Q ヤンチャな子供たちが開き戸を思いっきり開けることの繰り返し。壁クロスに穴が開いた。
A 現状を確認。壁クロスの貼り替えを希望される場合は、範囲を決めて数万円で対応できること、穴の開いた部分は貫通していないのでパテ処理で済むと思われます。
[LDK]
開き戸のノブが緩んでいるのを発見。ドライバーで根元のビスを増し締め。

[雨水枡]
雨水枡の蓋を開けて検査。底部に少し泥が溜まっていますが、雨樋を通って流れてくる雨水に混じっていた泥が枡内で沈殿したものなので、特に問題はありません。
[建物後面/南西側] [建物後面/南東側]
雨水枡の蓋の上にはブロックが載せられていました。強風時に風(風圧)が雨樋を通って雨水枡に進入すると点検枡内の圧力が大きくなって蓋が飛ばされる事例があります。
[汚水枡]
汚水枡の検査。今回の5年目点検の段階で白い油脂等が溜まっている現状をお客様にも見て頂きました。
[建物後面/南側/キッチン]
お客様からホースリールをお借りして汚水枡の洗浄をしました。築5年目にもなると、生活スタイルにも関係しますが、油脂等が溜まってくる傾向があります。今後は排水管の詰まり防止の意味で数年毎にホースの水流で洗浄して頂くようお願いしました。
[通気管の様子] [点検枡の様子]
Q 引き戸が完全に閉まらない・隙間ができる(事前葉書)
A 現状を確認。引き戸が完全に閉まらない状態でした。引き戸の上部にあるソフトクローズの部材の動きに摩擦があるように感じられたので、いったん引き戸を取り外して部位を確認。
[1階トイレ]
試しにシリコンスプレーを吹き付け(摩擦の軽減)して引き戸の開閉テストをしたのですが、改善されませんでした。
次に台車の状態を確認。引き戸の側面下部にある、台車の高さや傾きを調整できるネジを補正しても状態は変わらなかったので、台車を取り外してゴミの詰まりの有無を検査。
お客様からキリなどをお借りしながら車輪の掃除を実施。その後に引き戸を元に戻して開閉検査をしましたが、改善されません。後日、メーカー同行で対処することになりました。
今回の大掛かりな引き戸のお掃除がキッカケで他の洗面脱衣室の引き戸もお掃除することになりました。車輪にゴミが溜まる主な原因は髪の毛のようですね。
お客様がお家の排水経路に関心があったので、まずはお家の周囲にある雨水枡を紹介。雨樋を流れる雨水が雨水枡に入って・中継して側溝に流れていることを紹介。
[雨水枡]
[建物前面/西側] [建物後面/東側]
[汚水枡]
浴室やキッチン等からの生活排水。屋内の排水口から排水管を通って道路にある下水道本管まで流れる中継地点の汚水枡の場所を紹介。汚水枡の蓋を開けるとお客様は興味津々で内部を見ておられました。
[建物後面/西側/浴室]
今回は油脂等の溜まりは特に見受けられませんでした。室内の排水口に流れた排水は外部にある通気管を経由して汚水枡に流れること、通気管の蓋にはスムーズに排水されるように空気穴が開いている等々を説明。次回の5年目点検では実際にホースの水流で内部を洗浄することになります。
Q 蛇口の先端のパイプ内に入って固定されるはずの波型の板(整流器)が中で動いているのでは?
[洗面脱衣室/多目的洗い器]
現状を確認。洗い器のパイプを取り外してラジオペンチを使って整流器を固定できるように試してみたのですが、改善されませんでした。後日、専門業者へ依頼することになりました。
整流器とは?(参考/http://sigoto-syumi-nikki.seesaa.net/article/383409882.html)
蛇口やコックを回すと自然に(水圧によって)出てくる水道水。ネットで調べてみると、出口から真っ直ぐ出てくることに仕掛けがあるようです。
私たちが飲料等に使っている水は川の水などが浄水場でキレイにされて各家庭にくるのですが、水道管は曲がりくねっているせいか、その運動慣性が残った状態で蛇口に到達しています。もし、蛇口の先端に何も無かったら慣性の作用によっていろんな方向に飛び散ったり、水跳ねが起こるようです。この力をまっすぐに修正するために整流器が取り付けられているそうです。
Q 木製の椅子で引きずってしまい、白いキズが付いてしまった。
[リビング]
タオルで白い部分を擦っても変化がありません。そこで手持ちの「スーパーフォーム」という薬剤を吹き付けして塗装の汚れを擦ってみると、周囲の木の色が少し薄くなりましたが。遠目ではスリ傷が目立たなくなりました。
別の場所にもキズがありました。何をぶつけたのか分かりませんが、少し深いキズでした。同じ薬剤を吹き付けして擦っても目立っていたので、違う方法を取りました。
お客様に補修材の「かくれん棒」をお貸しして、傷口に塗り込んで頂くようお願いしました。クレヨン感覚で手軽にキズ補修できます。お客様の労力の甲斐あってか少しは目立たなくなりました。このように補修材を上手に使うことで目立たなくなる事例を体験して頂きました。