マイナスドライバーの先端で台車やレールに溜まったホコリをキレイに取り除きました。
台車にピタッと絡まっているホコリを軍手やドライバーの先端で上手に拭い取って改めて潤滑油(CRC)で台車の回転を滑らかにしました。
丁寧な手入れの成果もあってかスムーズに閉まるようになりましたが、今度は「バタン」と勢いよく閉まってしまう不都合も・・・(汗)扉の閉まる速さを緩和・ブレーキをかけるクローザーが壊れていました。使い勝手を考えて取替え用の部材を提案することにしました。
Q 引き戸が途中で引っ掛かる。
[奥が仏間、手前がLDK]
A 現状を確認。扉の側面下に付いている調整ツマミ(台車の上下の高さ・左右の傾きを調整できる)をドライバーで回してみましたが、思うように現状を改善できませんでした。
そこで扉を外して上部の調整ツマミを回そうと試みましたが、「受け」となるビスとドライバーの先端の大きさがマッチしませんでした。
調整ツマミの穴が見えます。そこにドライバーを差し込んで左右に回すと白い車輪の台車が上下・左右に動いて微妙な調整ができる仕組みになっています。
[扉の上部の様子]
そこで、サイズの小さなドライバーに取り替えました。ドライバーの柄の部分が手元に無かったので、ペンチで回してみましたがビクともせず・・・。力の伝達が悪いのでしょうか。次はインパクトに取り付けて器械の力で補正を試みました。
扉を外したり元に戻したり・・・。ネジや部材の調整を数回試してみました。扉の上部に取り付けてある「扉のブレ防止部材」が桟に引っ掛かっていて、これが引っ掛かりの原因でした。少し向きを補正して現状を改善しました。