玄関ドアを閉める時、思いっきり「バタン」と強く閉まる状態。お客様は日常的に「今みたいに閉まるのが自然・普通」と感じておられましたが・・・
ドアが閉まる第2軌道・閉まる手前で「パッタン」とゆっくり閉まる(ケガ防止)のが良いと助言すると納得しておられました。ドライバーを使って数ミリ単位でツマミを回すことで簡単に補正できることを実演。今回の補正成果がずっと続く訳ではなく、使い勝手や気候の変化等によっても速さが変わることもあります。
Q 開き戸が下がっているせいか、扉が開閉しにくいこともある。
Q 現状を確認。ガラスが入ったオシャレな扉仕様です。ガラスの重量によって戸先が下がる傾向もあります。
[LDK]
丁番近くから戸先に行くにしたがって底部の隙間(扉と床の間隔)が狭くなっている状態。
扉の下がりもありますが、床が少し盛り上がっているとも考えられます。
まずは下の丁番のカバーを外して上下に扉の高さを調整できるネジ回し。次に扉の奥行き(前後・左右)を変更できる上の丁番にある固定ビスを補正。
扉の傾きを補正する時、扉の水平さを保つ為に片手で扉を持ち上げながら、もう一方でドライバーを回す必要があります。今回の扉はガラスが入って重いので、中谷が戸先を持ち上げてフォローしています。
上の丁番の位置を少し奥(ドア枠側)に移動すると、戸先を少しでも上げられるようになると判断。そこで、丁番自身の位置を移動させる為に重い扉をいったん取り外しました。
ノミとカナヅチで丁番をはめ込んでいる型を少し深く削ることになりました。
少し深く掘って、改めて丁番を型に取りつけ。
試行錯誤したのですが、劇的な改善にはならなかったのが残念です。将来的に同様の現象(床との引っ掛かり)が発生した場合は「扉の底部を切る・削る」方法になると思われます。
2014年11月6日(木)お家の点検2年目(富山市K邸)
所要時間 9:45~11:27 晴れ
スタッフ 横窪、渡辺
【K邸の紹介/住み良い環境と定期的なお家のお掃除・メンテナンス】
本日の2年目点検。お客様ご夫婦は柔和な笑顔で私たち点検スタッフを迎え入れてくださいました。
住まわれて2年の歳月が経過。お客様のお家・間取りへの感想は「まずまず住み良い」とのこと。
今回はお客様にもお手伝いして頂きました。「前から気になっていたんだけど・・・」と、お客様は日常的なお掃除の延長でメンテナンスを考えておられました。点検スタッフがお手本をお見せすると、「今度は私たちで!」という気持ちに拍車が掛かったようです。
[浴室/換気扇] [LDK/給気口]
点検表の確認。「今さらカーボン紙?」と言われそうですが、まだまだカーボン紙は現役です。
カーボン紙の便利なところは点検項目の変更等で書式が変わっても同じ用紙を2枚出力すれば、あとは紙同士に挟んで書くだけで済むこと。これが複写式だと書式の改訂などがあった時にはコストがかかってしまうので・・もったいないですよね。
Q 換気扇の掃除方法を知りたい。
A 換気扇・・・キッチンにある調理時に発生する煙等を排気する大型の換気扇とは違って、お家の計画換気を担う排気口となっている換気扇です。まずは表面カバーを取り外して「簡単に取り外せる」ことを紹介。内部の黒い換気扇や枠を見ると、ホコリ等によって白っぽく汚れているのが分かります。室内環境等によって汚れ具合は異なりますが、これは住まわれて2年後の様子です。
[食品庫・洗面脱衣室/排気口]
常時換気となっている換気扇の電源をいったんOFFにしてタオルで拭き掃除を実施。
次は給気口です。洗面脱衣室などにある換気扇(排気口)から室内の空気を強制的に排気することで気圧が低下し、居室などにある給気口から自然に外気が入ってきます。
[LDK/給気口]
給気口のカバーには外気の汚れを取る白いフィルターが入っています。日頃のお手入れでは掃除機でホコリを吸い取って頂くようお願いしました。