点検ブログ

  • 【お家のメンテナンスについて】12月13日(土) 定期点検2年目(富山市T邸)

    Q 屋根材はコロニアル仕様。「10年目を目安に表面に防水塗装を施したほうが良い」とあるが、防水塗装をしなかったら、雨漏りの可能性があるのか?
    A 屋根材(仕上げ材)表面の色あせと雨漏りとの直接的な関係はないようですが・・・。
    でも、自然環境等によって表面の防水効果(耐候性)が次第に落ちてきたり、屋根雪が凍結し、地面に落ちる時に仕上げ材の表面を傷つけたりすることもあるそうで、その傷ついた部分から水分を吸収するようになります。
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    これが冬場では、水分の凍結(体積が1.1倍に膨れる※2)や解凍の繰り返しでヒビが入りやすくなり、太陽の紫外線の影響も合わさって、更に劣化のスピードが速くなると、防水シート(アスファルトルーフィング)が露出してしまう可能性もあります。

    ※2 ペットボトルの飲料を凍らすと、容器がパンパンに張ってしまいますね。

    防水シートは風雨によって破れたり、飛んだりします。また、直射日光にさらされれば熱で溶けたりすることもあるようで、これを保護する屋根材の定期的なメンテナンスが必要となってきます。
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    したがって、仕上げ材を保護しないと最終的には雨漏りに結びついてしまうようですね。
    (参考/2008年12月13日富山市U邸2年目点検、屋根点検)

    また、外壁のコーキングの劣化等が速い箇所は、日当りが強い「南側と西側」で、紫外線等による経年変化になります。防水シートを外壁材が保護しているという構造は、屋根の仕組みと似ていますね。
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    (参考/2008年11月14日富山市Y邸2年目点検、外壁)