Q 開き戸が完全に閉まらない(案内葉書)
[渡り廊下/母屋への入口]
A 現状を確認。扉が少し下がることでラッチがラッチ受け(ストライクボックス)に入らない状態でした。扉の付け根にある上下・高さを動かせる丁番を回すことで現状を改善。
Q 開き戸が下がっているせいか、扉が開閉しにくいこともある。
Q 現状を確認。ガラスが入ったオシャレな扉仕様です。ガラスの重量によって戸先が下がる傾向もあります。
[LDK]
丁番近くから戸先に行くにしたがって底部の隙間(扉と床の間隔)が狭くなっている状態。
扉の下がりもありますが、床が少し盛り上がっているとも考えられます。
まずは下の丁番のカバーを外して上下に扉の高さを調整できるネジ回し。次に扉の奥行き(前後・左右)を変更できる上の丁番にある固定ビスを補正。
扉の傾きを補正する時、扉の水平さを保つ為に片手で扉を持ち上げながら、もう一方でドライバーを回す必要があります。今回の扉はガラスが入って重いので、中谷が戸先を持ち上げてフォローしています。
上の丁番の位置を少し奥(ドア枠側)に移動すると、戸先を少しでも上げられるようになると判断。そこで、丁番自身の位置を移動させる為に重い扉をいったん取り外しました。
ノミとカナヅチで丁番をはめ込んでいる型を少し深く削ることになりました。
少し深く掘って、改めて丁番を型に取りつけ。
試行錯誤したのですが、劇的な改善にはならなかったのが残念です。将来的に同様の現象(床との引っ掛かり)が発生した場合は「扉の底部を切る・削る」方法になると思われます。
Q 子供が開き戸のストッパーを越えて開けることもあり、ドアが傷つくかもしれない。
A 現状を確認。普通に(大人が)ドアを開ける場合は加減することでマグネット式のストッパーが正常に反応・機能しますが、お子様の場合は手加減しないで思い切って開けることもあるそうで、傷がつくかも・・・と心配されているご様子。
[LDK]
このように勢いが加わると、マグネットを通り越してしまう現象のようです。
扉がマグネットをオーバーして開くと、どの部分でぶつかって、どの箇所で衝撃を緩和させるか検証した結果、最初に当たる箇所は扉の下ではなく、上の部分でした。この箇所に涙目(クリアバンパー)を取り付けて傷がつくのを防ぐようにしました。(透明の丸い物体が貼られているのが見えますか?)