小屋裏点検を実施。
特に異常はありませんでした。
暖房器具はエアコンや石油ファンヒーターです。リビングでは特に結露跡は見受けられませんでした。
[リビング/南側]
2階居室の小窓の枠周辺が結露化していました。1階の暖かく湿った空気が2階に移動(空気・温度の対流)し、冷たい部分に当たって結露化したものと思われます。
[2階居室]
エアコンは除湿効果がありますが、加湿器や石油ファンヒーターによって室内に水蒸気を放出させていることで湿度が上昇します。ただし、ご家族のお体の健康を考えると、ある程度の湿度は必要です。
今の季節は洗濯物が非常に乾きにくい時期。暖かなLDKで室内干しされるお客様は大勢いらっしゃいます。乾くことで室内水蒸気量が増加(洗濯済みの濡れている衣類から室内に水蒸気が移動)し、室温の低下とともに結露化します。起こり得る現象をあらかじめ知って頂き、定期的な拭き掃除等で将来的なカビ発生を抑えて頂くよう助言。
コメントや感想が欲しい時、社内で写真等を回覧して意見を募る場合があります。人気番組でオーディエンス(聴衆・観衆)からの意見を聴くクイズもあったかと思いますが、他人の経験的知識にすがる思いですね。
お客様への新築現場確認。同じ場所に居ない場合、同じ画像を見ていても対面で指差し確認・相手の視線を見ないと誤解を招く場合もあります。相手の経験や知識等によって見て判断・確認する行為が異なってくるのが関係していると思われます。
建築開始から引き渡しまでの間には「お客様への工程報告」があります。お客様と直接、昼間の明るい現場等でご説明するのがベストですが、お客様と弊社スタッフのスケジュールが合わない場合はメールやFAX、電話等でご案内しています。送る写真はどのように撮っているのか?気になるところですが、一般的には全体・部分画像等々で少しでも分かりやすくなるよう工夫していると思います。
さて、弊社の定期点検は直接お客様宅に伺う訪問点検です。実際にお客様の前で確認・補修作業等、最後にはお客様の同意を得た署名を頂いて点検終了となります。お客様の確認を得ながら点検・補修作業を進めていくのは「アフターフォローの工程報告」とも言えるかもしれません。
「建ててからが本当のお付き合いの始まり」と住宅メーカーが合言葉のように広告宣伝等で発信していますが、現実はどうなのでしょうか・・・気になるところです。
2013年12月12日(木)お家の点検2年目(富山市Y邸)
所要時間 9:54~11:12 雪
スタッフ 横窪、渡辺
【Y邸の紹介】
1年目に引き続き、2年目(2回目)の公式訪問(定期点検)になります。同じお家・ご家族などに関する記事を書くとなると・・・難しいのですが、とにかく色んな切り口を見つけて書き続けます(笑)
これは洗面脱衣室に貼ってあるエコカラット、そして間接照明で照らされた優しい雰囲気です。住み始めて2年が経過すると、どこのご家庭も毎日の慌ただしい生活の中でふと気に留めることも少なくなってくるのかもしれませんが、この記事を様々な方が読まれて、改めてご自宅の様子を思い起こして頂ければ幸いです。
壁の間接照明を見ていると、オシャレなホールの間接照明でムーディな雰囲気が感じられます。
「明かり」計画。不特定多数の方々が宿泊する大きな施設ではなく、ご家族専用のお家の中でどんな風に光景を移植・縮尺・変換するのか、設計者の腕の見せ所ですね。
階段の踏み桁には滑り止め防止のマット。その中でも無造作に置いてあるマットを発見。お客様に聞いてみると、愛らしいワンちゃんが滑らないように・・・との心配りだったそうです。元気に駆け上がるワンちゃんを見ていると、「なるほど」と頷いちゃいます♪
[雨水枡]
1年目点検後のフォローではお客様からの「カーポートにある雨水枡の周囲(コンクリート)にギザギザな箇所がある」とのご指摘で枠内を削った経緯がありました。今回は車の真下で蓋を開けて内部の検査が出来なかったのですが、外から見る限りですが補正した跡が見受けられました。
[建物正面/南側]
[1年目]
[汚水枡]
汚水枡の点検を実施。白い油脂等が溜まっていました。
[建物右面/東側/キッチン]
そこでホースをお借りして水流で洗浄することになりました。
キッチンのシンク等の排水から油汚れを含んだ洗剤排水が配管を流れる時、温度的・電子的に油分を再放出することで油脂等が溜まる現象があります。外は雪降りで非常に寒かったのですが、起こり得る現象をお客様の目で見て頂いて、今回のような洗浄による定期的なメンテナンスをお願いしました。