点検ブログ

  • 【お家の提案と住まわれるお客様】2月12日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町I邸)

    お家については、「やっぱり魅力的ではないと!」や「電気代等のランニングコストを考えたい!」、「自然素材を使って、健康的な環境で暮らしたい!」、「とにかく低予算で抑えたい!」等々、様々な思いがあると思います。
    現在の住宅市場では、お客様のご希望・ご要望と会社側の提案をマッチさせる傾向にあります。
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    住まわれて1年目のアンケートでは、「ここがステキ!知人から褒められる」や「提案された間取りが良くって便利」、「もう少し、部屋を広く取れば良かった」、「ずっときれいなままでいたいから、こんな工夫をしている」、「住み始めて最初の頃は、子供が床や壁等を傷つけるかと神経質であったが、今になると諦めの境地」等々、様々な感想がありますね。
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    では、お家のメンテナンスの立場で考えると・・・少し変わってくるかもしれません。
    住み始めて2年目以降、毎月気になるのは水道光熱費で、去年の同じ時期とを比較しますよね。
    これはお財布のお話。
    (参考/2008年8月28日富山市K邸2年目点検、調理器具)

    太陽の紫外線や季節の温度・湿度の変化、風雨、立地等の外的要因では、外壁のコーキングや屋根材の経年変化、モルタルのヒビ、木部の伸縮、雨垂れ等々、これらを防ぐことはなかなか難しいです。
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    これが生活スタイル(水蒸気の発生)等の内的要因では、結露や床鳴り、クロスの変化、ドアの開閉等々、仕組み等が分かっていれば、その場や今後の対処方法、未然の注意等で改善できると思います。
    でも、お掃除とメンテナンスはちょっと違うので、なかなか好きではない限り、難しくもあります。
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    全てに共通しているのは「変かな?気付いた時、発見した時」という、お客様の使い勝手や使用頻度等で、住まわれているお客様にしか分からない「現象への早期対処が有効」という事、そして、「起こり得る事例を知っている事」が大事ですね。
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    この「住まいの管理手帳」。建築業界に携わっている者でも知らなかった事例が多く掲載されていますが、スタッフの経験的知識のほうが優っている場合も多々あります。
    また、お客様が独自に調べられて工夫されて、スタッフが勉強させられることもしばし。

    これからの定期点検。もっともっと勉強が必要なんだな、と今後の点検現場が楽しみになりました。