Q 床がミシミシと音がする。
現状を確認。床材同士の間を踏み込むとミシッと音がしていました。天候等の影響で床の基材や下地との間に隙間が生じて(木部の調湿機能など)体重がかかると擦れて音が出る現象です。きしみ音によっては状態が異なっているようです。改善策としては床下からの補正か床上からのボンド注入になります。
[LDK]
2015年11月21日(土)お家の点検1年目(富山市N邸)
所要時間 15:06~15:57 曇り
スタッフ 砂田、渡辺
【N邸の紹介/室内干しのコツとは?】
室内で洗濯物を早く乾かす方法とは?「日照」「気温」「湿度」「風」がキーワードとなっています。室内で乾かす場合は「日照」以外(日当たりの良いサンルームは別かも)の方法になります。限られた部屋の広さで空気中に含むことができる水蒸気量は室温によって決まっています。気温と湿度の関係で飽和水蒸気量というのがありますが、ピンと来ないかもしれません。
天候が悪く乾きにくい季節は室内干しされるのが一般的ですが、新築されたお客様の中には晴れても屋外では干さずに室内(洗面脱衣室やサンルーム等)だけで干される方も・・。室内なので天候に関わらず洗濯物を乾かさなくてはイケナイからちょっとした工夫が必要となります。
濡れた洗濯物から放出される水分はドコに行くのでしょうか?外に干す場合は、風に乗って水分が放出されますが、室内の場合は洗濯物から室内に水蒸気が移った後の行方が問題になります。除湿(除湿機やエアコン)や換気(換気扇)しないと室内に残るので雑菌の繁殖や結露の原因にもなります。
また、除湿機以外に扇風機を併用しているご家庭もあります。これが冒頭にある「風」ですが、洗濯物を乾かすのにどう関係しているのでしょうか?
洗濯物から放出された水分は一気に拡散するのではなく、少しずつ拡散していくのですが、水分が混み合うことでその周囲の湿度が高くなります。その部分に風を当てると混み合った水分が吹き飛ばされるので次の水分が放出されやすくなり、これが「風/空気の流れを作る」の役割だそうです。
お客様宅ではサンルーム内に除湿機を置いて洗濯物が早く乾くように心掛けておられますが、お子様が大きくなるにつれて洗濯物が増えて回数が多くなってきたご様子。
[洗面脱衣室]
リビングにも洗濯物を干さざるを得ない環境は寒い冬場でしたらどこのご家庭でも見受けられます。リビングではエアコンの除湿機能によって乾きやすくなっています。サッシのゴム枠には室内干し・室内水蒸気の増加による結露化は見受けられませんでした。
[リビング] [リビング/西側]
2015年11月18日(水)お家の点検10年目(富山市婦中町Y邸)
所要時間 14:08~15:13 小雨
スタッフ 砂田、渡辺
【Y邸の紹介/建築後の定期的な訪問検査が有料だったら受けたくない?】
Q 訪問検査は無料ですが、有料になった場合は?
A 有料になったら受けたくない(無料だから受ける)
アンケートによると、アフター対応を重視されているご様子でした。今回のアンケートは建築前ではなく建築後に書いて頂いたので、アフターに対する関心は大きいと思われます。
訪問検査を有料で実施している住宅メーカーや工務店、自主的な訪問検査(定期点検)そのものを実施していない場合もあると思います。訪問検査は内容にもよるのですが、起こり得る現象の早期発見や劣化等を遅らせる役割があります。訪問検査をキッカケにお客様に「気づき」が芽生えてメンテナンスに関心を持たれる方もいらっしゃいます。
もしも建築した会社に訪問検査が無かったら・お客様が有料だから受けなかったりしたら・・・を考えると、お客様にも会社側にも金額以上のデメリットがあることも想定されます。無料の定期的な訪問検査は必要ですが、何らかの理由で実施できない会社があるのも事実。弊社では数多くの現象やお客様の認識の違い等で起こり得る事例を体験しているので、訪問検査の必要性を実感しています。